十八章 傀儡窟

 煙に包まれた路地に、しろがねの光が閃いた。


 純白のスーツに身を包んだ男――マルサラス・マティスは、それを紙一重で躱す。ところが、風圧によって生み出される不可視の斬撃が、シミ一つない肌に、血をしぶかせた。


 ブラッドの太刀筋には、一切の容赦がなかった。怒りによって塗り固められた力は、しかし、経験とセンスによって研ぎ澄まされ、反撃の隙を与えなかった。ブラッドは決して我を忘れているわけでなく、憤怒を糧に、よりその閃きを鋭くするのだった。


 マティスは防戦一方。通路の奥へおくへと追いやられてゆく。せめて〝傀儡窟ドールハウス〟の人形が一体でも残っていれば――と人形遣いは思う。しかしここは、すでに彼の牙城ではない。遠く離れた、クズの蔓延る掃き溜めだ。


 だが――クズにはクズなりに使い道がある。


 袈裟切りを外側に打って逸らし、その顔面へ掌打を伸ばした。


 ブラッドはそれを、身を屈めて躱した。

 空いた拳が、敵の腹を殴り返した。


 その時、マティスの口許に、不敵な笑みが浮かんだ。


 拳の接触とほぼ同時。足裏を地面から離したマティスは、衝撃を空に逃がし、路地の奥へ吸い寄せられるように吹っ飛んだ。


 ブラッドはすぐさま刀を投擲した。

 刃はダクト群を切り裂き、辺りに白い煙を吹かせた。白黒のグラデーションに、真っ赤な華が描かれた。


 次の瞬間、ブラッドの身体は、空を裂く刀とともにあった。


 傍らにはマティス。

 ダクトを掴み、反転し、上へ逃れようとしているところだった。


 刀を閃かせる。


 ところが、その一太刀は、ダクトに打って逸らされた。


 マティスはダクトの一つを捻り上げると、それを踵落としで撃ち落としていたのだ。


 一瞬の隙に、マティスが建物の屋上へ消える。


 ブラッドは壁を蹴って体勢を立て直し、再び刀を投擲。〝血濡写ブラッディミラー〟の超常的な力が、術者を天へ引き上げた。


 屋上を跳び渡る影を眼下に見る。

 その進行方向は大通り。一直線に進んでゆく。


 ブラッドは訝しんだ。


 それはマティス・クリーン社の方角ではなかった。謎の美女たちは、奴の城に置いてきた。だから力を活かすために、城へ戻ろうとするのなら得心がいく。


 しかしマティスは、中途で折れることなく、一目散に大通りへ駆け抜けてゆく。


 嫌な予感を胸に抱きながら、刀を投げ移動する。


 マティスの肩を蹴り、背中を殴り、脚を斬りつける。

 だがそのどれもが致命傷には至らず、巧みに受け流されていった。


 やがて二人の識者シキシャは、大通りに面した建物の屋上で向き合う。


 手甲で回し蹴りを防いだマティスは、その衝撃で、大通りを背にして端へ追い詰められ、蹴りの反動で飛びのいたブラッドは、もう一方の端へ着地したのだった。


 その時、マティスの殺意が濃度を増した。周囲のスモッグ流が、取り巻かれてゆくかのようだった。そして、笑った。獰猛に笑った。


「ハッハ! 恐ろしいな〝雲渡り〟! これほどまでに私を追いこむとは」

「大人しく首を差し出せ。その恐れとともに地獄へ送ってやる」

「そう逸るな」


 マティスが呆れたように、肩をすくめた。


「……私は知りたいんだ。貴様が、なぜ識者を狩るのか。私も貴様も、神に選ばれ、幸福となることを約束された仲間のはずだろう。それなのに貴様は、自ら玉座を降り、こんな薄汚い地に根を下ろし、世から追われる身となった。なにが貴様に、そんな愚かな選択をさせた?」


 ブラッドは固く柄を握った。瞳の煌めきが、煙の中に爆ぜた。


「幸福を約束された者などいない。誰もが幸せを享受する権利があり、不幸に足許を掬われることがある。だが貴様らは違う。ようやく気付いてきた。貴様らは、実直に生きている者たちから、幸福を奪って生きている。俺の怒りは、そこに生じる。ゆえに、斬る」


「……ハ?」


 マティスが大きく首を傾げ、怪訝な眼差しを寄越した。


「解らんな。誰もが幸せを享受する権利があるだと? あるはずがないだろう。下等なクズが奪われるのは、世が誤っているからではない。それが道理だからだ。獅子は餌となるものを狩るだろう? 獅子は獅子として生まれ、餌は餌として生まれる。餌は狩られ、獅子の腹が満たされる。それだけのことだ」


 ブラッドは切っ先を揺らし、内に揺れる怒りの波動をたしかめる。それは意外なほどに冷えていた。煮えるような怒りではなく、凍えるような怒りが、どこまでも広がっているように思えた。


 彼我の距離を窺う。


 それを相容れない者たちの隔たりだと感じた。決して交わることがなく、ひとたび接近を許したなら、どちらかが、あるいは両方がたおれる。そういう隔たりだと確信できた。


「……貴様が腐っているのはよく解った。この世がいかに病んでいるのかもな」

「ハッハ、そうか! やはり狂人の言うことは解らんな」

「同感だ。初めて気が合ったな」

「ハッハッ!」


 ブラッドの手から刀が離れ空を穿ったのと同時に、哄笑がはじけた。

 その身体が後ろへ傾いた。地上がそれを招き入れた。


「開けェッ!」


 叫びが天へ突き抜けた。

 刃が胸をかすめた。どこからか生じた血が修羅の輪郭を編んだ。


 二人の識者の眼差しが衝突した。


「〝傀儡窟〟ッ!」


 血濡れた刀が閃いた。マティスは腕を交差させ、それを挟み込んだ。刃と手甲が血のような火花を散らした。


 間もなくマティスは、地上へ叩きつけられた。ブラッドはそこに刀を押しこんだ。手甲がギリギリと悲鳴を上げた。


 しかし、断ち切ることはできなかった。


 ブラッドは下から蹴り上げられ、宙を舞った。体勢復帰するマティスと、大通りを通行する市民たちが目に映った。


「ひっ!」

「なんだ、なんだっ!」

「おい、空! 空がッ!」


 そこに悲鳴が轟いた。

 だが、どうも様子がおかしかった。


 市民の幾らかは、突然爆ぜ割れた地面を見ていた。ところが、そこからやや離れた位置を通行していた者たちは、一様に空を指差していた。


 ブラッドは前転で落下衝撃を殺し、天を振り仰いだ。


 そこに信じ難い光景が広がっていた。


「城……?」

「館じゃないか?」

「いやいや、電子広告だろ」


 市民たちが口々に言うように、そこには白と金に塗り分けられた瀟洒な館が浮いていた。その威容は、天に蓋をするがごとく巨大だった。まるで、居住区全域を、圧し潰そうとするかのようだった。


 それが今、ゆっくりと、地上へ向けて門を開こうとしている。ゴゴゴと地鳴りめいた重い唸りを轟かせながら。


「ハッハ! 驚いたか〝雲渡り〟?」


 視線を戻すと、マティスはその腕に市民を一人抱きこんでいた。


「あれが私の大いなる力だ。運命の神が授けた、唯一無二の館〝傀儡窟〟だよ」

「それより、そいつをどうするつもりだ」

「ハッハ……どうすると思う?」


 ブラッドはじりじりと距離を詰め、捕らえられた市民を見つめる。本能的な恐怖で声も出せないのか、憐れに震えている。あるいは首に回された腕の力が、よほど強いのかもしれない。


 代わりに声を出したのは、それを見ていた野次馬たちのほうだった。


「おい、なんだ。地上こっちではなにが起きてんだよ」

「見ろ、あいつらメット被ってないぞ」

「それよりあれ、指名手配の男じゃないの!」


 ブラッドを見た市民たちが、にわかに色めき立った。権力者をしいする男に怖気づいて後ずさる者もいれば、懸賞金の額を思い出して前のめりになる者もいた。


 ブラッドはそんな連中にかまわなかった。やくざな連中でない限りは、銃すらも所持していない無害な人間たちだ。それをわざわざ、識者に隙をさらしてまで散らす必要はない。


 踏みこむ先は、真正面だ。


 マティスは、人質が通用するかを試そうとしたはずだ。しかしブラッドは躊躇なく踏み込んだ。ゆえに、隙を殺すべく人質は放り出すはずだった。


 ところがマティスは、逡巡すら見せず、その貧弱な首をへし折り投げ捨てた。


 ブラッドの中で怒りが熱をもった。冷めた怒りが急激に熱を取り戻し、全身をめぐった。


 だが、これは好機でもあった。マティスは非道の代償に隙をさらしたのだから。


 白刃が閃いた。

 防御は間に合わなかった。


「ハッハッ!」


 しかしその切っ先は、僅かに至らなかった。風圧が小さな斜めの傷を刻んだだけだった。


 振り下ろされた腕を、マティスが掴んだ。そして顔面を殴りつけた。


 ブラッドの口から血の雫が飛んだ。身体が大きく左へ傾いだ。

 そこに膝蹴りの追撃があった。鳩尾につれるような痛みがはしった。呻きさえも喉に詰まった。


 それでもブラッドは意識を手離さない。


「ぐッ……!」


 頭突きで反撃し、掴まれた手を振り払った。


 そして足許を蹴りつけた。


 そこに金魚鉢のメットを被った死体があった。死体は、雑踏の中に弾き飛ばされた。市民たちはそれを恐怖と困惑でもって迎えた。たちまち悲鳴が響き渡った。


 市民たちは謎めいた二人の男が霞み、どこからか金魚鉢の飛来する光景に、一瞬の勇気も欲望も萎え、恐怖に食われた。雑踏が蜘蛛の子を散らしたように割れた。


 マティスは、再度の打ち合いを避け、市民らを追った。

 ブラッドはその背中を追った。


 さらにその背後で一人、捨て置かれた金魚鉢が立ち上がった。それは死体のはずだった。歪んだ金魚鉢メットのレンズからは、血が滴っていた。


 背には薄らと金糸めいた糸が繋がっている。それは遥か上空にまで伸び、浮遊する館の門の闇の中から吐き出されていた。


 市民を追うマティスの背中へ、刀を振り抜く。


 マティスはスライディングで躱した。前髪が一房、虚空を舞った。


 さらにマティスの爪先が、最後尾の市民を蹴り転がした。市民はマティスへ覆いかぶさるようにして倒れこむ。その手が胸を突いた。ラバーが貫かれ、血と臓物が跳ねた。


 次の瞬間、映像が巻き戻った。血と臓物だけが体内へ戻り、金糸が背中を縫いとめた。


 マティスが死体と地面の僅かな間隙を突破すると、その背に一体の守り手が立ち上がった。


 ブラッドは舌打ちした。

 大きな勘違いをしていた自分を、ひどく魯鈍ろどんに感じた。


 マティスの力は、あの人形めいた美女たちを召喚するものだとばかり思いこんでいた。だからマティス・クリーン社から離れれば、一対一の勝負にもちこめると確信していた。


 しかし、違ったのだ。


 マティスの力――〝傀儡窟〟は、自らの手で弑した者を物言わぬ眷属としてしまう。


 先の斬撃が届かなかったのは、そのためだ。刀が振り抜かれる寸前、敵の傀儡と化した金魚鉢が、足許を掴み軌道を逸らしていたのである。


 では、この場で大虐殺が起こればどうなるか。

 答えは自明である。


〝傀儡窟〟は際限なく生ける屍を生み出し、ブラッドを追い詰めるだろう。


 現に、二の太刀はすでに阻まれた。眷属を殺すことは容易いが、そんなことに時間を費やせば、ますます距離がひらいてしまう。


 だが、実体があるということは、利用することも可能だということだ。


 ブラッドは地を蹴った。その身体が、カタパルトを滑走するがごとく斜めに跳ね上がった。突き出された膝が、弾頭よろしく風を切る。


 風景が霞み、膝はメットを捉えた。

 眷属がきりもみ回転しながら、弾き飛ばされる。


 マティスは斜めに移動し躱した。


 一方、ブラッドを追っていた眷属は、すでに踏み台にされていた。飛び膝蹴りの反動で宙を舞ったブラッドは、そこへ追いついた眷属の頭を足場にし、空中で急加速していた。


 白い稲妻が馳せた。

 一挙動の中、無数に編みこまれた斬撃が、燐光のごとくその周囲を白く彩っていた。


 回避は間に合わない。


 マティスは振り向かざるを得なかった。さらにその斬撃の合間に、クリティカルな一撃を繰り出さねば危険だった。


 ところがブラッドの斬撃は、あまりにも厚く隙がなかった。襤褸と頭髪で、全身を黒く縁どる影は、しかしその煌めきの中に見ることができないほどだった。


 選択肢はたった一つだった。

 両腕を前に掲げ、手甲の耐久力にすべてを託すしかなかった。


 ギャリギャリギャリッ!


 刹那、円状の火花が弾けた。

 あらゆる角度から繰り出される斬撃が、手甲と噛み合う度に火花を散らし、拮抗の華を咲かせたのだ。


 だがそれは、果たして拮抗の一輪であろうか。


 耳障りな摩擦音の中、マティスは、じりじりと後退してゆく。僅かに腕の角度を変えながら、上手く衝撃を逸らしている。


 その実、手甲の疵は、確実に深くなっていた。


 それを突き抜け、全身を軋ませる衝撃も、決して看過できるものではなかった。一太刀ごとに肉が悲鳴を上げ、骨が軋み、臓物が唸りを上げていた。


 白き稲妻は、徐々に、元の黒を取り戻し始める。その中には、かっと見開かれ、一たびも瞬くことない真紅の軌跡も見られた。


 そこに反撃の兆しを見た。


 しかし次なる一太刀が、マティスの予想だにしない帰結を編み上げた。


「馬鹿なッ!」


 空中で縦に一回転したブラッドは、最後の一閃を終えていた。それとともに、敵の両腕から鋼鉄の塊が飛び散った。その幾つかがマティスの頬を裂いた。

 

 反動で裏返ったブラッドは、追い縋る眷属を後ろ回し蹴りで迎撃した。


 ブラッドの手の中には、無論、刀が握られていた。ところがその刃は、使い手へと向いている。


 手甲と打ち合ったのは、刃先でない。峰だったのである。


 識者を狩り続けてきた修羅は、マティスが油断ならぬ敵であることを確信していた。だからこそ、数十、数百の斬撃でさえも巧みに受け流されてしまうことも解っていた。


 だからこそ、あえて峰打ちで応戦した。

 斬ることは目的とせず、衝撃を加えることに重きをおいた。直接的なダメージには期待せず、衝撃によって相手の体力を奪いつつ、手甲の破壊を狙ったのである。


 これで盾は失われた。


 そして、市民を逃がす充分な猶予も与えた。

 大通りを逃れる市民は、今や遥か前方で、その小さな背中を揺らしている。


 もう追いつかせはしない。たとえマティスが再び猛追を始めたとしても、周囲に市民がいなければ、刀投擲による〝血濡写〟を使用できる。スピードで敗けることはもうあり得ない。


「……首を差し出す気になったか?」


 刃先と峰を入れ替えて言った。

 対するマティスは、交互に腕をさすり、俯いている。


「貴様には本当にイライラさせられる……。城に土足で上がりこんだかと思えば、私をこんな薄汚い場所へ無理やり引きずり出し、あまつさえ傷つけた」


 マティスから立ち昇る殺気は、今や黒々とした色をもっているように見えた。周囲を漂うスモッグ流、それ自体が殺気の実体であるかのようだ。


 しかしマティスは――


「ハッハ……ッ!」


 笑った。

 震えるように肩を揺らし、哄笑した。


「フッハハ……しかしそれこそ、その強さこそ、私の求める至高の傀儡くぐつに相応しいッ!」


 マティスの傍らに、眷属が立った。


 ブラッドは踏みこもうとするが、できなかった。マティスから放たれる圧が、修羅さえも躊躇させたのだ。


 そして、マティスは動いた。


 眷属の歪んだメットを剥ぎとり、頭を引き寄せると、迷いなくそれを――


 バギィッ!

 

 噛み砕いたのである。


 口許がべっとりと血に濡れた。

 ばりばりと骨を咀嚼し、脳漿を啜った。


 瞬く間もない出来事だった。

 その小さく形の整った唇が開いたかと思えば、一瞬にして人の頭は消えていた。


 ブラッドは茫然とした自分に気付かされた。如何に化け物じみた力をもつ識者と言えど、さすがに人を食らう者は見たことがなかった。識者は真の化け物なのだと思い知らされた。


 我に返ったブラッドは、逡巡を振り払い、踏み込んだ。


 マティスを守る手甲はもうない。腕で受けようとすれば、必ずや刃が骨まで断つだろう。


 ところがマティスは、それを躱そうともせず、血に塗れた唇を歪めた。


 キィィィン……。


 刀が虚しく鳴いた。


 その刀身は、にはっしと受け止められていた。


 ブラッドは瞠目し、慌てて飛び離れた。


 一拍遅れて、手刀が虚空を薙いだ。それは空間を歪んで見せるほど、強烈な衝撃波を巻き起こした。周囲の壁や地面が、喘ぐようにピシピシと音をたてた。


 ブラッドは化け物を睨んだ。


「ハッハッ! あマり奇怪ナ姿にハ、なりタクなイんだがネ」


 今やマティスの声は、フィルターを通したように、時折、甲高く耳障りな音を発した。


 それもそのはずだ。

 マティスの姿は、もはや人間と呼べるようなものではなくなっていたのだから。


 全身の肌は褐色に色づき、ニスを塗ったような奇妙な光沢をもっている。瞼は失われ、剥きだした眼球はガラスか飴で作られた細工のよう。鼻は切って削ぎ落とされたように平らか。上下にカタカタと開閉する口に唇はなく、金の頭髪だけが、そのままだった。


「ダガ、仕方あるまイな。荒ブるそノ魂を、〝館〟へ封じルたメダものナァ」


 マティスはそう言うと、全身をカタカタと鳴らした。笑っているようだった。


「誓ッてもらウゾ。終わリナき隷属ヲ」


 人形の怪物から覇気が迸った。

 その頭上で、浮遊する館がゴゴゴと軋んだ。それもまた笑っているかのようだった。

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