夜を歩く

作者 夏野けい

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Good!

鴇色という日暮れの色にやられました。
素敵な映像が頭の中で再生されました。
年の割には幼さかな?を残す彼女が魅力的でした。
その彼女とピッタリと息が合うような彼もなかなか。
ふたりの物語をまた違うシチュエーションで読みたいです。

★★★ Excellent!!!

流れゆく時間、流れゆく風景、流れゆく互いの気持ち。

すべてのものが少しずつ形を変えていく世界で、カメラのシャッターを切るようにその一瞬を切り取ったような、鮮やかで美しい短編です。

その写真的なくっきりした描写の中に甘い梔(くちなし)と彼女の香りがほんのりと漂ってきて、艶やかな雰囲気が漂っています。

爽やかさを失わない艶っぽさでほろ酔い気分にさせられるような、そんな素敵な作品です。