十三章 憤怒と欲望
「あぐっ……」
幾度も手すりに背を打たれ、段を転げ落ち、踊り場の壁に額をぶつけたところで、ようやく止まった。
「クソが……」
それでもまだ戦える。腕も脚も折れていない。多少霞むが、目もまだ見える。ふらつく足で立ち上がった。
そこへカツン、カツン、と足音が下りてくる。
瓦礫の散乱した踊り場に、塵一つないスーツが立った。
あえて追撃をかけてこないのは、救いのようだが、腹立たしくもあった。それは自分の立場が決して揺るがないと信じている者の足取りだからだ。その足裏で、どれだけ非力な者たちの悲鳴を踏みにじってきたのか――。
「ジェン・スーツィ。早々に諦め、楽になってしまったほうがいいのではないか。これ以上戦い続けても、傷つき苦しむだけのこと」
「ヘッ、心配してくれんのかい」
「俺は慈悲深いからな」
心底、嫌悪の湧く一言だった。
ネイスはそれすらも嘲笑うかのように、笑みを刷いた。
「どのみち貴様の仲間も、今頃朽ち果てて――」
その傲岸不遜な言葉を終えるより前、突如、階下から激しい振動が突き上げてくる。
ネイスがさも不快気に眉をひそめた。
ジェンは口角を歪め、嘲った。
「どうだかな。俺もまだ本気を出してねぇだけかもしれねぇぜ。ヒーローは一度敗れて、強くなって戻ってくんだ」
「……ヒーロー?」
「アンダーグラウンドな知識には明るくねぇみたいだな」
「あいにく暇ではないのでね」
再び殺気が凝った。
先に踏み出したのはジェンのほうだった。
手すりをするりと撫でると、支柱が手甲となって、手を覆う。
その拳で風を穿つように殴りつけた。
ネイスはそれを真正面から掴んだ。
もう一方で殴りつけるが、それも掴まれる。
ところがその時、ジェンの足は、すでに地面から離れていた。鋼鉄のつま先が弧を描く。
サマーソルトの予備動作。
完璧なタイミングだった。
ネイスの反応速度を確実に上回った。
にもかかわらず、ジェンの爪先はネイスに届かなかった。
「うっ……!」
それどころか、ジェンは腹を蹴られ、壁際にまで追いやられた。
灼熱の杭がのたうち、胸の中を焼き尽くす。
しかしながらジェンは、顔をしかめながらも殊勝な笑みを浮かべてみせた。
「解ったぜ……」
そこへネイスの大股の踏み込みがあった。左手を腰に溜めた、見惚れるような正拳突き。
踊り場の壁へ軽く肘をつけたジェンは、すぐさま眼前に障壁を生成した。
とほぼ同時、ネイスの〝
真っ向から打ち合ったところで、勝ち目のない相手だ。だがジェンはあえて、もう一度正面から挑んだ。そして、決して安くはない痛みと引き換えに〝廻重眼〟の正体を見切った。
あの力は、ネイスが捉えたものの時間を、一秒か二秒程度前の状態に巻き戻す力だ。だからこそジェンの生成した壁が消失すると同時に、消費された材料も戻った。これ以上ないタイミングで放たれた攻撃も、僅かに遅れた。
だが、あの強力な力にも、まったくの制限がないわけではない。
〝廻重眼〟が連続して使用できないのは明らかだ。そうでなければ、ジェンが障壁を生み出すとき、それを壊す意味などない。万全の一撃を打ちこむために、壁を破壊させるのは、エネルギーの無駄でしかない。
つまり、障壁をリセットする瞬間ならば、ネイスはジェンの動きを巻き戻すことができない。
障壁の生成と同時に、ジェンはすでに動き出していた。
〝廻重眼〟の発動と同時に、障壁のあった下方から滑り出した。
短い助走からのスライディング。
ジェンは相手の股を通り抜け、その折、両脛に手刀をみまった。
ネイスがたまらず体勢を崩した。その目が大きく見開かれた。
倒れ伏す地面が、すでに針の莚と化していたからだ。
ネイスは反撃を恐れたが、やむを終えず、これをリセットするしかない。
倒れながら反転するも、防御は間に合わない。
ジェンの後ろ回し蹴りが、脇腹に刺さった。赤い塊が吐き出された。登り階段の段の中に、半身が埋め込まれた。
ネイスが頭を振って一瞬霞んだ視界を復帰させたときだ。
ジェンの姿は、すでにそこになかった。
追撃を諦め、逃げた?
無論、否である。
ジェンはネイスの〝廻重眼〟の恐ろしさを、身をもって味わった。だからこそ安易な追撃はかけなかった。正面突破では、打ち破ることができない。段の中に埋もれたネイスへ殴りかかれば、ジェンの姿は確実に敵の視野の中に収まる。
「なっ……!」
ネイスを支えていたものが、不意に背中から融けて消えた。体勢を立て直す間もなく、肉体が落下を始めた。
それを受け止めた者があった。
いや、捕らえた者が。
ネイスの目許はいつの間にか、固いもので覆われていた。腕や足までもが同様だった。さらにそこから肩を締め上げられていれば、膂力に多少の差があれど、抜け出すのは不可能に近かった。
ネイスは苦し紛れに〝廻重眼〟で目隠しを取り払った。しかし次の発動までには、僅かながらラグがあった。
胃の腑がこぼれ落ちてゆくような感覚があった。脳を炙られるような危機感があった。
そして次の瞬間、
「ぐあああああああっ!」
ネイスは脳天から二階層も下の段へ叩きつけられていた。
衝撃で拘束具もまた砕け散ったが、全身を突き抜けた痛みは、死を予感させるには充分な威力だった。
直後、六段上のところに、ジェンが降り立ち、たたらを踏んだ。
暴れるネイスを押さえつけるのには、拘束具を用いても全力が要った。それが痛みを倍加させた。何度か顔面を殴られた所為だろうか、今ごろになって脳震盪めいた視界の揺らぎと吐き気が襲ってきた。
だがまだ決着がついたわけではない。
たちこめる粉塵の中、苦痛に喘ぎながら蠢く気配がある。
やべぇな、マティスとも戦うつもりなのによ……。身体中が気持ちわりぃや……。
連戦の負担を考慮して、メアには狙撃ポイントについてもらっている。だから実質的な労力は、単純に一対一で識者を屠るより遥かに易しい。
それでもマティスをある程度追い詰める体力は必要だった。
このままでは、ネイスを殺すことさえできるかどうか。今の一撃で重いダメージを与えることはできただろうが、負傷の蓄積具合からすれば、ようやく互角の条件に引き戻しただけだ。どちらに分があるとも言い難い。
「……経験に裏打ちされたたしかな強さがある。悔しいが、先の連撃は読めなかった」
粉塵の中から歩みだしたネイスの顔面は血で割られたようだった。脳天から流れ出した血は、さらに一歩を踏み出すと、新たな流れを作って、地面に落ちる。
「褒めてもらえて嬉しいぜ。見逃してくれるともっと嬉しいんだがな」
「見逃したとして、貴様はどうするつもりだ?」
「マティスを殺す」
毅然として答えた。
するとネイスは、額を押さえ、くっくと笑った。
「貴様には殺せん。あれは化け物だ。欲望のために力を蓄えてきた魔物だよ。あるいは、自らを王か神のように驕り昂ぶって、果てしなく膨れ上がってきた業の爆弾だ」
それを聞いてジェンは失笑した。
「要するに、ただのクズじゃねぇか」
対するネイスは、ジェンの一言に呵々大笑した。
「そうだ! 貴様の言う通りッ! あれはクズだ。まったく救いようがない」
「じゃあ、どうしてそんな奴に仕える?」
「あれはクズなりに、城を守る力に長けている。己のことしか考えない暴君は、けれど己を守るための術を知っている。だからこうして今日も生きていられるんだ。その中で私もまた守られる。永劫不変の中で生きていくことを許される」
「そんな人生が楽しいのか?」
「どうだかね。だが、恐ろしくはない。脅かすもののない世界は心地がよいものだ」
「……地上の奴らは、恐怖と苦痛でいっぱいだぜ。お前らの生み出した沢山のもので、最悪の気分の中を生きてる」
ネイスが心底理解できないというように首を傾げた。
「それがどうした? 奴らは利用されるために生まれてきたのだ。未だ滅びることなく地上を闊歩できるのは、我々識者が奴らに価値を与えているからに他ならない」
「……そうかい」
ジェンは拳を握りこんで、犬歯を剥きだした。
故郷の屋敷に住んでいた頃、ジェンはその中で数え切れないほどの悲鳴を聞いた。
そこで悲鳴には幾つかの種類があることを知った。
悲しみに耐えかねた者の悲鳴。
悶え苦しんだ者の悲鳴。
慙愧と恨みに弾けてしまった者の悲鳴――。
それに耐えかね、逃げだしてきた。
なぜ容易く人を貶め、壊すことができるのか解らなかった。
だが、識者とこうして会話を重ねる度に、思い知らされる。
そんなことを理解する必要はないのだと。
こいつらは狂っている。人の心を失くし、腐りきってしまっている。
ジェンはその腐敗を拡げぬために戦う。心ない者たちの、他人への共感を忘れたクズどもの支配が拡がらぬように、己をあえて血に汚すのだ。
「できれば見逃して欲しいと思ってたが、気が変わったぜ。やっぱりお前をぶっ殺さなくちゃ気がすまねぇ」
「もとより見逃す気などないがな」
怒りが痛みをかき消してゆく。
視界の揺らぎ、霞みもさほど気にならなくなっていた。熱く滾ったところが、屠るべき相手の存在を教えてくれる。思考が妙にクリアだった。
ジェンは懐から、オートマチック拳銃を取り出す。今しがた〝継接〟で作り出したものではない。あらかじめ忍ばせていたものだ。
使う機会はないかと思っていたが、ネイスを確実に消し去るためには、今これが不可欠だった。
拳銃片手に、踏み込んだ。
ネイスはあえて踏み込まなかった。銃を取り出しておきながら、接近戦をしかけてくる阿呆を嘲っていた。
ジェンの拳が持ち上がった。一方で、腰から銃口が持ち上がり、ネイスの心臓に狙いを定めた。
そして、急ブレーキをかけた。
ネイスは拳撃と銃撃の波状攻撃に警戒しながら、カウンターを狙った。
だが、すぐにその見込みの甘さを呪った。
「なッ……!」
突如、足裏から、地面の感触が消え失せた。床がごっそりと抉れ、クレーターが生み出されていた。
クレーターには影。自分のそれをすっぽりと覆う影。
見上げた先にあるのは、歪な隕石のような、瓦礫の集合体。それはもはや、特定の形に定められることもなく、ただその下にあるものを押し潰すためだけに作られた即席のプレスだった。
思考がブーストした。
拳銃が火を噴いた。弾丸が空中に吐き出され、回転する。
頭上には瓦礫の山。
どちらかを〝廻重眼〟で無力化しなければならない。
足場を失った状態では逃げられない。また拳で瓦礫を粉砕するにも力が足りない。
だが、それを無力化すれば、弾丸をどうすることもできない。〝廻重眼〟は自分が見たものしか時間を巻き戻すことができない。瓦礫を巻き戻せば、弾丸から注意が逸れる。大雑把に防御しても心臓を守ることくらいはできるかもしれないが、おそらくすぐに二撃目、三撃目が撃ちこまれるだろう。
馬鹿な、こんなことが……ッ!
ネイスは苦し紛れに決意を固めた。
頭上を仰ぎ〝廻重眼〟を発動させたのだ。
影が散り、足場が戻った。
遅れてやってきた銃声が、いやに喧しく響いた。
咄嗟に腕を持ち上げると、そこに穴が穿たれた。
床を蹴って逃げようとした拍子に、脛が骨ごと弾け飛んだ。
激痛に一瞬判断が遅れた。防御が遅れた。
銃声。
ひそめた眉間、そのど真ん中。
肌を裂き、骨を砕き、脳を燻した。
鉛弾が脳の中心で回転を止めた。
ジェンはそこへさらに三発の銃弾を撃ちこんだ。両目を破壊し、眉間の穴を狙った。中心に残った弾が、新たな弾に弾き出され、後頭部を抉って、ぽとりと落ちた。
ネイスの身体が、その銃弾を追うようにして後ろへ倒れた。眼窩から脳漿が弾け飛んだ。
小さく歪に笑んでから、ジェンは片膝をついた。折れた肋骨だけでなく、身体のいたるところが痛みや軋みに蝕まれていた。
なんとか立ち上がろうとするが、すぐに膝が砕けた。
「うぶっ……」
その拍子に胃の中のものが吐き散らされた。血も多く混じっていた。
ところがそこに、ジェンは嫌な気配を感じた。背筋を粟立てるような強い圧力を感じた。
識者だ。
ったく、運が悪いぜ……。
壁に寄りかかりながら、どうにか膝を伸ばす。あえて頭を振って、眩暈を払い飛ばそうとする。
しかし肉体は、そうも容易く言うことを聞いてくれなかった。再び足許から力が抜け、壁にそってずるずると沈んだ。
状況はなおも悪化する。
コンと鉄を打つような音が響き、それが一つ二つと増え、反響し合って膨れ上がってゆくのだ。
霞む目で見上げれば、手すりと手すりの隙間から、無数の人影が飛び降りてくるのが見えた。
そのうちの一体が、亡骸の上へと着地し、かろうじて頭の形を保っていたものを粉砕した。
作り物のような美しい女だった。白く淡い肌が陶器のようだ。
そして、よく磨かれた鋭利な爪は刃そのものであった。
美女が腕を振り下ろした。
ジェンは防御姿勢を取ろうとしたが、遅い。間に合わない。
ぐずぐずと肉の斬れる音がした。
◆◆◆◆◆
バーキン・ティンバーレイクは識者である。
マティス・クリーン社に勤めてそろそろ十年ほどになるが、こんなに派手な襲撃を受けるのは、今日が初めてだった。
侵入者を目撃した直後から、カメラは動作不良を起こしている。端末の通信機能も遮断されてしまっているようだ。侵入者がどこへ行ったかは、だから判然としない。
不思議と危機感はなかった。危急の事態には備えてきた。トレーニングを怠ったことはないし、肉体派のネイスからも一目置かれている。死ぬようなことはありえない。自信があった。
見つけたら、どうしてやろうかなぁ。
むしろ昂揚があった。
侵入者は敵だ。どんな残酷な目に遭わせてもいい相手だ。
マティスは人形が壊れると、気まぐれにそれを寄越してくれた。だが滅多に貰えるものではないし、あれの四肢をちぎって遊ぶのはもう飽きてしまった。あれは感情を失っている所為で、どれだけ惨たらしく解体しても、泣いてはくれないのだ。
だが敵は生身の、感情をもった存在であるはず。四肢を切り裂き、眼球を抉れば、きっとぞくぞくするような絶叫を聞かせてくれるだろう。
想像するだけで勃起してきた。
バーキンは昂ぶる心を速力へ変換する。地を蹴ると、耳もとでごうと空気が唸った。
ネイスのものと思われる気配を感じた。それと同じ方角にもう一つ。おそらくネイスが追っていった獲物だ。
バーキンは仲間へ羨望の念を抱きながら、彼らから離れるように疾走した。
それが焦らされているようで堪らなかった。どこかで自分の獲物が待ってくれているような気がしてならないのだ。
ほどなくして、その予感が実体をもって現れた。こめかみを焼くような気配が、進行方向からビンビンと感じられた。
バーキンはそれに引き寄せられるように、なお強く地を蹴った。床が大きく陥没し、すれ違う社員たちを弾き飛ばして血の染みに変えた。非識者たちは、バーキンを視認することかなわず、突然の死に情けない悲鳴を上げるしかなかった。
それがさらに彼を昂ぶらせる。湧き立つ情動が頭の中を白く染め上げるようだった。
獲物は通路の奥で待ち構えていた。逆立った怒髪天を揺らめかせ、赤の双眸を殺意に輝かせながら。
「あああああああっ!」
バーキンはその男の正体を知っていた。
指名手配犯の狂人。識者を狩る識者。雲を馳せる獣だ。
そんな強力で無軌道な相手を苦痛に呻かせることができたら、絶叫させることができたら!
バーキンはほとんど絶頂に達しかけていた。
興奮と酩酊の中、手甲に施された機構が刃を剥いた。手の甲を覆う形で、三本の爪が生じたのだ。
敵が目にも留まらぬ速さで刀を鞘走らせた。
刃と刃が切り結んだ。
滝のような火花が散り、両者は立ち位置を入れ替えた。
その中央にひゅんひゅんと風を斬りながら、誰のものか血に濡れた刀が落ちる。
バーキンは識者ならではの端正な顔立ちを、歪んだ恍惚で台無しにした。獲物を絶叫の檻の中へ封じるイメージが完成した。
獲物へ向け踏みこんだ。
その爪が怪しくギラリと煌めいた。
ところが、その爪を振り下ろす間もなく、バーキンの身体は上下に断たれていた。
落ちた刀の周囲へ膨れ上がった人影が、刀を掴み、バーキンのいきおいを利用して、臓物まで一文字に断ちきっていたのだ。
像をなした怒髪天の男はすぐさま振り返り、その後頭部を貫いた。
そして一抹の感傷を抱くこともないまま、バーキンが来た方角へ向けて駆け出した。
◆◆◆◆◆
人形めいた美女の腕が宙を舞った。断面から血が噴いた。
さらにその頭部を刀が割った。
次々に飛来する美女を、流れるような刀捌きが斬り捨ててゆく。一つの影が、無数の糸を編むように、太刀筋は幾筋にも分かれ、収束し、あっという間に踊り場を血肉で埋め尽くした。
その襤褸に覆われた黒い背中。燃え上がる火炎の如く、逆立った怒髪天。
ジェンはほっと胸を撫で下ろし、努めて快活に笑った。
「マジで来るとは思ってなかった。メアは夢でも見たんじゃねぇかって思ってたが」
「……」
「あるいは、これが夢なのかね……?」
「夢ではない」
〝雲渡り〟は、はっきりそう告げると、残心もそこそこに踏み出した。
「……なあ、待ってくれ。一つ頼まれて欲しいんだ」
呼び止めると〝雲渡り〟は、一瞥もせずに足を止めた。
「俺はマティスを殺すつもりだった。だけど見ての通り、しばらく動けそうにねぇ……。だからよ、お前が代わりにマティスの野郎をぶっ殺してくれねぇか?」
そこでようやく〝雲渡り〟が一瞥を寄越した。
憤怒に赤く滾った眼差しを。
「マティスは俺の心が動く場所にいる。俺はこの心に従って、それを斬る」
〝雲渡り〟はそれだけ言うと、今度こそ地を蹴り、昇り龍のごとく天へ馳せていった。
その残滓を追いながらジェンは笑いを吐き捨てた。
「やっぱあいつ、変な喋り方すんなぁ」
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