第6話 海でも
「ちなみに上位種って?」
『種族としては同じなのですが、姿や能力が向上している個体の総称です。先ほどのゴブリンキングに関しましては、体付きが3倍になり力も魔力も100倍になります。』
「なるほど…。」
よくわかりません。
『ゴブリンキングより弱いですがゴブリンの上位種としましては、ゴブリンジェネラル、ゴブリンモンク、ゴブリンアサシンなどがいます。』
うん。興味ありません。
「そっかー。そういえば、大陸より大きい海を気にしていなかったけど、海にも知的生物っているの?」
『運命様はゴブリンを舐めていますね。当然、魚とも交わってマーマンを生み出しています。』
「…。」
舐めてませんよ。想像したくないだけです!
『ちなみにマーマンはおとなしい種族です。ゴブリンは泳ぎがうまい訳ではないので、襲われないように孤島などに村を作って生息しています。』
「マーマンにも何かあげたいね。」
『マーマンもエラがある影響で獣人と同じように声帯が未発達です。言語スキルでどうでしょうか?』
Yes or No
「ノー!」
『気にいりませんか?』
「うん。なんか、前にあげたスキルと同じって違うなー。」
『でしたら、歌唱スキルはどうでしょうか?』
Yes or No
「イエース!そうそう、そういうことだよ!選択さんは、わかってるねー。」
マーマンたちは自分たちの声が美しいことに気づくと仲間同士で歌いあった。やがて歌には魅了スキルが付加されていく。
『歌声に惹かれて、多くのゴブリンが荒ぶる海に飛び込んでいきますね。』
「いいんじゃない?ゴブリンいっぱいいるし。」
あ。ゴブリンキングがサメに食われた。
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