概要
十三歳の冬。わたし、上村ひつじは結婚した。
飛騨国大野藩にある、上村派無念流剣術の師範に嫁いだ十三歳の少女、ひつじ。
彼女は稽古風景を眺めながら、稽古場の隅で裁縫をするのが趣味の女の子。
初恋の夫と穏やかな舅のため、乙女心が邁進す。健気でまじめなひつじの嫁修行は剣に料理に手一杯っ!
◇◇◇
愛する夫の生まれ故郷であるのんびりとした大野の町で、一人の少女として、女として、そして妻として成長するひつじの瑞々しい姿を、等身大の繊細な筆致で描く少女小説。
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