自宅にできたハチの巣を放置したエッセイ

我が家の軒下にキアシナガバチの巣が出来ていました。軒下ですが高い位置なので、そのままにして毎日双眼鏡で観察しています。でも今日見たら巣の側にオオスズメバチがいて！毎日見てたせいかキアシナガバチが心配になってる自分がいます。
でも下手に手を出すのは危険ですよね。

昔、飼っていた犬が蜂に刺された。幸い大事なかった。

その犬が隣人を噛んだ。治療費を払ったが、大事なかった。

大事になるかどうかは人間次第であり、環境について一考できる良いエッセイだと思う。

今朝、蜘蛛の巣を何気なしに払ったが、今になると後ろめたい。

私は一昨年の１０月くらいに二日連続でスズメバチ（おそらくキイロ）に刺されました。

初日は脳天に背後から一撃！！
あくる日同じ場所で、フェンスの錠前に手を伸ばしたらそこに二匹くらい居て、手の甲と腕にグサリ！

「ハチに狙われても騒いだり振り払ってはいけません、彼らを刺激するだけです」
なんて言うけど、刺されたら振り払います、反射です、控えめに言って不可避です。

で、気付くと八匹くらいに囲まれて上半身に３か所追撃を受けました。

必死で振り払い、逃げました。無防備でいられるはずもありません。
アナフィラキシーが発現すれば死ぬかもしれません。

死ぬにしても無抵抗でやられてたまるかです。

周…続きを読む

家の庭に蜂の巣を見つけた。
さて、どうしたものか。

そんなありふれた出来事から始まる不思議な観察日記。
作者さんの生き物に対する距離感がとても自然で、つい一緒に観察をしているような気分になる。

そこで垣間見えるのは、自然の無慈悲さと、人間の傲慢さ。
そして、生きることの純粋さ。

ただ、ありのまま蜂のことを書いているだけなのに、最後はなぜか少しだけ泣いてしまった。

遊びなく蜂です。
そして、図鑑的じゃなくエッセイだ。
虫嫌いなのに何故か引き込まれました。

自分は子供の頃に蜂に刺された事がある。だから基本的に蜂は嫌いで、音を聞くだけでも逃げ出したくなる近寄りがたい存在。
でも、この作品に触れる事で、不思議と蜂に対して愛らしさが込み上げてきました。そんなハートフルなエッセイです。

細かい観察力と、それを的確に伝えてくれる描写は、読んでるだけなのに蜂の巣が近くで蠢いているような錯覚を感じさせてくれます☆

ハチは敵。

おそらくスズメバチの攻撃的なイメージのせいで、そういう印象を植え付けられていた。
素人にすれば、ミツバチ以外はヤバいって思ってしまう。
でも、本当はそうじゃない。
そりゃそうだ。哺乳類だって、ヒトもサルもゴリラも、全然ちがう。

共生なんて言葉で一括りにはできないけど、同じ場所で一緒に生きること。

生きる厳しさと温かさを感じられるエッセイでした。

家の駐輪場にできたハチの巣を観察するエッセイです。
でも、なんだかハチへの愛に溢れているように思えて……大人しいハチたちを守るためにあれこれ模索するさまがいとおしく思われて……。
季節の折々に野生動物との遭遇がニュースになりますけど、こうして適切な知識と冷静な判断力があれば揉めることはないんですよね。
ハチたちだって一生懸命生きているんだ。
今頃取り壊されていないことを祈ります。

私自身のことだが、自営業をしていたときに、お得意様の軒下で小さなハチの巣を見つけた。「あっ、ここにハチの巣がありますよ」お子様の教育によろしいのでは、という後の言葉は、「ありがとうね」と言って殺虫剤をもってきたお客様の言葉に遮られた。ごめんよー、そんなつもりじゃなかったんだよ、と思った過去を思いだした。

　生物に造詣の深い著者の愛ある語り口、ハチの大人しさなどから不覚にも「ハチ、かわいいな」と感じてしまいました。
　昆虫図鑑を夢中で読んでいたころを思い出しすエッセイです。