アステリオスの暗殺者

交通事故で父を失った十四歳の小畑春花は、幼いころに爆弾テロで母を亡くしており、天涯孤独の身となる。
父の仕事が国防に関わるもので、暗殺された可能性があると聞かされた春花は、自身の命を狙われるも、相馬和弘を名乗る青年によって救われる。
そして、父の仕事が日本に存在する非公開防諜組織『ＳＩＡ』と関わっており、和弘自身がその組織によって育成された暗殺者であることを知る。
父が開発したといわれる新しい構想の国防システムと和弘の存在を巡り、春花は渦中に巻き込まれていくのだった。