第33話 かそけき光

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・海パンのリッキー (塔に向かう担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信担当)

・もみ上げのザック (操舵担当)

・タンクトップのケビン (塔に向かう担当)

・上げすぎズボンのフランク (塔に向かう担当)

・前髪のジョニー (船外で異常行動担当)

・スパッツのトニー (船外で異常行動担当)

・カリスマドクターのマーカス (船外で異常行動担当)


・初老のおっさんの孫娘 アミーラ(道案内担当)



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「落ち着けアミーラ!大丈夫だ!落ち着くんだ!」

「何が落ち着けだ!塔が吹き飛んでる!どうするんだ!バカたれが!」

「まあ見てろ」


「海パンのリッキー!人感センサーEXを起動しろ!」

「了解チーフ!人感センサーEX!起動!」

「よし!罪人を探すんだ!」

「反応ありませんチーフ!」

「よく探せ!海パンのリッキー!」


「どうすんだ貴様!」

「大丈夫だアミーラ!大丈夫だ!」


「どうだ、海パンのリッキー!」

「ありませんチーフ!生体反応、全くありません!」


「あたしは罪人の心配などしていない!塔を壊したことを言っているんだ!」

「どういう事だ、アミーラ!」


「あ!チーフ!生体反応ありました!あそこです!」

「よし!居た!居たぞアミーラ!」

「・・・知らんぞ、あたしは・・・」


「よし!船を下ろせ、もみ上げのザック!」

「了解チーフ!着陸します!」


「タッチ・・・ダウン!」


「よし!シークレットヘアーのアンディ!生体反応のあった場所をメインスクリーンに映せ!」

「了解チーフ!メインスクリーンに映します!」

「あれだ、動いてる!シークレットヘアーのアンディ!あそこをズームしろ!」

「了解チーフ!ズームします!」


「こいつか!こいつが罪人なのかアミーラ・・・」

「たぶんそうだ」

「たぶん?罪人の顔を知らないのか?アミーラ」

「知る必要はない、1人で塔に居るのが罪人だ!」


「チーフ・・・何かすごい、怒ってますよ、このおばちゃん・・・」

「ああ、怒っているな・・・」

「しかしチーフ、このおばちゃんよく生きてましたね、あれだけの爆破で・・・」

「だな、タンクトップのケビン・・・よし!全員よく聞け!これよりこの女を回収する!」

「了解チーフ!」


「貴様ら!ちょっと待て!あの女を捕まえる気か?それは無理だ!」

「なぜだ!?どうして無理なんだアミーラ!」

「あの女は、じいじ にしか捕まえられない!」

「じいじ?最初に会ったお前の爺さんか?宇宙人の?」

「そうだ!じいじ以外はあの女に見つめられると、男も女も全て骨抜きになる!」


「え?チーフ、あの怒っているおばちゃんに見られると全員メロメロになるってことですか?」

「そうらしい、シークレットヘアーのアンディ」

「ほんとですかね?あれですよ?」

「ああ、だがそれがあの女を閉じ込めていた理由だろう!とにかくその力で3人を救うことができる!」

「ですね、チーフ」

「よし!シークレットヘアーのアンディ、船を頼む!後は全員出動だ!フル装備で女を捕らえる!急げ!」

「了解チーフ!出動準備します!」


「バカたれ、待て!貴様らには無理だ!あの女を捕まえるのは無理だ!」

「大丈夫だアミーラ!心配ならここで待ってろ!」

「いやだ!あの男が行くなら、あたしも行く!」

「あの男?海パンのリッキーのことか?」

「そうだ!」

「まあいい、好きにしろ!」


「よし、全員行くぞ!」

「了解チーフ!」





罪人のおばちゃんを発見したクルーたち!

果たしてクルーたちは、おばちゃんを捕まえることができるのか!

そしてこの おばちゃんの正体とは!

さぁ、時間がせまる!急げクルーたち!急ぐんだ!

次回「対決」お楽しみに!


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