第10話 絶望へのカウントダウン

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・前髪のジョニー (まだまだ高速ヘッドスピン担当)

・もみ上げのザック (コントロールルームの扉開放担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信・スクリーン担当)

・タンクトップのケビン (船外でメインエンジン張り付き担当)

・上げすぎズボンのフランク (船外のタンクトップのケビン観察担当)

・海パンのリッキー (レーダー担当)

・スパッツのトニー (引き続き行方不明担当)

・カリスマドクターのマーカス (医務室で行方不明担当)




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「うっひゃ~!チーフ!助かったぁ!!」

「何てことしたんだ!もみ上げのザック!来るぞ!入って来る!ジョニーが!前髪のジョニーが!!」

「来た来たチーフ!入って来ました!ヘッドスピンする前髪のジョニーが!!」

「慌てるな!もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!2人ちょっとこっちに来てくれ!」

「なんでしょうチーフ!!」

「いいか!2人には素晴らしきサスマタの装備を許可する!」

「素晴らしきサスマタ!?チーフ!本気ですか!?」

「ああ本気だ!不審者や犯人を取り押さえるUの字に棒がついた必殺武具のスペシャルバージョン!素晴らしきサスマタを装備するんだ!!」

「りょ、了解チーフ!素晴らしきサスマタ!装備します!」


「ん!?どうした!様子がおかしい!」


「チーフ!前髪のジョニーが踊り場までしか入って来ません!恐らく階段があるからではないでしょうか!?」

「だな、シークレットヘアーのアンディ!あの段差をヘッドスピンしながら降りるのは頭頂部が相当痛いはずだ!」

「チーフ!今なら素晴らしきサスマタで取り押さえることができます!!」

「よし!すぐに用意するんだ!もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!」

「了解チーフ!」


「チーフ!謎の物体との距離約1,200!どんどん吸い寄せられています!」

「海パンのリッキー!時間は!?謎の物体との接触までの時間は!?」

「接触までおよそ10分!10分ですチーフ!接触したら一体どうなるんですチーフ!」

「分からん!海パンのリッキー、一時的にシークレットヘアーのアンディの通信システムを任せていいか!?」

「了解チーフ!通信システム、一時的に引き継ぎます!」

「早速だが海パンのリッキー、上げすぎズボンのフランクを呼び出してくれ!」

「了解チーフ!上げすぎズボンのフランクを呼び出します!!どうぞ!!」


「上げすぎズボンのフランク!船外のメインエンジンに張り付いたタンクトップのケビンの様子はどうだ!?」

「チーフ!どうやらタンクトップのケビンはメインエンジンをバラバラにしています!!」

「なに!?メインエンジンをバラバラに!!」


「チーフ!来た!前髪のジョニーが!階段を降りて来た!」

「なに!!回転しながら階段を!!そんなことが!頭頂部が痛くないのか!?」

「どうしますチーフ!」

「サスマタだ!もみ上げのザック!シークレットヘアーのアンディ!素晴らしきサスマタで挟み撃ちだ!」

「了解チーフ!」

「え!何やってる!!シークレットヘアーのアンディ!」

「あ、いや、素晴らしきサスマタで前髪のジョニーをちょっと押しただけですチーフ!」

「ちょっと押したって!?バランスが崩れてるぞ!落ちる!落ちるぞ!!前髪のジョニーが落ちる!」

「こっちから行けますチーフ!素晴らしきサスマタでこっちから行けます!」

「それは無理だ!もみ上げのザック!やめとけ!」

「行けますよチーフ!そ~れ!ぅわ!あああ!」

「吹き飛ばされた!もみ上げのザックが前髪のジョニーに吹き飛ばされた!」

「落ちますチーフ!そっちにヘッドスピンの前髪のジョニーが落ちます!!」

「逃げろ!逃げるんだ!」



遂にヘッドスピンで階段を落下した前髪のジョニー!

素晴らしきサスマタとか言うモノは果たして役に立ったのか!

更にメインエンジンをバラバラにするタンクトップのケビン!

そして吸い寄せる巨大物体!

クルーたちの運命は!?

次回「終わりなき遊撃」お楽しみに!

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