イセオタ(異世界オタク)が異世界にて王国をつくるようです
詩葉 豊庸@『俺冴え』コミカライズ連載中
第1章 異世界転移編
プロローグ「異世界とは」
『異世界』それはロマンである。
異世界と言えば、いわばRPGなどに出てくるような冒険の世界。現実世界とはかけ離れた常識や原理がある世界の事を指す。
種族で言えば、エルフにドワーフといった種族は現実世界にはいない。はたまたユニコーンや人魚、ドラゴンや天使といった物も現実世界の人間にとっては空想上の生き物と宗教の聖典に出てくる神の使徒という認識に過ぎないのだ。
だが、異世界にはこれらの生物が当たり前のように存在する。
空にはドラゴンが飛んでいて、海には人魚が泳いでいる。その辺の草をユニコーンがむしゃむしゃ食べている。
そんなのが当たり前なのが異世界だ。
種族だけではない。異世界というキーワードで最初に思いつくのが魔術である。
現実世界では手から炎の玉を出したり、箒にまたがって空を飛ぶことはできない。
というかそもそも魔力自体が存在しない。
だが、異世界は違う。異世界には魔力が存在するため、魔術を会得すれば空も飛べるし手から火の玉も出すことができる。
そんなことができたらさぞ気持ちがいいことだろう。
まあ早い話、異世界とは人々の妄想が生んだ財産というわけだ。
ちなみに俺は誰もが認める異世界オタクだ。異世界をこよなく愛し、異世界と共に生涯を共にしたいとまで思っている。
周りから見ればただの変人だ。でも俺は周りから卑屈な罵声を浴びられようが、変人扱いされようがどうってことない。
そう。異世界さえあれば―――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます