第23話 残り10パーセント

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・タンクトップのケビン (船外がら船内に入る担当)

・前髪のジョニー (宇宙人に突撃担当)

・もみ上げのザック (電源管理ルームで気絶担当)

・スパッツのトニー (レオパードスパッツ装着で反復横跳び担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信・スクリーン担当)

・上げすぎズボンのフランク (コントロールルームに戻る担当)

・海パンのリッキー (レーダー担当)

・カリスマドクターのマーカス (謎の物体に操られ担当)




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「シークレットヘアーのアンディ!外で回転している前髪のジョニー に今すぐ繋げ!」

「了解チーフ!・・・チーフ!通信は繋がっていますが前髪のジョニーから応答がありません!」

「くそ!ダメか!」

「チーフ!このままでは前髪のジョニーが敵か味方かわからない宇宙人の集団に突っ込みます!」


「ならば!」


「シールドだ!海パンのリッキー !ダイナミックシールドを起動させろ!」

「ダイナミックシールド?どういう事ですチーフ!?」

「シールドのパワーを調節して前髪のジョニーと宇宙人の間にシールドを張る!」

「物理的に壁を作って接触を避けるんですねチーフ!了解!今すぐダイナミックシールドを、あ!!」

「どうした海パンのリッキー !?」

「スイッチが!ダイナミックシールドのスイッチがヘロヘロになっていますチーフ!」

「そうだった!タンクトップのケビンがオン、オフを繰り返して壊したんだ!」

「船外のスイッチから手動で起動させるしかありませんチーフ!」


「シークレットヘアーのアンディ!タンクトップのケビンに繋いでくれ!」

「了解チーフ!繋ぎました!タンクトップのケビンです!」


「タンクトップのケビン!よく聞いてくれ!」

「(コーー)どうしました?チーフ!どうぞ!(コーー)」

「いいかタンクトップのケビン!すぐに船外からダイナミックシールドを手動で起動してくれ!」

「ダイナミックシールドを手動で!?(コーー)今から起動させるのですかチーフ!?どうぞ!(コーー)」

「タンクトップのケビン!理由を説明する時間は無い!すぐに起動させるんだ!」

「了解チーフ!これから引き返して起動させます!起動には5分かかりますチーフ!どうぞ!(コーー)」

「よし!すぐに頼む!タンクトップのケビン!」

「了解チーフ!(コーー)」


「5分後では間に合いませんチーフ!前髪のジョニーはもう宇宙人の集団に突っ込みます!こちらからの攻撃とみなされます!」

「あわてるな!シークレットヘアーのアンディ!慌てるんじゃない!コンプリートミサイルの発射準備だ!」

「コ!コンプリートミサイル!?なにを言ってるんですチーフ!」

「前髪のジョニーの前方にコンプリートミサイルを打ち込み時間を稼ぐ!準備しろシークレットヘアーのアンディ!もう時間がない!」

「りょ、了解しましたチーフ!!コンプリートミサイル射程距離、調節OK!発射準備OKです!!」

「よし!コンプリートミサイル!!・・・ぅてぇー!」

「発射ー!」

「てー!」

「発射ー!」

「てー!てー!てー!」

「発射ー!発射ー!発射ー!」

「てー!」

「発射ー!」

「よーし!打ち方、やめぇー!!」

「・・・チーフ・・・・ぅ、打ちすぎでは・・・」

「大丈夫だ!よ~く見てろ!」

「チ、チーフ・・・・大爆発です・・・何も見えません、チーフ・・・」

「大丈夫だ!シークレットヘアーのアンディ!うろたえるんじゃない、タンクトップのケビンに繋いでくれ!」

「り、了解チーフ、繋ぎました!タンクトップのケビンです!」


「タンクトップのケビン!ダイナミックシールドの起動スイッチを押したか!」

「(コーー)はいチーフ!5分後に起動します!ですがチーフ!ミサイル打ちました?前方ですごい大爆発してますどうぞ!(コーー)」

「ああコンプリートミサイルを発射した!だが大丈夫だ!」

「そうですか(コーー)あ!それとチーフ!!(コーー)」

「どうしたタンクトップのケビン!?」

「大急ぎで移動したので酸素が残り10パーセントを切りました!どうぞ!(コーー)」

「後部のハッチまで持ちそうか!?タンクトップのケビン!」

「いや、持ちませんチーフ!どうぞ!(コーー)」





宇宙人は敵か!味方か!それとも中立か!

その宇宙人と前髪のジョニーの間に打ち込まれた大量のミサイル!

このミサイルが更なる危機を招くことを今はまだ誰も知る由もない!

そしてタンクトップのケビンの酸素は持つのか!

次回「増殖」お楽しみに!


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