第十八巻 一所懸命

「――フゥ…なんとか帰り着けたようじゃの」


 命からがら遮威安寺へ戻った来家は、頑丈な表門を閉めると、ようやく安堵の溜息を吐く。


「おのれ早射りめ……こんなバカなことがあろうか? これだけの手勢をもってして、たった一人の者も捕えられぬとは……いや、それどころか逆にこちらが壊滅状態じゃ……」


 来家は苦虫を踏み潰したような顔で後を振り返る。


 すると彼の血走った眼には、そこかしこにへたり込む、ボロボロになった郎党達の姿が映った。


 程度の差こそあれ、蔵人追捕に行って無傷で帰れた者は誰一人としていない。


「くそう……なんということだ! まったくもってふざけておる! あの早射りの蔵人というのはいったいなんなのじゃ!」


「この有様、如何なされた?」


 予想だにしなかった負け戦に地団駄踏んで悔しがる来家であったが、突如、その背後で心臓を突き刺すような鋭い声が聞こえる。


「…!?」


 まるで氷水でもかけられたかのような冷たさが来家の背中に走る。


「こ、これは鵜入殿……」


 振り向くと、そこには阿布の配下である鵜入孫二郎が、厳めしい面構えをして立っていた。


「これほどの郎党を引き連れて、いったいどちらにお出かけで?」


 鵜入は再度、尋ねる。


「い、いや、別に何も……た、大したことではござらぬ。そ、そう。狩りにござるよ。狩りに…ハハ…ハハハハ…」


「今更遅うござる! 〝早射り〟とか申されましたな? あれほど言うておいたに、なぜ我らに隠れて一人で捕えに行きなされた!?」


 慌てて誤魔化す来家だったが、もうすでにバレバレである。


「か、隠れてなどととんでもない! た、ただ、わしは脇按使の皆様のお手を煩わすまでもなく、この来家めの卑しい手を汚して鎌倉様にご奉公いたしたいと思うただけで……」


 今度は必死に言い繕おうとするが、その言い訳がまた、なんとも嘘臭い。


「フン。言い訳はようございまする。どうやら、己の力のみにては早射りを捕えられぬことも充分おわかりになったようですしな」


 鵜入は鷹のような眼差しで、来家の太い身体越しに傷だらけの郎党達を見やりながら言う。 


「え、ええ。ええ。それはもう……」


 それについては嘘偽りなく、来家も本心から頷く。


「東木蔵人介は目立った手柄こそ立ててはおらぬが、その〝早射り〟の異名が示す通り一人當千いちにんとうぜんつわもの……並の者では歯が立ちませぬ。これ以上、痛い目に遭いたくなくば、二度と勝手な真似はせぬよう御心がけなされよ」


「も、もちろんにございまする。もう二度とかような目には……」


「よろしい。で、早射りは今どこに? 居所は掴んでおりまするか?」


 冷や汗を浮かべ、首をぶるぶると振る来家に鵜入は鋭い視線を向けて尋ねる。


「は、はい。今はまだ、螺競のケイルなる牧人の娘の家にいるものかと……」


「なれば、どこへ逃げてもわかるよう、監視を付けておいてくだされ。今度は我らも同道致しまする。我ら脇按使は鎌倉でも寄り抜きの猛者……居所さえ知れれば、早射りにとて遅れはとりませぬ。次こそはともに早射りを叩きのめし、鎌倉様へのご奉公と致しましょうぞ!」


「で、では、我らも一緒に一矢報いさせていただけるので?」


 鵜入のなんとも頼もしい言葉を聞くと、来家も不意に顔色を明るくし、性懲りもなく心の中で密かに皮算用を始める。


 ……あんなバケモノと戦うのは二度とごめんじゃが、阿布達が一緒となれば話は違う……なんだかとてつもなく強そうなこやつらならば、あの鬼のような強弓相手でもなんとかなるかもしれぬ……しかも、ただその場に一緒にいるだけで、わしも追捕に参加した一員として恩賞にありつけるやもしれぬぞ!


「そこで、お頼みしたいのでござるが、国衙こくがにいるお頭に早馬を飛ばしていただけまするか? それから負傷して戦えぬ者の代わりに手勢となる者も集めていただきたい。相手は早射り。兵は多いに越したことはございませぬからな。お頭や他の脇按使が到着次第、やつのねぐらに夜討ちをかけまするぞ」


「は、はい! よろこんで!」


 口早に注文をつける、あくまでも抜かりのない脇按使の鵜入に、またも希望的観測な未来に思いをはせながら、来家は明るく弾けるような声で色よい返事を返した――。




「………………」


 西日が射す静かなあばら家の中で、ケイル達三人はそれぞれに違う方向を、虚ろな眼差しでぼんやりと眺めていた。


 浄意は摩利庵の膝の上で、ゆったりとした彼女の手の動きに合わせて、すやすやと穏やかな寝息を立てている。


 蔵人が出て行ってから、もうどれくらい時間が経つのだろうか? それ以来ずっと、誰もがそんな調子である。


 ケイルは膝を抱え、橙色に染まるささくれた床を見つめながら、先程、彼が出て行った時のことばかりを考えている――。




「――はあ!? 一人で来家の屋敷に攻め込むだあ!?」


 蔵人のまた突拍子もない発言に、ケイルは思わず大きな声を上げる。そのとなりでは、慈耀と摩利庵も同じく目を皿のように丸くしている。


「ああ。放っときゃ、あいつらまた仕返しにやつて来る。それにこのままだと慈耀の坊さんやお前達も俺と関わったってことで謀反人にされちまからな。そうなる前に、今回の件に関わる野郎どもは始末しておかなくちゃあならねえ」


 蔵人は太刀を腰に佩いたり、毛皮の羽織に袖を通したりと、慌ただしく出立の用意を一方でしながら、さも当然というようにそう答えた。


「ったって、相手は大勢いるだぞ! そんなとこにたった一人で乗り込むなんて……」


「フン。おまえもさっき、そのチマチマとした目で俺の弓の腕を直に見てただろ? あいつらが何人いようが俺様の敵じゃねえよ」


「それはそうかもしんねえけど……」


 余裕の表情を見せる蔵人ではあるが、それでもケイルはぐじぐじと反対の言葉を口にしようとする。


「あ、もしかしておまえ、俺のこと心配してくれてんのか?」


「バカ野郎! だ、誰がおめえの心配なんか……おらはただ、だらしねえおめえ一人じゃ来家を撃つのに失敗して、また慈耀さま達に迷惑かかるんじゃねえかと思っただけだ」


 ふざけた調子の蔵人についついケイルも意地を張り、いつものようにそんな悪態を吐いてしまう。しかし、口ではそう言いつつも、心の内ではやはり彼の身を案じているのだ。


「いや、確かにあなたはお強い。それは二度もこの目で見て充分存じております。ですがケイルが申す通り一人で敵の本拠に攻め入るのはやはり危険です。それに、その脇按使とかいう者達もいるかも知れないのでしょう? 先程、あなたも早く逃げなくては危ないと申したではありませんか?」


 ケイルに続き慈耀も彼の無謀な行動を止めようと、理路整然とした言葉でその愚を説こうとする。


「なあに。来家とその郎党どもなんざ速攻で片付けられるぜ。さっき姿を見せなかったところを見ると、どうやら阿布にはまだ俺の話は伝わっちゃいねえようだしな。あいつらが来る前に来家をぶちのめしておさらばさ」


「……わかりました。それでは私も一緒に参ります」


 だが、まるで聞き耳を持たぬ蔵人に、慈耀は一旦、目を伏せて静かに考えると、わずかの後、決意の籠った眼を見開いて彼に告げた。


「あなた……」


 夫の予期せぬ言葉を聞き、摩利庵は驚きと不安の視線を慈耀に向ける。


「そもそもこの一件は、私と来家の争いから始まったこと。もともとは私の問題です。むしろ私の方こそ、あなたをその争いに巻き込んでしまった……それなのに、あなた一人を行かせるわけにはまいりません。もしも、あなたが行くと申すのならば、私も一緒について行きます!」


「いや、それこそいけねえ。坊主のあんたがついて来ても足手纏いになるだけだし、それに、俺と一緒に地頭の館に討ち入ったとあっちゃあ、今度こそ正真正銘の謀反人だ。それじゃあ、来家を倒す意味がねえ。あんたはここでおとなしくしてるんだ」


 だが、強い決心を持って語る慈耀の言葉を蔵人はこともなげに退ける。


「……確かに、私は出家の身にて殺生はできませんし、なんの役にもたたぬかもしれません……が、それでも行かねば、もと下司としての私の気持ちが収まりません!」


「フン。もと下司…いや、今でもこの荘を束ねる正統な下司だからこそ、こんなことに付き合っちゃいけねえんだよ。こういうのはな、俺みてえな無法者の仕事と相場が決まってんだ」


「いえ、本来、無関係なあなたの方こそ、こんな私的な争いに巻き込むわけにはいきません! あなたはただ、この荘を通りかかっただけの旅人だというのに、それをそんな……いいえ、むしろ私の命に代えてでもあなたを逃がして…」


「あんたにはっ!」


 なおも食い下がる慈耀の口を、突然、蔵人の怒号が遮る。


「あんたには、まだ守らなきゃならねえもんがあんだろ?」


「守らなければ……ならない、もの?」


 不意の大声に気を削がれた慈耀は、唖然とした表情でその言葉を繰り返す。


「ああ。あんたには綺麗な奥方やかわいい息子がいる。それだけじゃねえ。ケイルや他の領民達だっているじゃねえか。それを守れるのはあんただけだ。そのあんたがいなくなっちまったら、誰がこの荘を守っていくってんだよ?」


 蔵人に言われ、慈耀は摩利庵や浄意、そしてケイルの顔を順に見回す。彼女らの真っ直ぐな瞳も、瞬きもせず、じっと慈耀の顔を見つめている。


「あんたはさっき、俺と自分の境遇が似てるって言ったな? だが、ぜんぜん大違いだぜ。あんたにはこの輪囲尾民倶荘がある。そして、大事に思う家族や慕ってくれる領民達がいる。それに比べて、俺は領地もねえし、家族もいねえ流れ者だ。おまけに今じゃ、鎌倉からも追われるお尋ね者とくらあ。なあに、今更、地頭の一人や二人打ちのめしたところで、もう失うもんなんか何もねえ。だから、俺のことなんざ別に気にする必要はねえんだよ」


「いや、しかし……」


 それでもまだ食い下がろうとする慈耀であるが、蔵人は無視して話を続ける。


「俺が来家を倒したとしても、あんたが悪党になっちまったら、また誰か他の野郎がこの荘の地頭に収まっちまう。そいつがいい領主になってくれるっていう保証はどこにもねえ。もしまた来家みてえなやつだったとしたら、領民達は今と同じに貧しく辛い生活を強いられたまんまだ。それでも、あんたは満足なのか?」


「………………」


 いつになく真剣に語る蔵人のその言葉に、慈耀もそれ以上、もう何も反論することができなかった。


「なあ、慈耀の坊さんよ。これは卑怯なことでも無責任でもなんでもねえ。人にはそれぞれ役割ってもんがある。あんたの役目は地頭を襲うなんてことには関わらず、まっとうな下司として、来家の没官刑が不当なもんだったことを本家や京都守護に訴えることだ。それこそが下司であるあんたがしなきゃならねえことなんだよ。こんな悪党の役を演じるのはな、俺みてえな守るべきもののねえ流れ者に任せときゃあいいのさ」


「蔵人……」


 真面目な顔でなんだか淋しいことを言う蔵人に、ケイルはぽつりと彼の名を呟く。


「それにまあ、もし俺にもまだ守るべきもんがあるんだとしたら……それは武士もののふの意地ってやつだろうからな」


武士もののふの……意地?」


 その武士である者にしかわからない意味を、ケイルは訊き返す。


「ああ。今じゃあこんななりしてるが、これでも一応、武門の生まれなんでな。戦仕掛けられて、おめおめ逃げたとあっちゃあ武士の恥だ。そんなに俺と戦がしたきゃあ、思う存分、相手してやろうじゃねえか」


「蔵人……」


 どこか誇らしげに、だが、ちょっぴり気恥ずかしそうに嘯き、不敵な笑みを浮かべる蔵人の名をケイルは再び口にした。


「さてと。んじゃあ、急ぐんでもう行くぜ? 来家をぶっ飛ばした後はそのままトンズラこくんでこれでお別れだな。ま、短い間だったが世話になったぜ。お前らも達者で暮らしな。あと、もし俺との関係を役人に訊かれたら、お前らは俺に脅されて、やむなく家に泊めてたってことにするんだぜ? いいな? わかったな?」


 話をする内にすっかり身支度をすませていた蔵人は、早口にそう告げ、さっさと家を出て行こうとする。


「は、はあ……」


 予想外の素っ気ない別れの挨拶に、慈耀達は面喰ってそんな半端な返事しかできない。


「ああ、念のため言っとくがケイル。おまえも興味本位で見に来たりすんじゃねえぞ? おまえは小娘のくせに物好きだからな」


「……だ、誰が行くか! そんなとこ!」


 不意に足を止めて振り返り、取って付けたように注意をする蔵人に、ケイルはまたしても意地を張ってしまう。


「そうか、なら安心だ。んじゃ、寝床を貸してくれた牛達にもよろしくな!」


 だが、蔵人はもうそれ以上、彼女と口争いすることもなく、ただそれだけを言い残すと敷居の外へその姿を消した。


「よし! 行くぞ、白銀っ!」


 少し離れた場所から、そんな声が聞こえてくる……それが、ケイルの聞いた蔵人の最後の言葉だった――。




「――やはり、気が晴れんのう……」


 橙色の西日に横顔を照らされながら、慈耀がぽつりと呟く。


 その声に、ケイルはゆっくりとその顔を上げると慈耀の方を見つめる。


「ええ。そうですわね……ですが、蔵人さまのおっしゃられたことは正論ですわ。あなたの役目は、領民達のために本家や鎌倉様からこの荘の下司職を改めて認めてもらうことです」


 膝の上で浄意を眠らせる摩利庵は、夫の方には顔を向けず、ぼんやりと囲炉裏の火を見つめながら答える。


「ああ。それはわかっておる。先程、蔵人殿に言われて私も心を決めた。ここはあの方に任せて、私は私のやるべき務めを果たすつもりだ……それに、私は二度もあの比類なき弓の腕を見ておるからな。初めは心配にもなったが、あの戦い振りを思い出すと、どんなに敵が強かろうが、何千何万という兵を相手にしようが、けして蔵人殿の負けることなどないような気がしてきたよ」


「ええ、そうですわね。不思議とわたくしもぜんぜん心配ではありませんのよ。あの方が大丈夫と言われるのでしたら、きっと大丈夫なんだと、なんだかそう信じられてしまいますの」


 蔵人のことを思い出すと、なぜか二人の顔には自然と笑みが零れてくる。


「ほんとに不思議な方だったのう。パッと見は野党か山賊のように怖ろしくも見えるが、じつはとても愉快で義理堅く、しかも、そんじゃそこらの武士など到底歯が立たぬほどの天下無双の弓の腕を持っておられる」


 細めた目を夕暮れの色になりだした窓の外へ向け、昔を懐かしむかのように慈耀は語る。


「はい。身形はあんな荒くれ者でしたけれども、あの方は天下に並ぶべき者のない、正真正銘の立派な武士もののふですわ。いつ来家が襲ってくるともわからぬ不安な暮らしの中にあっても、あの方がただ近くにおられるというだけで、とても力強く感じられました」


 摩利庵もそう言いながら、夫同様、おかしそうに笑みを浮かべる。


「そうなのだ。気が晴れぬのは蔵人殿が心配だからではない。あのようにすばらしい方と、こんな形でお別れせねばならぬことが残念でたまらぬのだ」


 だが、慈耀は不意に表情を暗くすると、夕陽に色づく西の空を見つめたまま、ひどく淋しそうな眼をして呟いた。


「……!」


 その言葉に、ケイルも胸をきゅっと締め付けられるような物悲しい痛みを覚える。そして、彼女もようやく理解した。なぜ、こうも自分の気が沈んで晴れぬのかを。


 ……そうなのだ。蔵人がいつかここを出て行ってしまうことは、ずっと前からケイルにもわかっていた。わかっていたし、その時が遠からず来ることも、自分なりに覚悟していたつもりだ……。


 だけど、嫌なのだ……こんな急に、あんな中途半端な形で別れてしまうのが……意地を張って、自分の正直な気持ちを伝えられぬままになってしまうことが。


「仕方ありませんわ。いつまでもいていただきたいのは山々ですけれど、あの方が捕まらないためには、すぐにでもここを離れなければならないのですから」


 夫にそう答えはするものの、やはり摩利庵も残念そうな様子である。


「ねえ、母上。山賊のおいたんはもう帰ってこないの?」


 そんな彼女に、いつの間にやら目を覚ましていた浄意が、膝に抱きかかえられたまま母を見上げて尋ねた。


「ええ。そうよ。山賊のおじさんはもう旅に出てしまわれたのよ」 


「ええ~! そんなのやだいっ! 山賊のおいたん、おいらに弓を教しえてくれるって約束したのにぃ~!」


 優しく言い聞かせようとする摩利庵に、浄意は無邪気にも幼子らしく駄々を捏ねる。


「仕方ないのよ、浄意。山賊のおじさんはね、とっても大事な用があって、急いで行かなくちゃならないの。だから、そんなわがままを言ってはだめよ」


「ええ~! やだいっ! やだいっ! おいらとケイル姉たんと山賊のおいたんで、もっともっと遊ぶんだいっ!」


 それでも膝の上で駄々を捏ね続ける浄意だったが。


「……んだ」


 幼子のその言葉を聞くと、何かを決心したかのように突然、ケイルが立ち上がった。


「慈耀さま、摩利庵さま……すまええが、やっぱりおら、行ってくるだ!」


 そして、言うが早いか、夕暮れの迫る屋外へと風のように駈け出して行く。


「ケイルっ!」


 そんな彼女の背中に慈耀は慌てて声をかけるが、摩利庵がその口を制して、ケイルの走り去った方角を見つめながら呟く。


「行かせてあげましょう。あの子だけでしたら後でなんとでも言い訳はできます……もう二度と会うこともないのでしょうから、せめて最後のお別れだけでも……せめて、あの子の気がすむように……」

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