第24話 増殖

【前回までのクルーたち】

・チーフ (リーダー)

・タンクトップのケビン (船外がら船内に入る担当)

・前髪のジョニー (宇宙人に突撃担当)

・もみ上げのザック (電源管理ルームで気絶担当)

・スパッツのトニー (レオパードスパッツ装着で反復横跳び担当)

・シークレットヘアーのアンディ(通信・スクリーン担当)

・上げすぎズボンのフランク (コントロールルームに戻る担当)

・海パンのリッキー (レーダー担当)

・カリスマドクターのマーカス (謎の物体に操られ担当)




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「タンクトップのケビン!動きを最小限にして酸素の消費を抑えるんだ!すぐに救援に向かわせる!」

「(コーー)了解しましたチーフ!(コーー)」


「お!上げすぎズボンのフランク !ご苦労!戻ってきたか!」

「はいチーフ!」

「早速だが、今すぐ船外のタンクトップのケビンにエアボトル詰替え用を持って行ってくれ!」

「了解チーフ!エアボトル詰替え用を持って行きます!」

「すぐに用意してくれ!タンクトップのケビンの位置はこちらから誘導する!」

「了解チーフ!」


「チ、チ・・・チーフ・・・・」

「どうした!どうしたんだ!もみ上げのザック!足元がフラフラじゃないか!」

「電源管理ルームで・・・誰かに襲われました・・・」

「襲われた!?どういう事だ!もみ上げのザック!」

「スパッツのトニーの高速反復横跳びに目を奪われている間に後ろから首元を打たれました」

「後ろから首元を打たれた!・・・まさか!」

「とん。って感じで、すぐに気を失いました」

「そうか、それはマーカスだ!カリスマドクターのマーカスの手刀が炸裂したんだ!」

「え!?カリスマドクターのマーカス!?私を襲う理由が何かあるのでしょうか!?」

「何かあるはずだ!何か理由が!とにかく少し休むんだ、もみ上げのザック!あそこのレトロなロッキングチェアを使え!」

「え!?レトロなロッキングチェアを使ってよろしいのでしょうか?」

「当然だ!首元を手刀で打たれたんだ!少し休め!」

「了解チーフ、少し休ませて頂きます」


「海パンのリッキー!ダイナミックシールドはどうなった!起動したか!」

「ダイナミックシールド起動しましたチーフ!」

「ダイナミックシールドは宇宙人と前髪のジョニーの間にあるのか!?海パンのリッキー!」

「それがチーフ!ミサイル着弾時の爆煙で今のところ目視、カメラは無理です!」

「レーダーではどうなってる海パンのリッキー!」

「いま確認します!・・・ありますチーフ!ダイナミックシールドが、間にあります!うまくいきました!成功です!」

「よし!海パンのリッキー!引き続き監視を頼む!」

「了解チーフ!」


「チーフ!」

「どうしたシークレットヘアーのアンディ!」

「上げすぎズボンのフランクから連絡です!」

「よし!シークレットヘアーのアンディ!繋いでくれ!」

「了解チーフ!繋ぎました!」


「チーフ!こちら上げすぎズボンのフランク !聞こえますか!?」

「どうした!上げすぎズボンのフランク !タンクトップのケビンに持って行くエアボトル詰替え用の準備はできたのか!」

「いえ、これからです!それよりチーフ!カリスマドクターのマーカスとスパッツのトニーがハッチを開けようとしています!」

「何!?何を言ってる!上げすぎズボンのフランク !」

「スペーススーツを着た2人がハッチを開けて船外に出ようとしていますチーフ!」

「何をやってるんだ!止めろ!止めるんだ上げすぎズボンのフランク !」

「2人はもう気密室の中なので無理です!あ!開けます!ハッチを開けています!」

「くそ!2人は何をやるつもりなんだ!」


「チーフ!」

「どうした海パンのリッキー!」

「レーダーに反応があります!こ、これは!」

「何だ!どうなってる!海パンのリッキー!」

「宇宙人が増えていますチーフ!」

「何!?どういう事だ海パンのリッキー!」

「ダイナミックシールドの外にいる宇宙人が!どんどん増えていますチーフ!」

「増えるって宇宙人はどこから現れたんだ海パンのリッキー!?」

「どこからではなく、それぞれが分裂しているようですチーフ!」

「分裂!?」

「チ、チーフ!宇宙人が!物凄い勢いで!爆発的に増えています!」

「なんだと海パンのリッキー!?」

「チーフ!ダイナミックシールドの外が宇宙人だらけです!周囲を取り囲まれました!」





宇宙人に取り囲まれたクルーたち!

船外に出る2人の謎の行動の意味するものとは!

こうしている今も刻一刻とタンクトップのケビンの酸素は減り続ける!

休めているのはレトロなロッキングチェアに揺られる もみ上げのザックただ1人!

クルーたちに平穏な日は訪れるのか!

次回「迫りくる脅威」お楽しみに!


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