第14話 原稿用紙十枚程度なら何回も一から書き直せ

 これは、僕が学校に提出する作品を、何回も書き直す理由は、文章を読み直して磨いていくということです。書くのが一発で推薦をもらったこともありますが、それはストーリーのメモを綿密に組み立てたからでもあります。普通はそうであっても、何回も書き直すべきです。いくら綿密に組み立てたからと言って、それが完璧である可能性はありません。どうしても、話に矛盾が出る。あるいは違和感を読者に感じさせてしまう。これは書く以上、どうやっても出てくるものなんですが、書き直すという作業で少しは改善される可能性はあります。しかし、書き直す前に、これは残したいというものは積極的に残しましょう。作者にもこだわりがあってもよいのです。あとは、書き直したからと言って、よくなるとも限りません。けれども、本来、小説を書くというものは大変なのです。それは作者である貴方ならわかっているはずですね。

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