概要
RPG3基とアサルトライフル5挺。それがボクと子供たちの値段だった。
四年前の夏、海外で両親が死んだ。一緒にいたはずのボクにはそのときの記憶がない。
ある日、伯母の家で陰鬱と暮らしていたボクに、『母親は死んでいない』というメールが届いた。
メールを信じきれないままボクは両親と巡った貧困地域へと旅立ち、武装組織の人質として拘束されてしまう。
そんなボクを救ってくれたのは民間軍事警備会社(PMSCs)〈タルト・タタン〉の女性オペレータたるシシリだった。首に大きな一文字の傷痕を持つシシリとの出会いをきっかけに、ボクは失っていた四年前の――シシリがボクの両親を撃ったという記憶を、取り戻し始める。
ある日、伯母の家で陰鬱と暮らしていたボクに、『母親は死んでいない』というメールが届いた。
メールを信じきれないままボクは両親と巡った貧困地域へと旅立ち、武装組織の人質として拘束されてしまう。
そんなボクを救ってくれたのは民間軍事警備会社(PMSCs)〈タルト・タタン〉の女性オペレータたるシシリだった。首に大きな一文字の傷痕を持つシシリとの出会いをきっかけに、ボクは失っていた四年前の――シシリがボクの両親を撃ったという記憶を、取り戻し始める。