五〇〇〇ドルで死の旅へ 2

〈2〉


 舗装されていない道を疾走するピックアップトラックの後部座席で、ボクは巻き上げられる土煙越しの荒野を眺めている。茶色く乾燥した大地には、お飾りめいたやる気のなさで白っぽい低木が点在していた。はるか彼方にそびえる岩山すら枯れた色彩で、厭味なほどの青空の中にあっては心許ない立ち姿だ。

 運転席を覗き込めば、速度メーターが時速一八〇kmという日本じゃ滅多にお目に掛かれない数値を指している。散々泣き喚いたせいでぼんやりとしたボクには、そのスピードすら薄布に隔てられたように遠い。

 町を脱して早々に、シシリは助手席に移ってしまっていた。命がけで助け出したボクよりもハンドルを握るジギィこそが護るべき相手なのだと主張するように、彼女はアサルトカービンを抱えたままだ。助手席のガンラックにはテロリストたちと揃いの安っぽいアサルトライフルまでが備えてある。

 対してボクの隣に座っている黒人女は、すでにタクティカルベストすら身に着けていない。町の外れで乗り込んで来た彼女は、抱えていたライフルケースと観測器を足元に放り出したかと思うとすぐに武装という武装を解除し始めた。悪路の振動に合わせて豊満な胸が揺れるのにも構わず、ロシナンテと名乗った狙撃手は美しい銀色に塗られた爪を閃かせながらタンクトップ一枚になった。目のやり場に困ったからこそ車窓に集中していたのに、彼女が身動きするたびに無防備な肘だの後頭部で束ねられた長い髪だのが触れて、なんとも言えない気分にさせられる。

 首を捻ってリアウィンドから荷台へ意識をやると、縮こまったリューイの背中があった。容赦ない砂と太陽に曝された荷台で、彼は健気に機関銃を握っている。ひっきりなしに肩口で汗を拭っては給水ボトルから突き出たストローを齧っている彼と比べて、冷房の効いた車内にいるボクらはなんて怠け者だろう、と申し訳ない気持になった。

「どうぞ」

 急にヘッドセットを差し出された。ロシナンテが吐息のかかる距離で肉感的な唇を綻ばせる。ヘッドフォンのコードは彼女の腰へとつながっている。彼女の通信機から分岐させてくれたらしい。時折ぼそぼそと交されていた彼らの会話に加えてくれるようだ。

 覚束ない手つきでヘッドフォンを装着する。

童貞チェリー坊やがログインしました」

 ロシナンテのセクハラに、誰かの失笑が応えた。前席でシシリが身じろいだけれど、たぶん彼女じゃない。リューイがリアウィンドをこつりと叩いてくれたから、彼だろう。

『ロシナンテを訴える気なら、悪いことは言わない、やめとけ。そういう女だ。ようこそ、〈タルト・タタン〉へ。俺はリューイ。運転手役のジギィが、一応、ウチのボスだ』

「一応?」運転席の枯れ草色の髪は不満気だ。「誰が給料の計算をしてるか理解してるか?」

『撤回、ジギィが正真正銘のボスだ。で、ナビシートがシシリ。お前、シシリと逢うのは二回目』

『注意』

 リューイの言葉を遮って、初めて耳にする男の声がヘッドフォンを震わせた。電子変換されているという点ではリューイと同じなのに、老いているとも若いともつかない不安定な低音だった。

『陸橋上にSUV、二』

 どん、と天井から衝撃がきた。慌てて周囲を確認すると、リアウィンドにリューイの足があった。荷台の機関銃をピックアップトラックの天井に据えたらしい。

 敵! と身を強張らせたボクの膝を、ロシナンテが撫でた。

「大丈夫よ、坊や。ほら」

 ロシナンテに促されてフロントウィンドへ身を乗り出すと、荒野を貫いてどこまでも続く道に影が落ちていた。国道と高速道路との立体交差だ。リューイは陸橋を狙っているらしい。

 運転席と助手席との中間に設置されているカーナビの画面が航空広域地図から灰色の濃淡に切り替わった。十字架だ。いや、立体交差する道だろう。画面の端から白っぽい点が交差地点へと向かっている。おそらく、このピックアップトラックだ。

「リアルタイムよ」ロシナンテが得意気に鼻を上向ける。「エヴァンの『眼』は宇宙からだってあたしたちがサボってないか監視できるの」

『人聞きが悪いよ、ロシナンテ』

『あら、だって、いつでもドコででも見てるでしょう?』

『それが僕の仕事だからね。陸橋の人影は……四。挟撃要員じゃないかな』

『頭出した瞬間、ハチの巣にしてやる』

『頼もしいね、リューイ。左前方一〇〇メートルにアンブッシュ待ち伏せ

 シシリがパワーウィンドを作動させた。砂雑じりの熱風が車内に吹き荒れた。アサルトカービンの安全装置を外すや否や、シシリは窓枠に座って上半身を晒す。

『ジギィ、IED仕掛爆弾に注意して』

 姿なきエヴァンの忠告に、ジギィが軽いクラクションで答えた。

 そして、雷鳴が轟く。竦んだボクの頭上、天井一枚を隔てたところでリューイが機関銃を猛らせていた。ピックアップトラックの速度は落ちない。ロシナンテなんか、ボクが硬直したのを好機とばかりに膝から太腿へ手を移動させている。

 ご、と立体交差に凝縮された空気が哭いた。予備動作なく車体が跳ね上がる。短い浮遊感の後、真下から突き上げた衝撃に尻が浮いた。低いところを朱色の光が包み、それも置き去りにピックアップは立体交差を抜ける。

 リューイは機関銃を大きく取り回して、去り行く陸橋の縁を撃ち続けている。その下で、ボクらが数秒前に駆け抜けた辺りが丸く焦げていた。

 キチキチと後部座席の窓が怯えている。小さな金色が窓ガラス越しにボクの頬を叩いては消えていく。シシリが道路脇の朽ちたセダンに向けるアサルトカービンの排莢だ。射手たるシシリの体に跳ねたいくつかが車内に躍り込んで、ボクの靴先を温めた。

「ああして」と前席に頭を押し付けるように屈んでいたロシナンテが、乱れた髪を掻き上げながら笑う。「陸橋の上から手榴弾を投げ込んで、ついでにIEDで吹き飛ばして足止めするの。強盗のセオリーよね。停まったら最後、どちらかが死ぬしかないわ」

 でたらめな国だ。心底、そう思う。でも、こんな国に連れて来られたのはボクの自棄のせいだ。他の誰にも責任転嫁はできない。

 ボクはボクの行動の責任がボクにあることをきちんと理解している。その原因がどこに在るのかは別にして、だ。

 永遠にも感じた射撃時間は『さっきは』という男の声で幕引きとなった。

 強盗への忠告を真っ先に寄越した男が、ヘッドフォン越しに話を再開させる。

『話に割り込んで悪かったね。僕はエヴァン。〈タルト・タタン〉の電子オペレータだよ。まあ、主な仕事は仲間が迷子にならないように見張っていること、かな』

 カーナビの画面が広域航空地図へと切り替わった。青いマーカーが一つ、ルート・タンパと記された道を滞りなく南下している。

『それで……メンバーの紹介はどこまで進んでいたっけ? 僕が最後?』

パッケージ荷物を除けば君が最後」

 窓枠から助手席のシートに戻ったシシリが素気なく言って、窓を閉ざす。クーラーはまだ効いてこない。興奮冷めやらぬシシリのアサルトカービンが銃口から陽炎を漂わせているせいだろう。

「坊やは」とロシナンテの掌がボクの太腿を這いまわる。「お荷物だって」

『舌噛んだ』と呻いたリューイが湿った咳を挟んで、『実際、そうだろ』とこれまた冷淡な同意だ。

「エヴァン、音」

『了解』

 ジギィの名指しと同時にカーナビが呪いを生み出した。アラビア語のラジオだ。ついさっきまでボクを捕えていた男たちと同じ抑揚が、陽気なBGMを連れて車内を這う。

 歯を食いしばった。両手を握り締めて、頭を下げて、体が震えていることをロシナンテに悟られないように貧乏ゆすりをする。頬の内側の傷を噛んで、初めて鼻腔に滲みついた不快な臭いに気付いた。

 血の臭いだ。ボクを誘拐した連中の、ボクを助けてくれたシシリたちの、死の匂いだ。

 吐きたくなって、それなのにどこか気持が澄んでいくことも自覚して、ボクはボクの裡に芽生えた違和感に重たく長い息を漏らす。


 陰鬱としたドライブを一時間ばかり経て到着したのは、蛇腹状の鉄条網と高い塀に囲まれたホテルだった。聳える塀はおおよそ八メートルといったところだろうか。陽光を遮ってなお有刺鉄線を冠したコンクリート壁は、五メートルほどのところから上は真新しい色合いだった。元々あった塀に継ぎ足したのだろう。おかげでそこここに生えている雑草は貧相に細っている。

 盛大な騒音を連れて、黒い門扉がボクらを砂漠から隔離した。

 建物の入口に横付けされた装甲車や周りに群れている兵士たちに軽く手を挙げて、ジギィはピックアップトラックを駐車スペースに入れる。ボクらのものと同じく機関銃を荷台に積んだピックアップトラックや、山型の装甲板を全身に纏ってアルマジロめいた外見をした装甲車が七台も並んでいた。

 荷台からまずはリューイが、続いてアサルトカービンを構え直したシシリが、降車する。どうやら先行して安全を確かめてくれるらしい。

 フェンスと塀に護られた建物の入口にたむろしている兵士たちは砂色のヘルメットとタクティカルベスト、それにアサルトカービンを装備してはいるものの、命を脅かす存在など知らぬ面構えで雑談に興じている。そんな中を、リューイとシシリはボクを助けたときと同じ鋭い歩調でホテルへと向かっていく。

「元気ねぇ」とロシナンテはライフルケースを膝に置いて他人事だ。

『真面目なんだよ』エヴァンは揶揄の口調だ。『君と違って、二人は〈タルト・タタン〉に忠実だ』

「〈タルト・タタン〉に? シシリの忠誠はジギィに対してだけでしょう?」

 ジギィの返事は、咥えた煙草に火を点けることだった。彼は紫煙を一吹きすると早々にエンジンを切って、助手席から二つの背嚢を引き上げて降車してしまう。

 空調の止まった車内はすぐにむっと温んできた。傾いてなお苛烈な太陽が諦め悪く地表を焼いているせいだ。

 ボクも自分のデイバッグを背負ってピックアップトラックの密室から逃げ出した。外も内も平等に暑いしいがらっぽい臭いがしているけれど、風がある分マシだ。

 視界の端に、荷台に貼られたステッカーが引っかかった。黒い円盤に見えたのは、ナイフで切り分けられた黒焦げのタルトだった。ナイフといってもケーキ用の淑やかなやつじゃなくて、人の喉を掻き切るための物騒な形状をしている。フロントグリルにはトヨタ社のマークがあって、後部には〈TUNDRAタンドラ〉と綴られていた。日本じゃ見かけない厳つい外見だ。

 数歩先を行くロシナンテとジギィを追う途中、周りの兵士から「サリュやあ」と気安い声をいくつもかけられた。内の一人がホテルの扉を引き開けてくれながらラフな敬礼だ。

「生きてたか、ケーキ屋パティスリー

「そっちこそ元気そうね、〈アウトカムズ〉」ロシナンテが妖艶に目を細めた。「二ヶ月にアフリカでパイプラインを護ってたかと思えば、今度はホテル? 盛況じゃない」

「できればパイプラインに張り付いてたかったさ。ありもしない大量破壊兵器を探しに来たアメリカ軍が撤退したこの国で、今さらどう稼げっていうんだ。でもまあ、社が護れというなら猿だって命がけで護るさ。お前たちだってジギィの命令は絶対だろ」

「生憎と」と煙草を靴底で捻り消したジギィは渋面だ。「ウチは精鋭ばかりなんで、自己判断を尊重するんだ」

「よく言うぜ」

 ジギィは面白くもなさそうに鼻息を漏らすと、ホテルへと入っていく。ロシナンテも「サリュじゃあね」と兵士に手を振って、ボクを押し込むように続く。

 屋内は期待したほど冷えていなかった。豪奢な応接セットに観葉植物と普通のホテルと変わらない様相でありながら、どことなく薄暗い。光源を見上げれば低めの天井には弾痕がいくつも開き、シャンデリアの飾りは半分くらいしか残っていない。

 受付カウンターの脇に設置された非常階段から戻ってきたのは、シシリだけだった。軽く息を切らせてジギィへと走り寄る。

「クリア。リューイは部屋の検索中」

「お疲れ」

「車のセキュリティ、やってくるよ」

 よろしく、と車の鍵を渡すついでとばかりにジギィがシシリの髪を撫でた。照れたようにはにかんだシシリが、銃を肩ベルトに預けて両手でその手を包む。

 ざわりと背筋が騒いだ。申し訳程度とはいえ空調は効いているし、日差しだってない。それでもリュックと接した辺りが厭に熱を持っている。

 ジギィとロシナンテとともに、臙脂色のエレベータ扉の前に立つ。呼び出しボタンはすでに押されていた。四階までしかない階数表示のランプはところどころ割れている。

 ボクらを迎えに来たちっぽけな箱に入ると、ワイヤが頼りなく軋んだ。ロシナンテの長い爪に最上階を命じられたエレベータがロビーを遮る、寸前で汚いシューティンググローブが割り込んだ。男が無骨な手で扉をこじ開ける。

「ちょっと、待ってくれ」くたびれたタクティカルベストを着けた男だった。「乗せてくれよ。三階だ。よう、ロシナンテ、今日も好い女だな」

「ありがとう、CB。でも、どうせなら、会いたくなかったわ」

「そう邪険にするなよ」

 馴れなれしく伸ばされた手を叩き落として、ロシナンテはボクを男と自分との間に立たせる。あからさまに苛立ちを含んだ男の視線が痛かった。

 不承不承といった速度でエレベータが上昇を開始する。駆動音ばかりで速度の伴わない稼働具合に、シシリを見送ったときとは別の汗が滲んでくる。

「なんだよ、そのガキ」

「ウチの荷物よ。手は出さないでね」

「知るかよ」と毒づいて、男が扉を蹴り飛ばした。エレベータが大きな振動とともに停止する。表示は三階だ。

「じゃあな、ロシナンテ」

「ええ、じゃあ、さようなら」

 ロシナンテがボクを抱き寄せた。後頭部が生暖かくて柔らかい脂肪の塊に埋まって、食虫植物に落ちた虫になった気分だ。

 閉まりゆく扉とボクを隔てる位置に、ジギィが踏み出した。腰の後ろに回った彼の手がホルスターから拳銃を抜く。

 こ、と黒い塊が転がり込んだ。拳大の、ヤシの実を小さくしたような――手榴弾だ。

 ジギィの足がそれを捉えた。靴底で手前に回転させたかと思うと、足の甲に載せて丁寧に扉の外へと送り返す。同時に閃光がエレベータの中を染めた。拳銃から噴き出た黄金色の排莢がコマ送りで宙を舞う。

『ジギィ!』

 ヘッドセットがシシリの声で吼えた。他人顔で上昇を再開するボクらの足元から鈍い破裂音が届く。箱の中が薄く煙っていた。

「大丈夫だ。三階でCBがくたばってる。回収しといてくれ」

『……了解』

「シシリ」銃を仕舞いながら、ジギィは階数表示に柔らかく笑んだ。「お前のミスじゃない」

『……うん』

「大丈夫よ、シシリ」ロシナンテもまた、笑う。「CBだもの。乗って来た時点でわかってたわ。責任を取るべきは〈アウトカムズ〉の連中よ。ここの警備を一任されてるくせに同僚から襲撃者を出すなんて。きっちり賠償請求してやりましょう」

「責任といえば、いち早く退いたお前の責任も問いたいところだな、ロシナンテ。俺は上司を盾にするような兵士を雇ってるのか。泣きたくなるな」

「あら、だって」ロシナンテは袖の上から巻いた、どう見ても男物の腕時計を閃かせた。「もう五時を過ぎてるもの。あたし、アフター5は働かないって決めてるのよ」

「四〇秒は誤差だろ」

『時計合わせを請け負ってるのは僕だよ』今度はエヴァンの抗議だ。『時間はぴったり正確無比だ』

『それで俺と同じ基本給ってのが、どうも納得いかない。なあジギィ、上司としてここはビシっと補正すべきだろ』

「お前は給料明細を見直すべきだな。十七時から九時までの労働には手当をつけてやってるだろ」

『……給料明細なんざ、もらった記憶がないぞ』

『ちょっと、冗談だよね?』とエヴァンが甲走った叫びを発する。『僕があれほど頑張って作ってる給料明細、見てないの? 時給じゃなくて十分刻みで算出してるのに。ひどいよ、リューイ』

『俺? いや、もらってないって。見たこともないぞ。ジギィの責任だろ。あ、CBのバカを発見』

 三階に到達した、というリューイの報告に、はは、とシシリの小さな笑いが重なった。無駄話は彼女の自責の念を紛らわせるためだったようだ。

『あと十八秒で着くから、待ってて』

『ゆっくり来いよ。階段マラソン二往復はつらいだろ』

『いい度胸だね、リューイ』

『え、なんで? 失言か?』

『その発言はわたしを侮ってるよ。はい、お待たせ、到着』

 それきり二人は黙り込む。エレベータホールの惨状に絶句しているのか、と思ったけれどそれはない、とすぐに気付く。たぶんマイクを切ったんだ。ボクに気を遣ってくれたのかもしれない。

 五階の廊下を踏みながら、ボクの手を引くロシナンテが「知ってる?」と小首を傾げた。

「さっきの手口ね、アメリカの対テロドラマで有名になったのよ。この間、五つ星ホテルでアメリカの要人が爆殺されたのだって、そのドラマに触発されてのことに決まってるわ。笑えるでしょう。愚かよね。あの国は自分たちで作った敵に、自分たちで作ったドラマの手法で犠牲者を増やされてるの」

「……ロシナンテは……アメリカが嫌いなの?」

 ジギィが足を止めた。ロシナンテも急停止してボクを見下ろしている。

 マズいことを言っただろうか、と不安になったボクに、ロシナンテがゆっくりと向き合った。カーゴパンツに包まれた長い脚を折って、彼女はボクを覗き込む。

「やっと聞いたわ、坊やのちゃんとした声。大丈夫よ、あたしたちはただの真っ黒焦げのリンゴタルト〈タルト・タタン〉民間軍事警備会社PMSCsなんて大そうな肩書だけど、とても簡単なことよ。何度でも教えてあげる、あたしたちは坊やを護るために雇われているの。大丈夫よ、安心して、護ってあげるわ」

 大丈夫、と繰り返して、ロシナンテはその柔らかくて息苦しいくらいに温かい胸にボクの頭を引き寄せた。

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