第11話 終わりなき遊撃

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・前髪のジョニー (さらなる高速ヘッドスピン担当)

・もみ上げのザック (素晴らしきサスマタ担当)

・シークレットヘアーのアンディ(素晴らしきサスマタ担当)

・タンクトップのケビン (船外でメインエンジン解体担当)

・上げすぎズボンのフランク (船外のタンクトップのケビン観察担当)

・海パンのリッキー (レーダー担当&通信・スクリーン担当)

・スパッツのトニー (引き続き行方不明担当)

・カリスマドクターのマーカス (医務室で行方不明担当)




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「止まっ!止まりましたチーフ!前髪のジョニーの回転が止まって倒れました!」

「連続階段落ちの衝撃で止まったようだ・・・あ!近寄るんじゃない!もみ上げのザック!」

「でもチーフ!前髪のジョニーはぐったりして動きませんよ!」

「だめだ!近寄るな!誰も近寄るんじゃない!」

「チーフ!頭が!前髪のジョニーの頭が!」

「よせ!もみ上げのザック!それ以上言うんじゃない!」

「でもチーフ!頭が!・・・カッパ状態です!」

「わかってる!もみ上げのザック!あれだけ回れば摩擦で!摩擦で!」


「チーフ!謎の物体との接触まで距離約800!速度上がってます!」

「時間は!?海パンのリッキー!」

「残り時間およそ5分!5分ですチーフ!」

「海パンのリッキー!ダイナミックシールドはまだ起動しているか!?」

「はい!起動中ですチーフ!」


「しかしチーフ!なぜ前髪のジョニーはヘッドスピンを始めたのですか?」

「わからない!わからないんだシークレットヘアーのアンディ!」

「あの変なヘルメットを被ってからですよね?チーフ!」

「わからないと言ってるだろ!シークレットヘアーのアンディ!」

「そうですかチーフ」

「ただ一つ言えるのはビューティーヘルメットは装着から8時間は解除できないということだ!」

「という事はあと5時間はあのまま・・・ですねチーフ」

「そうだシークレットヘアーのアンディ!そういう事になる!」


「チーフ!メインエンジンにトラブル発生です!」

「くそ!タンクトップのケビンの仕業か!なぜバラバラなんかにしてるんだ!」

「どうしますチーフ!」

「補助エンジンの起動準備をしておいてくれ!海パンのリッキー!」

「了解チーフ!」


「チーフ!前髪のジョニーが!前髪のジョニーが立ち上がりました!」

「もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!素晴らしきサスマタを構えろ!」

「了解チーフ!素晴らしきサスマタ構えます!!」


「前髪のジョニー!落ち着いて聞いてくれ!」

「・・・・・」

「前髪のジョニー!?どうした!?なんとか言ってくれ!」

「・・・・・」

「ジョニー!前髪のジョニー!!」

「・・・・・」


「だめだ!反応がない!もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!用心しろ!」

「了解チーフ!」

「またいつヘッドスピンを始めるかわからないぞ!」

「了解チーフ!素晴らしきサスマタ!両側スタンバイ中です!!」


「チーフ!謎の物体との接触まで距離約250!残り時間1分!1分です!チーフ!」

「くそ!全員衝撃に備えろ!海パンのリッキー!船内に警報を出せ!」

「了解チーフ!」


「もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!素晴らしきサスマタを置け!」

「え?でもチーフ!前髪のジョニーは!?」

「仕方がない!2人とも素晴らしきサスマタを置いて衝撃に備えろ!」


「チーフ!謎の物体!目の前です!接触します!」

「全員つかまれ!!来るぞ!!来るぞ!!」





謎の巨大物体に吸い寄せられたクルーたち!

無意識で立ちすくむカッパ状態の前髪のジョニー!

今回もあまり役に立たなかった素晴らしきサスマタ!

一体全体こいつらは何をやっているのか!?

次回「覚醒の幕開け」お楽しみに!

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