第15話 外伝 タンクトップのケビン 01 発端

「了解チーフ!ダイナミック・シールド、スイッチON!OFF!ON!OFF!ON!あ、こわれた!」

「どうしたタンクトップのケビン!」

「チーフ!ダイナミック・シールドのスイッチが壊れました!!何回もオンオフしていたら壊れました!」

「そうか仕方ない!ダイナミック・シールドを手動で起動出来るか?タンクトップのケビン!」

「はい、できますチーフ!ですが船外での作業になります!」

「船外!?間に合うのかタンクトップのケビン!」

「おそらくギリギリです!ですのでアレの装着の許可をチーフ!!」

「タンクトップのケビン!お前まさかアンブレラ・タンクトップを!?」

「はい!急がないと時間がありませんチーフ!」

「分かった!アンブレラ・タンクトップの装着を許可する!気をつけろタンクトップのケビン!」

「了解チーフ!」


よし!まずはスペーススーツを装着だ!

エアーに気密もOK!

生命維持装置OK!

通信機器OK!

そして最後に、アンブレラ・タンクトップを!装着!

OK!

行くぞ!命綱をロック!

外部ハッチ!オープン!


よし!慌てるな 慌てるな!

ダイナミック・シールドの手動スイッチはそんなに遠くない!

もう少しだ!

ん!?通信が入った!チーフからだ!


「タンクトップのケビン!現在の状況は!?」

「(コーー)チーフ、もう少しでダイナミック・シールドの制御盤です!どうぞ!(コーー)」

「タンクトップのケビン!急げ!時間がない!!」

「(コーー)了解チーフ!(コーー)」


よし!制御盤だ!

開いたぞ!


「タンクトップのケビン!残り2分だ!!」

「(コーー)チーフ!今制御盤を開けたところです!どうぞ!(コーー)」

「間に合いそうかタンクトップのケビン!」

「(コーー)チーフ!今、手動でスイッチを入れました!どうぞ!(コーー)」

「よし!よくやったぞタンクトップのケビン!」

「(コーー)チーフ!手動だと5分はかかります!どうぞ!(コーー)」

「5分!?間に合わないぞ!!」


来た!

あれが謎の物体か!

何だあれは!?

形が!いや空間が変形している!

変形しながら突っ込んで来る!

これはもうアンブレラ タンクトップを使うしかないのか!?

く、来るぞ!

よし!やる!開くぞ!


「タンクトップのケビン何かにつかまれ!!」

「(コーー)チーフ!アンブレラ・タンクトップ、開きます!どうぞ!(コーー)」

「このタイミングでアンブレラ・タンクトップを開くだと!?やめるんだタンクトップのケビン!!」

「(コーー)チーフ!(コーー)アンブレラ・タンクトップ(コーー)開きましぅわぁぁああ!!」






ついにアンブレラ・タンクトップを開いたタンクトップのケビン!

今ここに壮絶なる男の闘いが始まる!

その行動力と決断は正しき道へのコンパスとなるのか!

次回 「外伝 タンクトップのケビン 02 狂ったコンパス」 お楽しみに!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る