第3話 オーク誕生
0.002% オーク
「ん?このオークってのはなんだ?」
『生物が大量に発生していますので、生まれた物はこちらで仮称をつけさせていただきました。』
「うん。それはいい。で、オークって?」
『ゴブリンが
ふむふむ。
「もう少し数を増やせない?」
『運命様。でしたら、オークに木工スキルを授けてみてはどうでしょうか?』
「選択さん。それ採用!これで発展して!生産したものでの交流が行われて!」
『ざ、残念なお知らせです。』
「ん?」
『木工をくしして石斧や石槍を作って、ゴブリンと戦争三昧です…。』
「…。」
なんてこった。
『あ?!見てください。オークに羞恥心が芽生えたようです。』
「なになに?」
『腰に獣の
「それが、どったの?」
『つまり、他者を意識しています。つまり、自己からの意識の次の他者からの意識を想像する感情を獲得しました。』
「ふーん。僕は全裸だけど意識的に劣っているってこと?」
『運命様は、まず見られることはありませんので、意識する必要はないです。』
「確かに…。この白い空間に僕だけだしね~。そういえば、知的生命体以外の動向も知りたいな。」
『そうですね。では、巨大な肉食生物をピックアップしますと、ザウルス系やギドラ系などが現れました。こちらがギガトンザウルスになります。』
ゴブリンを一口で食べてしまいそうな巨大な口。そこにはゴブリンの腕ほどの長さの牙がずらりとならんでおり、強靭に発達した後ろ足で二足歩行をしている。獲物が多く、手を使う必要がなかったためか前足は退化している。
「あ、ゴブリンが飛びついて、交尾してるぞ?!」
『チャ、チャレンジャーですね…。自分の10倍以上の相手に…。』
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