第2話 ゴブリン誕生

 魔力の影響なのだろう。とてつもなく強い動物や木が登場しだした。その中でも集団を作り、他の生物に襲いかかる緑色の生き物は壮絶だった。


 ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ、ごぶごぶ


 『緑色の生き物を仮称、ゴブリンとしましょう。この星に手を入れても改善は厳しいです。放棄しますか?』


 Yes or No


 ちょっとしたミスじゃないか。このくらいのことで初めての作業を終わらせません!


 「ノー!」


 『…。』


 初めて拒否してしまった。嫌われた?


 「お願~い。」


 『可愛く言っていただかなくても、あなた様のめいは絶対です。継続します。』


 「やったー!ありがとう!そうそう、仮称っていいね。僕たちにもつけないかい?」


 『了解しました。ただ、生物側からあなた様を呼ぶときに一般的に神と呼ばれます。』


 「カミ?だせー。かっこわりぃー。却下。」


 『では、畏怖の念を込めて呼ばれる。悪魔とかはどうでしょうか?』


 「あくま?それも、全然、かっこよくなーい。」


 かっこいい仮称。かっこいい仮称…。


 『うーん。』


 ジャジャジャジャーン!と頭の中でリフレインする曲がある。これだ!


 「よし!運命うんめいと呼んでくれ!そして、君は選択せんたくと呼ぼう!」


 『了解しました。運命うんめい様。』

 「うむ。選択せんたくさん。それでは、また、星の様子を見るか。」


 『現在の知的生命体比率です。』


 99.997% ゴブリン

 0.002% オーク

 0.001% その他


 オーク?

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