國枝 藍

もうすこしいたかった 【短編書下ろし企画『5mの可能性』】募集内容 「『誰か』が玄関を開けて入ってきて、 　『誰か』が居る部屋に到達する。 　その距離、5ｍ」 縛りは以上で…

純文好きの著者が感覚に任せて綴るショートストーリーの雫たち。素敵なものって、案外目に見えなかったり、後から気づいたりするものです。 基本的にタイトルごとで話が違うので、気に入ら…

雨は疎まれる。 雨が嫌いではない私の、ある日の思うところ。

「ザマァ見ろ。僕の勝ちだ」

僕はどこまで人間で、どこまで動物なのか、僕にはわかりません。 ときどき、人間をしていて、ときどき動物であるような、人間をしながら動物をしているような、動物をしながら人間をしている…

世界が滅びるそのとき、わたしは鮫です。レモングラスの香りのクラゲを水槽に飼って、海中で夢を見るのです。

高校二年生の木佐木彩菜（きさきあやな）と先輩の相賀奏一（おうかそういち）の二人が織りなす何気ない日常の一ページ。 きつねのなにかさん主催の令和二年六月青春企画に参加しました～。

冬の寒い朝の教室。 毎朝その環境で1人、勉強するのが日課の五十嵐悠真。 そんな冷たい教室に、不登校の少女・小鳥遊月花がやってくる。 きつねのなにかさん主催の令和二年六月青春…

放課後、文芸室部室。 青い二人の問答はただ、春を目指す。 春を目指す二人はただ、沼へ落ちる。 きつねのなにか さん主催の自主企画用に書き下ろした短編です↓ （https:/…

わたしの部屋にあるクマちゃんのぬいぐるみは四年に一度だけお話をする。 だけど二十歳の誕生日、私がクマちゃんのいる部屋に戻ることはなくて……。 幸野曇さんの『こういう物語が読みた…

近未来の荒廃した日本。 軍人の紅野は巡回中に政府の反乱分子を見つけ、殺害する。しかしそれは同時に、敬愛する上司の秘密を知ることでもあった。

世界を覆い尽くした恐ろしい夜が、少しずつ明けていく。 ——そして僕は、待ちきれずに外へ出た。 君に会うために。 ※拙作『この夜が明けたら』の続編的な位置づけですが、本作のみ…

一つの作品にするまでもないなあって話なんかをまとめたり、日記代わりとして使ったり、妄想を垂れ流してみたり。 ようするに、便利ノートです。 こんなURLができるまで有名人になれた…

大学生の俺は同じバイト先の黒木沙織のことが気になっている。 地味で真面目なこの女を気になるきっかけは手首に残った傷痕だった。 これは一人の男の、情けなくて独りよがりな恋の物語だ…

かつて絵を売って暮らしていた澤口はその生活に限界を認めて美大受験の予備校に勤めている。そんな彼に予備校の上司・川村は自らが主宰する画廊に澤口の絵を出展することを提案する。澤口は自…

都会の雪と、雲間の満月。私は不思議な「ひとりと一匹」に出会った。

恋人に呼び出されて住宅街を散歩する、それだけ。 不安定で鮮やかで、ほんのり色っぽい夏のお話です。 ※夜のカクヨム甲子園参加用作品

タグにある要素を使った短編です。

かつて、なにを見ても 誰に会っても、 それは「ネタさがし」だった。 もの書きって、無神経でないとなれない職業なのですよ。

「私」の所へ現れたその元女優。 彼女の頼み事とは──。 きつねのなにか 様の企画 「同一タイトルで一本書いてみよう大会」 参加作品です

きつねのなにかさんの自主企画参加作品です。きつねのなにかさん、ありがとうございます。書き下ろし。久しぶりの短編です。設定というか、このデタラメな世界観が自分でも思ったより気に入っ…

とある事情から魔女の弟子になったわたしは、師匠である魔女が毎日飲んでいるという『毒』のことが気になっていた…… きつねのなにか様による自主企画「同一タイトルで一本書いてみよう…

＊＊企画主（きつねのなにか）の連絡先へ、一本の物語が送られました。交渉した結果、匿名なら、ということで掲載を許可していただきました。 この作品は匿名様の御作品となります。＊＊ ―…

酒場で災難に見舞われて逃げ込んだ店には、蝶のように美しく、魔女のように男を惑わす女店主がいた。 僕の心を奪った彼女は、いつも『毒』を飲んでいた。 ※自主企画『GW特別開催、同一…

趣味で小説を書く母親と、その息子にまつわる短編です。生活をしながら小説を書くということをテーマにしました。

人知を超えた大魔女は人知れず人間のために戦い、傷付き、体を休めていた。 大魔女が動けない間に、敵対者はある計画のために【魔薬（まやく）】を生成し、【即席魔女（インスタント・ウィッ…

その日、私は鬱蒼と生い茂る森の深くに、1人の少女を迷い込ませた。 少女はここで死ぬ。恐怖に染まった美しい顔を私に見せながら。 そして私は、毒を飲む。この世の絶頂を、感じるために。

GW企画参加作品です。 魔女と呼ばれる少女には、とある秘密があった。 その秘密を知られた王子に、とある取引を持ち掛けられて……。 現代恋愛小説です。タグから他の参加者様の作…

トリッド家の次男、マルクスは町娘のレーラと恋に落ちた。 結婚を頼み込むマルクスたちに、父 カルストは1つ約束を言い渡す。 『3本の瓶のうち毒薬が入っていない1本を当てることができ…

ピンポーン チャイムの音と共に、食事の支度をする「彼」の家へ来訪した人物は… 未来の「夢」を見る力を持った青年と、うさぎのような巻き毛ツインテールの少女の夏。 飯テロ要素も…

王立魔法女学園――魔女を育成する教育機関である。 そこで教鞭を振るう魔女、ロゼルタ・ベルベット。 彼女の二つ名は、『毒突(どくづき)』。 その二つ名は、ロゼルタが毒の扱いに長…

魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。 そんな貴族の一人、鈴鳴東雲の正妻・桃は17歳。しかし…

【まえがき的なやつ】 『半実話あやし奇譚』の一部（13話ぶん）を書籍化してもらいました。 本作は前編、後編の続きものもいくつかありますが、基本的に一話完結の短編集です。書籍化され…

毒は毒でも、それはきっと蕩けるような甘い毒。 自主企画の同一タイトルで一本書いてみよう大会！への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_even…

魔女、人間より体が丈夫で、ちょっとだけ不思議な力が使える。 人間と同じように、良い魔女も悪い魔女もいるけれど、私は良い魔女だと思いたい。

森の奥に住む魔女はひとり静かに暮らしていた。平穏な日々は狂った迷信により、打ち砕かれる。彼女を救うものがあらわれるが、そのものも心を悪魔に売りわたしたものだった。

人殺しの魔女。占い研究部の柳琴葉がそう呼ばれるようになってから、二か月が経った。 学園の魔女が見るタロットカードの向こう側。 自主企画の同一タイトルで一本書いてみよう大会！への…

本当に『魔女』だったのは――？ きつねのなにかさんの企画参加作品です。楽しい企画でした。 （https://kakuyomu.jp/user_events/11773540…

その魔女が毒を飲む理由。

登場人物の名前は、別作品から流用していますが全く無関係です。 なんとなく、会話を書いてみたかっただけです…。

「おはよう！」 目を覚ますと、知らない女の人たちに囲まれていた。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054896330686 こち…

世界を救った魔女がいた。 自らの命と引き換えに世界を救った魔女がいた。 どうして魔女は、毒を飲んだのか。 それは、魔女にしかわからない。 きつねのなにかさんの企画参加作品で…

仕事終わりにはこれ！

現代の魔女にさしたる力はない。空も飛べないし命も永くない。 人には見えない魔のものとの戦闘を、雇われて行うだけだ。 娘が魔女にならないことをわたしは喜んだ。やがて訪れる運命を知…

結婚五年目、妻から避妊具無しのセックスを迫られて……。