第24話 結婚式は突然に


領主の屋敷、その廊下を肩で風を切って歩く人物が執務室を開ける。

中で机に向かっていたフィオが顔を上げ、彼女を見て微笑んだ。


「ジオ。おはよう」

「ああ。…おはよう」


そう返事をするアルメジオンは黒いモヤではなく、群青の瞳に褐色の肌を持つ、背の高い女性の姿である。

半年前の選挙総会後に新しく手に入れた身体だ。

そしてその後、エリオットの後任として領主の補佐官となった彼女は、彼の元で働いている。


「それはそうとフィオ。郵便だ」


胸のポケットから厚紙を取り出し翳した。


「郵便…?」


フィオが不思議そうな表情を向ける。

郵便物自体は毎日山のように届くが、こうして1通だけ別口に持って来るなどそうそうあることではない。

疑問に思いながら受け取り、そして華やかな表紙と洒落た字体を目にして、フィオの表情が輝いた。


「結婚パーティー!?わー!嬉しい!」


桃鈴とエリオットは現在、共に暮らしている。

姓と貴号、そして住み処を無くした彼を、彼女が自分の家に招き入れたのだ。

彼らが公的な契約を結ぶのも時間の問題だろうと予測してはいたが、まさかこんなに早くに吉報が舞い込んでくるとは。


「…喜んでいるな」

「そりゃあ。僕と君がキューピッドみたいなものだもの!」


その言葉に、アルメジオンは複雑な表情になった。


「…まあ、お前が仲介者なことは間違いないだろうが」

「へ…?」


煮え切らない返事をしてくる彼女に違和感を覚えながら、フィオが招待状をぺろんと裏返した。

そして言葉を失った。


招待状の裏にはラニャとインの名前。

そして中央にはとても幸せそうに微笑むふたりの写真。


「……うっそぉ」


驚きのあまり、フィオが予想外に間の抜けた声を出した。






「ちょっと!」


桃鈴の家。

階段を駆け上がる足音と、続いて扉をドンドンガンガン力の限り叩く轟音。

(この声は…)

家の中に居たエリオットは立ち上がり、玄関に近付く。

ところが彼が中から鍵を開ける前に、にゅるりと扉の隙間から入ってきた植物のツルが勝手に解錠した。


「ねえ!メスブタ居る!?」

「はっ犯罪だぞ貴様は!」


家主に一切許可を得ることなく扉を開けて入ってきたのは可愛らしい美少女、ではなく立派な成人男性のハレミナだった。

今日も今日とて淡い花柄の服が眩しいほどよく似合っている。

その大きな瞳がくるりと室内を見渡すものの、目的の人物は見つけられなかったのか、舌打ちした後にエリオットに詰め寄った。


「メスブタが男化した時に使ってた通称が黎明リーミンって本当!?」

「え…。ま、まだ知らなかったのか…」

「クソッ!やっぱりか!騙された!黎明って名前の東洋人には会ったけど、超弱いし見た目も全然違うから別人だとてっきり…まさかその姉のメスブタが男化した姿だったとは!」


ぷりぷりしながら部屋の中を回り、使いかけの男化薬を発見して呻き声を漏らす。

そしてエリオットを勢いよく振り返った。


「和合の林檎の治療薬も完成したし本腰入れて寝取りに来たんだけど、メスブタはどこにいる!?」


意気揚々ととんでもない宣言をする。

ハレミナはそういった肉体関係の方面に特化している変態である。

そんな彼に女を取られるかもしれないと焦るべき状況下ではあったが、エリオットは珍しく余裕そうに鼻を鳴らした。


「残念だったな!寝取るも何も、まず寝てもいないのだから取ることもできまい!」


ハレミナの動きがぴたりと止まる。


「…は?まさか…まだセックスしてないとか言わないよね?」


急に、今度はエリオットが静かになる番だった。

勢いに任せ言ったは良いが痛いところを突かれたーーーそんな顔をしている。

ハレミナはぱちぱち瞬きをして、訝しげに眉をひそめる。


「えっ…?だって君たちが一緒に暮らし始めたのいつ?総会後すぐだから…もう半年…?一体君何してたの?本当に付いてるの?」

「うっうるさい!付いているに決まっているだろう!」


そのまま、半分泣きそうな顔で言った。


「この半年間!僕がいちばん!したかったんだ!!」


エリオットも立派な青少年である。

最初の頃は彼の引っ越しや家のゴタゴタに追われ、それが終わった頃には生きていくために桃鈴の仕事を手伝ったり仕事を取ってきたりと生活の基盤を築く日々に明け暮れた。

そうして落ち着いた頃、エリオットは思った。

(そろそろ…良いのではないだろうか)

好きな女性、しかも告白だって済ませた人とひとつ屋根の下で生活しているのだ。

あまりにも桃鈴がそういった素振りを見せなかった上、居候としての感覚が強かったが為にそういった要求することはずっと控えていた。

しかしながら少しずつ自力で稼げるようになってきたし、何より告白をした男を彼女は家に受け入れてくれたのだ。

これを肯定的な返事と見なさずに何とする。

(よし!)

何をとは言わないが自主的に勉強し、何のとは言わないがイメージトレーニングも済ませた。

そうして指南書通り絶妙な明るさに設定した部屋の中、ベッドの脇で彼女の肩両手で掴んで、彼は静かに問い掛けたのだ。


『その、良いか…?』


翌朝、彼は天井に頭が突き刺さった状態で目を覚ました。

(確かに僕は焦りすぎた…)

それでもエリオットはめげなかった。

確かに実際に性行為を伴う愛情表現は、予防が可能とは言えど少なからずリスクがある。

パパとなるにはまだまだ彼は未熟、更に言えば桃鈴は経験がない。

急なことで驚いたあまり愛する人を天井に突き刺すといった行為に及んでしまっても可笑しくはないのだーーーエリオットはそう分析した。

だから、ぐっとハードルを下げた願望を彼女に伝えた。


『キスだけ…その、良いか…?』


翌朝、彼は再び天井に突き刺さった状態で目を覚ました。

何なら今度は瓦をぶち抜いていた。

そうして昇ってきた朝日の光を顔面に浴びながら、エリオットはある結論にたどり着いた。

(もしかして…桃鈴は、僕のことが好きではないのでは…?)


「今も山奥の寺院で修行してくると…置き手紙だけ残して居なくなってしまうし…」


エリオットが床に四つん這いになってぶつぶつと声を漏らす。

彼の心はいたく傷付いていた。

舞い上がっていたせいで忘れていたが、エリオットは彼女からの返事を聞いていない。

もしかすると両想いではないかもしれないという事実に気が付いてしまったのだ。

(家に招いてくれたのだって、住まいを無くした僕に同情してくれただけの話だったのでは…?)

ただそれで攻撃の手を緩めてくれるほどハレミナは優しくはない。


「ふん。これは好都合だね。君が亀みたいにノロノロしてる間に、僕は飛び越えて行くよ」


彼の座右の銘は弱肉強食。

これ幸いと言わんばかりに自信満々の笑みを浮かべて、来た時と同じく一切許可を得ずに玄関を開けて出ていってしまった。


「ていうか山奥の寺院てどこ!?こんな可愛い僕に山登りしろってこと!?」


その扉越しの声を聞きながら、エリオットは小さく口を開いた。


「…僕も行かなければ」


簡単に諦められるならば、家など捨ててはいない。

(ちゃんと…桃鈴の気持ちを確認しよう)

そう覚悟を決めて立ち上がった瞬間、目の前に大柄な人影が現れた。


「桃鈴!俺と勝負だ!」

「うっうわああ!」


唐突に目の前に現れたのは、橙色の毛色とふわふわの肢体。

虎男のレオナルドである。


「ど、どこから現れたんだ…!」


最近はめっきり姿を見せなかったので、完全に油断していた。

そしてどいつもこいつも家人の許可なく侵入してくるのは何なのか。


「ん?なんだ?桃鈴は居ないのか?」

「い、今はここには居ない…って、桃鈴と勝負?」


ふんふん鼻を鳴らすレオナルドに思わず聞き返す。

まさか彼の口から交尾以外の単語が出てくるとは思わなかったのだ。


「ああ。だがどうやらその必要は無くなったようだな。目を離すってことは奪って良いってことだろ」

「……?」


レオナルドはゆらりと向き直って、こちらを見た。

大きな体躯を前にして、エリオットがわずかに後ずさる。


「お前に言われて俺は気付いたんだ。子孫を残す…。その欲求に反してまで俺が求めたのは誰かってことに…」

「…は?」


確かにエリオットは言った。

お前のそれは愛ではなく性欲であると。

愛とは欲求を超えた先にあるのだと。

それを理解してくれた筈なのに、だがしかし目の前のレオナルドからは何だかすごく嫌な寒気がひしひしと伝わってくる。

そうして大量の冷や汗を背中に流すエリオットに、彼は今まで見たことがないぐらい真剣な顔で、言った。


「エリオット!俺のつがいはお前だけだ!!」






雲の上、むき出しの山々が連なる壮大な景色。

清涼な風に煽られて、滑らかな黒髪が舞う。


「それが新しい身体カ。なかなか似合ってるネ。ジオ」


背の高い褐色肌の女性を視界に入れて、桃鈴が笑った。


「だろう?元の身体のようにとはいかんがな。まあお前の中にいた時よりは不便じゃあない」


彼女の目の前にはアルメジオンの姿。

仕事での遠征ついでに、桃鈴の様子を見に寄ったのである。


「だが…俺も身体を見せるためにわざわざこんな辺鄙なところに来たのではないぞ。フィオがお前らのことを心配している」


彼女の背後には、荘厳な寺院が広がっている。

ここは格闘家や修道僧などのモンクの修行場である。

問題の招待状をちらりと見せると、桃鈴が苦虫を噛み潰したような顔になった。


「あァ…。これには驚きを通り越して恐怖を感じたネ。しかも相思相愛らしいヨ」

「…幸せそうで何よりだ…。まあラニャの和合の林檎は量産化された効果の低いもので回復も早かったしな。純愛なのかは不明だが…」

「妖怪って怖いネ…」


ふたりしてぶるりと震える。

少々気味の悪い話題を変えようと、桃鈴が話を振った。


「最近の調子はどうカ?」

「…当主間の決定により、ダリア家は十二華族からは除籍された。貴号だけは残されたが、またいちから始めるしかあるまいよ。当主が逮捕されたカサブランカ家よりはマシだしな」


カサブランカの家には現在も調査が入っているが、首謀者は逮捕され関わった者も薬で操られていた者が殆どだった。

当然貴号や十二華族としての権威は剥奪、その内に解体される手筈となっている。


「操られていたと言うこともあって…ユーリとベアトリクスには情状酌量の余地があると判断された。それでも完全に無罪放免とは行かないがな」

「当たり前ネ。両方ともワタシのこと殺そうとしやがっテ…この恨みは忘れないヨ…!」

「まあお前はそうだろうな。だが元々…カサブランカ家に民衆投票が入ったのはユーリの働きが大きい」


既に騎士団長を引退していたアイザックや主に裏方仕事を行っていたエリオットに、立候補権を勝ち取るだけの力はない。

民の衆望が向けられた先はユーリだ。


「勿論選挙のための思惑はあったのだろうが、アイザックの企てに加担していたあの側面だけで奴を判断するのは…また違うだろうな」


その言葉に、後頭部を掻きながら桃鈴がため息をついた。


「まァ…アイツもなるべく、人は殺したくなかったみたいだしネ。けど次会ったら絶対にタコ殴りにした後引き回してぶち殺すって伝えておくヨ」


物騒なことを口にするが、これ以上ないほど本気の目をしている。

(まあ…そうなるだろうな…)

今までの仕打ちを思い起こせばそれも当然だろう。

そしてアルメジオンは気が付いていなかったが、桃鈴にはそう簡単に彼を赦せない理由があるのだ。


「そしてベアトリクスの状態は悪くない。いつ目覚めるかは分からんが…気長に待つさ」

「…バカな下を持つとお互い苦労するネ」

「まあ…俺もお前もお姉ちゃんだからな。何とかするしかあるまい。身内の恥は身内で片付けるものだろう?」


茶化したその言葉に、桃鈴の脳裏にアルメジオンと初めて会った船での会話が甦る。


「ワタシがお前とあのジジイを忘れてた原因を、最近になって思い出したヨ」


そう言って、指を丸の形に作り架空の瓶を飲む動作をする。

アルメジオンがくすりと笑った。


「お前に腹が減ったと訴えられたが、生憎乗っていたのはダリア家の船だ。食えるものと言えば菓子事業の為にたまたま積んであった果物の酒漬けぐらいしか無くてな。まあ…俺もまさか、あんなもので記憶を無くすほど酔っぱらうとは思わなかったが」

「酒だけは今も駄目なんだヨ…。あとこの際だから言うけど、変態を引き寄せる契約って何ネ。妙に説得力があったから信じたけど、今思い出せば苦しい嘘にも程があるヨ」

「そうは言うな。苦肉の策だったんだぞ。下手に思い出せば桃鈴、お前の身が危うくなる。呪いのこともあったしな…。お前に命を救われたんだ。何とか救ってやりたいと考えるのが当然だろう?」


そうは言いつつも、アルメジオンは思考を巡らせる。

(咄嗟についた嘘ではあったが、確かに説得力だけはあったな…)

確かに桃鈴の周りには異常に変態が寄ってきた。

そして今考えれば心当たりがある。


「…10年前、俺はアイザックの研究成果を持って逃げた。俺自身は囮だった上に死ぬ予定しか無かったからな。大して調べもせずその辺りにあったものをまとめて抱えた。その中には飲み込んで隠したものもある」

「ン…?ウン」

「当時の奴の研究では和合の林檎はまだ完成していなくてな…。さまざまな試作品があった。その過程で特定の層を魅了する薬ができていても可笑しくはない…と、ふと思った。例えば、異常性癖を持つ奴とか」

「すると何カ…?そいつを飲み込んだジオがワタシの中に入ったせいで変態が言い寄ってきたってことカ?」

「種の大半は身体に残っただろうが、精神にまで入り込むものがあった可能性はある」


(…全てはあのジジイのせいカ…)

再びむくりと殺意が頭をもたげたところで、ふと思い立ったようにアルメジオンを振り返った。

変態と言えば。


「そういえば…お前、フィオと恋人同士なんだロ?アイツの足を舐める癖っテ…」

「慣れれば癖になるぞ」

「…ジオ。お前を見る目が変わりそうヨ」


聞かなければ良かったと後悔する。

そんな足を舐められるのが好きなアルメジオンは、首を捻った。


「それよりお前のことだろう桃鈴。エリオットとは上手くいっているのか?今もこんなところに居て」

「……」

「まさかこの期に及んで、アイツに惹かれていないとは言うまい」


そう言って確認するように顔を覗き込むが、桃鈴は眼前に広がる景色を見つめている。

数秒の沈黙の後、静かに口を開いた。


「…ワタシはエリオより5歳も年上ネ」

「何だそんなことか。俺とフィオは何歳差だと思っている」

「ちなみにラニャと銀は100歳は離れてるらしいヨ」

「やべえ」

「まァあと、ワタシは弟や妹が…黎明を除いても他に15人いるヨ…。アイツがすべてを犠牲にするような価値はワタシには無いネ」

「…15?」


今なんだかとんでもない数字を聞いた気がするが、真剣な話を始めたので無理矢理興味を端に追いやった。


「ワタシはジオに出ていかれて無効化もできなくなったし…エリオを本当に幸せにしてやれるかとか、守り切ってやれるかとか…自信がつかなくてずっと悶々としてたヨ」


桃鈴がふうと悩ましげな息を吐く。

(なんか…男みたいなこと言い出したな…)

聞きながら、アルメジオンは心の内で思った。

が、それを言っても仕方がない。

男みたいなのは元からだ。

息を吐いて声を投げ掛ける。


「特定の誰かを深く愛する者に、その愛を阻害するような魅了術は通用しないそうだ」

「…へェ」

「魅了術を参考にした和合の林檎にもその性質はあった。あの男が作った最高傑作をお前の存在が打ち破ったんだ。それほどにお前を愛していると言っても過言ではないだろう」

「……」


まだなにか悩んでいる様子の桃鈴に、アルメジオンは微笑んで先を続けた。


「そう心配することはない。何せ…真実の愛さえあれば万事解決めでたし丸だからな」

「……?何ネ…その頭が悪そうな言葉は…」


呆れた声を無視して無視して、アルメジオンは桃鈴をじっと見つめた。


「それに…見たところ、後者の問題は解決したのだろう…?」


正しくは彼女の背後を。

(これはまた、ゴツいものを…)

そう目を細めるアルメジオンの背後から、悲鳴と轟音が聞こえてきた。


「お姉ちゃん!!お願い助けて!」


振り向けばこちらに走ってくるのは黎明。

彼の背後から巨大な龍が追い掛けてきている。

よく見れば、と言うよりこれまでの黎明の行いからしてどうやら雌のようだ。


「黎明ー!またテメェかァアアア!!」

「ギャッぎゃあああっ!ごめんなさいお姉ちゃん!!」


桃鈴は飛び蹴りでそちらに突っ込んでいく。


「本当に…お互い苦労が多いな」


アルメジオンはそう笑って、騒がしい姉弟に背を向けた。






「フィオ」


後日、遠征を終えたアルメジオンが領主の屋敷に戻った後の話である。

上着を掛けながら、彼女はフィオに桃鈴の報告をしていた。


「あいつらに心配は要らないだろう」

「ジオ。これ…」


少し困惑したような彼から差し出されたのは、厚めの郵便物。

けれど先日届いた招待状とは別物である。

(桃鈴…)


「さすが、行動が早いな…」


くすりと笑って、裏返した。


「さあ、どこ、で…」


彼女の声が尻すぼみになる。

それもその筈。


招待状の裏にはレオナルドとエリオットの名前。

中央には明らかに無理矢理連れ去られているエリオットと、幸せそうな笑顔を浮かべたレオナルドの写真。


「……うっそぉ」


驚きのあまり、アルメジオンは予想外に間の抜けた声を出した。

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