第31話 浄化

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・タンクトップのケビン (船に向かう担当)

・上げすぎズボンのフランク 船に向かう担当)

・もみ上げのザック (操舵担当)

・海パンのリッキー (電撃ブーメランパンツ担当)

・前髪のジョニー (船外で異常行動担当)

・スパッツのトニー (船外で異常行動担当)

・カリスマドクターのマーカス (船外で異常行動担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信担当)


・初老のおっさんの孫娘 アミーラ(道案内担当)



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「チーフ!こちらシークレットヘアーのアンディ!船外のタンクトップのケビン達から連絡です!」

「了解した!シークレットヘアーのアンディ!タンクトップのケビンに繋いでくれ!」

「了解チーフ!繋ぎました!どうぞ!」


「タンクトップのケビン!どこにいる!」

「チーフ!(コーー)船に到着しました!今、後部ハッチの前にいます!(コーー)」

「そうか!タンクトップのケビン!こちらも今ハッチの内側にいる!これからハッチを開ける!少し下がってろ!」

「了解チーフ!少し離れています!(コーー)」

「後部ハッチ、オープン!」


プシュ~!


「チ、チーフ!スペーススーツは!?(コーー)」

「大丈夫だ、タンクトップのケビン!上げすぎズボンのフランク!この星には酸素がある、2人ともヘルメットを外して大丈夫だ」

「分かりました!(コーー)ヘルメット脱着します!・・・」


「とにかく、2人が無事で何よりだ!タンクトップのケビン!上げすぎズボンのフランク!中で休んでくれ!」

「チーフたちもご無事で安心しました!では少し船内で休ませて頂きます!」

「レトロなロッキングチェアを使え」

「え?チーフ!レトロなロッキングチェアを使ってよろしいのでしょうか!?」

「当然だ!2人ともしっかりと休んでくれ!」

「了解チーフ!で、チーフと海パンのリッキーはこれからどちらへ?」

「それはコントロールルームにいる2人に聞いてくれ!急ぎなんだ!」

「了解チーフ!」


「よし、行くぞ、海パンのリッキー!準備はいいな!」

「はいチーフ!まずは素晴らしきサスマタで女を捕りおさえるんですよね!?」

「そうだ、海パンのリッキー!だが女の様子を見てからだ!どんな力を持っているか分からんからな!」

「分かりましたチーフ!油断せずに警戒します!・・・あ!あそこです!女が居ます!」


「コントロールルーム!この会話は聞こえているな!」

「こちらコントロールルームのシークレットヘアーのアンディ!チーフ!聞こえています!」

「よく聞いてくれ、シークレットヘアーのアンディ!センサー、レーダー、スキャンシステム、全てを使って監視してくれ!」

「わかりましたチーフ!全システムで監視します!」

「よし、頼んだぞ!シークレットヘアーのアンディ!」

「了解チーフ!」


「では行こう海パンのリッキー!」

「はいチーフ!」


「・・・お前が、初老のおっさんの孫娘、アミーラか?」

「そうだ!あたしがアミーラだ!貴様らを案内するためにここに来た!」


「チーフ、可愛いのに口が悪い女ですね」

「ああ、油断するなよ、海パンのリッキー、あの姿もおそらく仮の姿だ」

「はいチーフ」


「何をしている!このノロマ共め!早く来い!案内してやる!行くぞ!っうわあ!」


「やった!捕まえた!女を捕まえましたチーフ!素晴らしきサスマタで捕まえました!」

「早い!早すぎる!海パンのリッキー!」

「こら!暴れるな!!チーフ!チーフ!この女、すごい力です!力が、うっひゃぁああー!」

「飛んだ!海パンのリッキーが吹っ飛んだ!なんて力だ!」


「貴様ら!あたしに何をしているのか分っているのかッ!」


「何でサスマタが!何でお前には効かないんだ!?素晴らしきサスマタが!」

「サスマタ?何のことだ!とにかく私は頭にきた!案内などするか!」

「待て!誤解だ!許せ!こちらのミスだ!」

「知るか!」

「待て!アミーラ!」


「チ、チーフ・・・」

「大丈夫か!海パンのリッキー!結構、飛んだぞ!」

「はい、わりと飛びましたチーフ!背中を打ち付けましたが、なんとか大丈夫です」

「そうか良かった、しかしあの女・・・なんて力だ」

「チーフ、あの女、行っちゃいますよ・・・よし!ここは何とか引き止めましょう!」

「あ、待て!海パンのリッキー!」


「チーフ!こちらシークレットヘアーのアンディ!聞こえますか!?」

「ああ、聞こえている!どうした、シークレットヘアーのアンディ!」

「チーフ!あの女!アミーラは宇宙人ではないかもしれません!」

「どういう事だ!シークレットヘアーのアンディ!」

「最初に遭遇した宇宙人とアミーラの物体スキャンのデータを比較してみました!全然違います!」

「どう違うというんだ!シークレットヘアーのアンディ!」

「アミーラは人間に近いですチーフ!というかほぼ人間です!」

「人間!?何を言っているシークレットヘアーのアンディ!宇宙人の孫娘と言っていたぞ!」

「ですがチーフ!物体スキャンのデータではそうなっています!」


「チーフ!連れてきました!アミーラです!」

「・・・来てやったぞ」


「海パンのリッキー!ちょっとこっちへ!」

「はいチーフ!」

「何と言って連れて来たんだ?」

「可愛いと言ったら来てくれました、チーフ」

「それだけか?」

「はいチーフ」


「おい、貴様ら!行くのか行かないのかどっちだ!」

「あ、ちょっと待ってくれ、アミーラ、通信が入った!」


「どうした!シークレットヘアーのアンディ!」

「チーフ!チーフ!」

「どうしたんだ!シークレットヘアーのアンディ!」

「落ち着いて聞いて下さい!チーフ!ここは!」

「ここは?」

「地球ですチーフ!ここは!地球なんですチーフ!」






異空間ホールを超え地球にやってきたクルーたち!

アミーラという孫娘の正体とは!

クルーたちは無事にブラック物質108に侵された3人の仲間を救うことができるのか!いや!

もしかしたら無理かもしれない!

次回「西へ!」お楽しみに!


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