第19話 自分の感覚は削る?

 さて、自分の感覚ってなんでしょうか? 考えてみて下さい。それって考えれば考えるほど、いくらでも意味を定義づけることが出来ます。なぜ、自分の感覚を削る、なのか? これは原点に帰って、読者思いというのを思い出してみて下さい。つまり、作者のイメージがあります。それを読者が読みます。その時に、自分の感覚は100%が伝わるとは限りません。むしろ10%も伝わるかどうか。これで自分がわかっていても、伝わらなければ読者はわからない。それから、自分の感覚とはなんでしょうか。ここでは、価値観や恋愛観とします。これは人によって違いがあって当然です。なので、解説みたいな文が必要になるわけです。または、自分の感覚を徹底的に削っていくか。どちらも大変です。客観的にわかるようにしないといけないので。これもまた小説の楽しみでもあり、奥深さというものです。

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