第26話 スペースヒューマン

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・タンクトップのケビン (船外がら船内に入る担当)

・上げすぎズボンのフランク (タンクトップのケビンに酸素補給担当)

・前髪のジョニー (ダイナミックシールドに突撃担当)

・もみ上げのザック (レトロなロッキングチェアに揺られる担当)

・スパッツのトニー (肩車状態での反復横跳び担当)

・カリスマドクターのマーカス (肩車状態での反復横跳び担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信・スクリーン担当)

・海パンのリッキー (レーダー担当)




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「あ、宇宙人!ちょっと待ってくれ!割り込みが入った!」

(「・・・・・」)


「どうした!上げすぎズボンのフランク!」

「チーフ!(コーー)タンクトップのケビンのスペーススーツにエアボトルを詰替えました!(コーー)」

「そうか!よくやった上げすぎズボンのフランク!」


「タンクトップのケビン!無事か!?」

「(コーー)大丈夫ですチーフ!間に合いました!どうぞ!(コーー)」


「よし!2人とも船内に戻って来るんだ!」

「(コーー)了解しましたチーフ!(コーー)」


「チーフ!チーフ!捕まえました!捕まえましたよ!」

「何やってる!もみ上げのザック !お前はレトロなロッキングチェアに揺られてたはずだ!」

「いや、こいつが、すぅーーーって船の中に入って来たんですよチーフ!そこの壁から!」

「壁から!?」

「だからこの、素晴らしきサスマタで捕まえました!宇宙人を!」

「わかった、もみ上げのザック !よくやった!」


「海パンのリッキー 、反対側から宇宙人を素晴らしきサスマタで挟み込め!」

「了解チーフ!素晴らしきサスマタで挟みま、あ!宇宙人のスペーススーツが!消えます!」


「スペーススーツの中から・・・おっさんが出て来た・・・」


「あ!逃げるぞ!しっかり挟め!素晴らしきサスマタで挟み込め!」

「了解チーフ!!お!こら!暴れるな!」


(「めて・・・さい・・」)


「あ!何か言ってますチーフ!宇宙人のおっさんが何か言ってます!」

「よく聞き取れない!全員静かにしろ!」


(「やめて・・・下さい・・・」)


「やめて下さい?まず暴れないと約束しろ!おっさん!」

(「分かりました。暴れません。だから乱暴しないで下さい」)

「いいだろう、だが2人は素晴らしきサスマタで挟んでおくんだ!こいつがいつ暴れ出すか分からないからな!」

「了解チーフ!」


(「暴れませんよ、最初から何もしていないじゃないですか」)

「で、お前は何だ?」

(「宇宙人です」)

「目的は何だ?」

(「目的?いやいや、私が分裂したり、姿を変えたり、言葉を喋ったり、シールドや壁をすり抜けることは気にならないのですか?」)

「気にはなる、だがお前はこうして捕まっている!すり抜けるはずのお前がな!」

(「そうなんです!この武器は何ですか!?私は全てをすり抜けることが出来るはずなのに!」)

「素晴らしきサスマタだ」

(「素晴らしきサスマタ・・・」)

「ああそうだ、それが!素晴らしきサスマタの威力だ!」

(「素晴らしきサスマタの威力・・・」)


「で、お前の目的は何だ?」

(「友達を助けて下さい」)

「友達を助けろ?」

(「はい」)

「ちょっと待て、お前はその為にこの船を黒い物体に引き寄せたのか?」

(「はい」)

「で、外の3人をおかしくしたのもお前か?」

(「はい」)

「てめ、この野郎!!」


「チーフ!やめて下さい!まず話しを聞きましょう!」

「そうだな、もみ上げのザック!」


「よし、話しを続けろ宇宙人!」

(「私の友達というのは、」)


「チーフ!上げすぎズボンのフランクから連絡です!緊急だと言ってます!」

「よし!シークレットヘアーのアンディ、繋いでくれ!ぁ、宇宙人ちょっと待ってくれ!」

「繋ぎましたチーフ!上げすぎズボンのフランクです!」


「どうした!上げすぎズボンのフランク!」

「チーフ!(コーー)ハッチが壊れました!(コーー)船内に入れません!」

「何!?」





ついに役に立った素晴らしきサスマタ!

そして宇宙人との接触!

船外で謎の行動をとる3人!

さらにハッチが壊れるという突発的な事故が発生!

その原因は一体!

さぁ、クルーたちの運命やいかに!

次回「目的とは」お楽しみに!



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