概要
ぬいぐるみは持ち主の人生を見ている。
わたしの部屋にあるクマちゃんのぬいぐるみは四年に一度だけお話をする。
だけど二十歳の誕生日、私がクマちゃんのいる部屋に戻ることはなくて……。
幸野曇さんの『こういう物語が読みたい!!』第二話「四年に一度」に合わせて書きました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894209080
だけど二十歳の誕生日、私がクマちゃんのいる部屋に戻ることはなくて……。
幸野曇さんの『こういう物語が読みたい!!』第二話「四年に一度」に合わせて書きました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894209080
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!卒業し忘れたひとつの恋!?
この物語を読んで、わたくしは幼いころの自分を思い出しました。
恋したのはぬいぐるみではなく、十匹の子猫を抱えた雌猫でした。
一緒に仲良くねこまんまを食べて、保育園から帰ってきたときはお迎えに来てくれて、ずーっとずっとそんな日々が続くと思っていた……だけど、あるとき猫たちはごっそりいなくなっていて、父親が言うんです。
「親切なお姉さんが、全部もらってくれた」と。
そんなわけないでしょう!?
だけど言えなかった。
親に養われてる保育園児が言えることではなかった。
ならばなぜ、飼っていたのだと。
そして、あの猫たちがされたように、自分も同じ末路をたどるのだろう、と思いました。
結局、今も猫が大好き…続きを読む