グリムハンズを読んだキロール

 毎度ながら、これはキロールが何を思ったかであり、作品自体に対する感想ではありません。


 実は某企画でこの作品の批評だけは読んでいた。

 現代ファンタジーのファンタジー部分が、現代に与えた影響とその歴史についての記述があると世界観い深みが出る、と言うのは最もだと思う。

 私ならそうしただろうとも思えるのだが……。

 でも、それって読者が求める事なのかな?

 実はあんまり気にしない所かも知れないとは少しだけ読んでて思った。

 世界観、作るの好きだ。

 でも、読者の求める所が、どの辺りにあるのかを考える……とね。

 説明過多になっても興が削がれるって人は居るのだ。

 どの読者層を狙うのかによって、色々と変わってきそうだなとは思った。


 まあ、個人の感想やら批評だからね。

 作者は役立つと思えば作品に反映させても良いし、無視したってかまわない。

 この感想に関して言えば、そう断言できる。

 と言うか、この感想は基本的に創作の糧にはならないだろう。

 なんせ、だからなぁ。



 さて、『物語』が力を持つって言う設定は面白かった。

 特にお気に入りは山羊さんである。

 いや、えげつないんだけどさ、その『物語』自体が好きだからさ。

 あそこからも引っ張って来るとは思わなかった、盲点だったなぁ。

 

 ラスボスの設定も良い感じに壮大で良かった。

 そりゃ、神話は幾らでも解釈可能だからね、物語とは年季が違う。

 そんで、あのバトル。

 読後感も良かったので、個人的にはお勧めしたい。

 いいじゃん、能力者がイケメンや美人ばかりでも。

 主役級以外には、渋い刑事さんとかいるし。

 あの刑事さんは好きだ。

 次の話にも出てて、素直におっさん居るんだ? と驚きと喜びを感じたものだ。


 そして、二つの軸が上手く噛み合っているなぁと感じて、私が反省することしきり。

 如何にも私の作品はバランスが悪く、彼方を立てると此方が立たない状態になりそうだ。

 その辺のバランスも勉強だなぁ。


 そんな事を感じていました。


 あ、あと、先輩の担任にはルビが振ってあるけど、主役の子らにも初登場時位はルビ振った方が良いかと思います。

 思いだしたので、ここだけ感想口調で。

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