第16話 言葉選び(単語)

 単語という言葉選びでも、読者の受け止め方はだいぶん変わって来ます。例えば、純喫茶は古き善き喫茶店で、マスターはもう経験豊富。そう言う印象があります。では、カフェだと、今時の流行りを取り入れた、コーヒーを提供する気軽な店。どうですか? 言葉ひとつとっても、純喫茶、喫茶店、カフェ、といった種類があります。つまり、言葉ひとつで印象が変わるということです。純喫茶に若者が入り浸っていると書けば、それは時代のズレを感じさせます。良い意味でですよ。マスターもまだ若かったのだなぁ、と。逆にカフェも昭和初期からあった言葉のようです。カフェという言葉は今に始まった単語というわけではないのですね。ですが、コーヒーを提供する店のことを、今ではカフェと言います。単語の歴史も調べると面白いかもしれませんね。

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