第4話 数字だけでは伝わらない

 今回は小説に登場する数字について、読者思いな文章を作りたいと思います。これは僕も失敗したことがあります。文学学校で推薦をいただいて同人誌に載るわけですが、数字に関係する失敗です。数字と言うと、身長や体重、距離などがあります。僕は数字だけで読者に伝わっているだろうと思っていました。結果は伝わっていませんでした。ここで例文。


 私の身長は一五十センチ、彼は一八十センチ。彼ったらカッコいいのよ!


 これは数字、身長を言っただけです。だから、言いたいことが伝わるか? これだけでは伝わりにくいです。なぜカッコいいのか? 修正します。


 私の身長は一五十センチ、彼は一八十センチ。彼を見上げるのはなんだかキュンとくるの。だって高い所にある物を取ってくれたり。彼ったらカッコいいのよ!


 これでどうでしょうか? カッコいい彼の理由がわかりやすくなったでしょう? このように、小説に数字を出す時は、感情も書いてあげると読者はわかりやすくなります。僕は例文の似たような失敗をしています。失敗は成功の元、どんどん書いて行きましょう♪

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