怒りやイライラについていろいろな角度から考えていきます。 tsutsumi
そもそも怒りとかイライラとはどういうものなのかという根本的な話、今そこにある怒りやイライラに対する対処方法、そして、無用な怒りやイライラが減るために心を強くする方法などについて考えていきます(旧題名『怒り・イライラが自然に消えていく方法』)。
目次
連載中 全109話
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- Ⅰ 怒り・イライラについての基礎知識
- 1 怒りの定義
- 2 怒り・イライラに関する5大公式
- 3 怒りの種類
- 4 怒りに対する態度
- 大雑把に3つに分けてみました
- 怒った時に、どんな行動・発言が考えられるか?
- 「考える(自分の心の声を聴く)」の中身は?
- 「何もしない」という方法
- 別のわけ方
- 5 怒りに対する考え方
- 6 人は怒るとどうなるか?
- 怒ると周りが見えなくなるか?
- 脳のどこで怒っているのか?
- 『怒りについて』より
- 7 イライラの定義
- Ⅱ 私の怒り・イライラ事件史
- 1 「先生辞書貸して」事件
- 2 少人数制クラスの分け方
- 3 定期考査の問題をめぐって
- 4 「今、何時ですか?」事件
- 5 離任式の気違い踊り
- 6 ドトールの高校生
- 7 漫画喫茶のアルバイトの女の子
- 8 ワンルームマンションのセールスマン
- 9 高校野球の審判
- 10 ヒステリックな女教師の思い出
- Ⅲ 怒り・イライラとのつき合い方
- 1 キレないための応急手当
- 言葉による対応
- 視覚的イメージによる対応
- 視覚的イメージと音声の併用
- 目の前の物をじっと見る
- 一時、その場から逃げてしまう
- 困った時はボケる
- 事前準備
- 2 イライラを退治するためのコツと工夫
- 努力とあきらめのバランスをとる
- 愚痴っぽい人に対するイライラは、人助けだと考える
- 「我慢することを学ぶチャンス」と考える
- 「人生、楽ありゃ、苦もあるさ」と考える
- 「○○だったらどうするだろうか」と考える
- 困った人物のことは「煩悩に囚われた可哀そうな人だ」と考える
- 翼が傷ついていて変な飛び方しかできないと考える
- 未来からの視点を活用する
- 看板からの視点・カミナリ様の視点などを活用する
- テレビ番組を見てイライラするならその番組は見なければいい
- 重要ではない人の言うことは軽く流す
- 「テレビのお笑い番組みたいで面白いなあ」と考える
- バカにした態度をとる同僚には、トンチンカンな格言やことわざを言う
- くだらない自慢話には「そうかいそうかい、よかったね」と言う
- 「どうせ私が悪いんです」という人には郵便ポストの話をする
- 「鬼婆は鬼婆でもいい鬼婆じゃ」と言う
- 「あそこが痛い、ここが調子が悪い」という事ばかり言う人の話は、話半分に聞いておく
- 頻繁にメールを送ってくる人には無理に返信を出さないでもよい
- 3 レコーディング精神安定法 ―本格的な怒りとじっくり取り組む方法―
- レコーディング(記録)
- 分析
- リフレーミング
- 分析とリフレーミング(いくつかの具体例)
- 4 逃げるが勝ちという方法(間接アプローチ)
- 体を動かす
- 頭を使う
- 歌う・しゃべる
- 童謡や子どもの頃に流行った歌、クラシックなどを聞く
- 美容院に行く、喫茶店に行く、など
- 夕日に向かって「バカヤロー」と叫ぶ
- 風呂に入る・寝る
- 生き物の世話をする
- 過去の成功体験を思い出す
- 本を読む
- 現在に集中したり、未来への希望を充実させたりする
- Ⅳ 怒り・イライラの予防法
- 1 考え方の工夫・話し方の工夫など
- 脳内自動翻訳機を用意する
- 脳内自動翻訳機を用意する(その2)
- 嫌なことを筋のいい流れで思い出す練習をする
- 自分が得するために相手を許すのだと考える
- 影武者がいないか考える
- 自分のことを理解してくれる人を求め過ぎない
- 自分の中の両価的感情(アンビバレンス)をよく意識する
- なるべく自分を主語にして話す
- 「敵もさるもの引っ掻くもの」と考える
- 「あなたは○○だ」と言わない
- 「当たり前だ」「当然だ」「常識です」と言わない
- なるべく「なんで○○なんですか」と言わない
- なるべく「知っています」と言わない
- 「褒め」のデフレ・インフレに注意する
- ピグマリオン効果に配慮する
- 相手の人生のテーマを推測する
- 2 情報整理(補助脳の利用)
- 携帯電話で自分にメールを予約送信
- 携帯電話のマイピクチャ―の利用
- mixiの日記などにパスワードやto doリストなどを書いておく
- 「超」整理法を使う
- 3 心の体力をつけるためのアイディア集
- 自分の物語とうまくつき合う
- 死者との話し合いを大切にする
- 知らない人や物とのかかわりを大切にする
- 周囲の環境について、文化人類学的な視点を持つ
- 児童文学や子供向けの雑誌を読む
- 子どもの頃に読んだ本を読む
- 「今までで、自分が一番楽しかったことは何か」と自分に聞く
- 文章を書く・自分にメールを送る
- 自分で自分の親になる
- 人を育てる
- 完璧主義を克服する
- 早起きして掃除をする
- 楽器演奏・絵画・書道・ペン習字など
- 夢を記録して味わう
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
ストレスと向き合うor上手く対処する方法 黒蛹
私自身もストレスに弱く、何度も胃腸を痛めた経験があるので、救いを求める気持ちで読んでしまいました。
ストレスに弱過ぎる余り人との付き合いが下手という私でも、このエッセイで克服とまではいかないでしょうがストレスと上手く向き合えたら良いと思えるようになりました。
★★★ Excellent!!!
分析こそが怒りを沈める 空っ手
精神的に少々参っていた頃、TwitterのTLに本作へのリンクが流れてきて、少しは心が軽くなるかと思い拝読。
大変参考になりました。昔は滅多に怒ることもなかったのに、齢を重ねるに連れ激情に身を任せることが多くなってきたように思います。
如何にして心に余裕を持たせるか。
「言葉による対応」に記された言葉の例を心に浮かべつつ、やがて訪れる凪を待つことにします。
★★★ Excellent!!!
豊富な知識と経験と、分析力に脱帽です! 本当に、今すぐ実行できますよ! 満月 愛ミ
以前から読んでみたいと思い、やっと読ませていただくことができました!
感情をコントロールするための本をいくつか読んできた私なのですが、想像以上でした。
作者様は本当に、細かく、わかりやすく説明されていて、私もとても勉強になりました。
女性だと特有のイライラ時期に差し掛かってしまった時にこれはオススメできます。
それほど人生を大きく幸せへのビジョンを見せてくれる作品です!
★★★ Excellent!!!
私も日常の中で怒りを感じることはよくありますが 月野璃子
その場その瞬間に怒ってしまった感情のままにトラブルを起こした過去が私にはありました。
私は嘘が嫌いなので苛立った相手に直接文句を言ってしまった事も何度かあるのですが、怒ったりイライラする事もエネルギーを消耗するもので、同じエネルギーならもっとちゃんとしたものに向けるべきで、拝見させて頂きながらあの時この時こういう考え方をしていたらよかったんだなぁ…こういう方法もあったのか…と色々考えました。
…
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★★★ Excellent!!!
最近本作を人生の参考書にしています。 DEN
短気なわたしの参考書になっています。
イライラしたくないのにしてしまうのをやめたい人ってたくさんいると思うのですが、一度これ、読んでみてください。理論立てて考えてみたら、もしかしたらわたしも、大丈夫になるかも、と思えるかも!