怒った時に、どんな行動・発言が考えられるか?
怒った時に行う行動・発言等にはどんなものがあるのか見てみます。
次の3つがよくある主なものです。
① 怒りの元になっている人物等をやっつける
② 怒りの元になっている事柄を解決する
③ 怒りが生じている状況から逃げる
①は、一番わかりやすい対応です。
例えば、誰かから悪口を言われたら、そいつを殴ってやるとかいった行動です。
大人の社会で(子どもでも同じ?)こんなにわかりやすい行動がとられることはまれで、実際には、策略をめぐらして、気に食わないやつを追い落とすとか、そういった行動がとられることが多いようです。
それなりに労力がかかるわりにうまくいく場合が少ないことが特徴です。また、復讐が復讐を生み出すことが多くし、一時的にはうまくいっても、長い目で見ると行き詰りやすい傾向があります。
②は、自分ではなく自分の外側の環境・他人・組織等を変える方法です。
「これこれは、こういう理由で困るから、次からこうして欲しい」などと提案したり交渉したりする方法が代表的なやり方です。
できる場合とできない場合があり、いつもうまく行くわけではありませんが、もちろん、正攻法であり、大切なことです。
③は、いわゆる「逃げるが勝ち」というやり方、①とは正反対の方法です。
例えば、会議中にすごい頭にくることを言われた時に、「大変申し訳ないのですが、お腹が痛くなったので、ちょっとだけ休憩にしてトイレに行かせてください」などと言ってトイレに行き、落ち着きを取り戻す。といったやり方です。
いわゆる気分転換もこれに含まれ、それなりに賢い対応になる場合もあります。
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