祥之るう子

　長い旅の末に、勇者の俺は魔王を倒した。 「勇者よ、強くなったな。実は私はお前の……」 「正体を明かすのが遅い！」 　倒してから正体を明かされても困るよ。 　そういうのは戦…

ソロラーメン ラーメンをぼっちで食べに行く話。

　やりこんでるオンゲで、暇つぶしにサブアカで辻ヒールしてたら女アーチャーに懐かれた。 　初心者で辻ヒールとか知らないんだろうな。 　なんか命の恩人みたいに慕ってくるの。 　け…

◆◆KAC20219参加作品◆◆ 軍からの命により、ある村を制圧した一個小隊。だが後続部隊を待つ間に、一人二人と謎の奇病で命を落としていく。

意味がわからない時は、遠慮せずにブラバしてください。 ☆KAC2021 ９回目　お題「ソロ〇〇」

龍神の生贄として差し出された私。 そんな私と出会ったのはひょろひょろ庶民派な龍神様だった。 うわぁ、こいつ全くタイプじゃないぞ。 と思いつつも一緒に生活していく。

☆KAC2021 8回目お題「尊い」 参加作品

作家を目指す兄弟がたどり着いたそれぞれの答えを『提示』する童話？　を扱ったお話。 ※【文書ロイドシリーズ原点『サッカ』】にキーワードとして出てくる印象的な【童話】を実際に執筆し…

◆◆KAC20218参加作◆◆ いつもとだいぶ違うテイストで書きました。 【登場人物】 ・桃野……主人公。夢女子。 ・アレクシス・ヴァイオレット様……推し。 ・緑川くん……ピ…

春、彼女は二十回目の死を遂げる。

◆◆KAC20217参加作品◆◆ 少女のころ、風に揺れるブランコが嫌いだった。 あのブランコは今も、私の頭の中で揺れ続けている。 10回じゃ足らないから、その倍の20回を数え…

1999年7月、恐怖の大王はなぜ人類を滅ぼさなかったのだろうか……。 ※本作はカクヨム公式企画「KAC2021」のために書き下ろした短編です。お題「21回目」

あたし、ただのファン。 彼の小説を読みたくて読みたくて、あたしも書き始めた。

思い返せば今まで色々な事があった。 辞めようと思ったことも一度や二度じゃない。 でも俺は今もまだ物書きをしている。

近村優弥には幼馴染がいた。遥那由多と近村優弥は共に厳しい家庭環境の中にいて、支え合ってきた。 でも、高校二年生になって、遥那由多を侵した病は、彼女の命まで奪ってしまう。 人生に絶…

最終選考で投稿作品が落選した僕は傷心旅行で小豆島を訪れた。 海岸線沿いのコンクリートの上に僕はキリハ先輩を見つける。 ☆KAC2021 6回目お題「私と読者と仲間たち」 …

【KAC2021　５回目のお題「スマホ」の応募作品です】 「お客様のご要望に応じてスマホの貸し出しを行っております」 やけ酒をして深夜に歩いていた高橋に、女がそんな声をかける…

父から魔法少女を継いで、十年になる。 今年で二十四歳。留年学生。勉強にも魔法少女にも身が入らない。 そうだ、世界を滅ぼそう、本気で。

放課後に女の子のスマホの中を偶然見てしまうお話です。 ⭐︎KAC2021 5個目「スマホ」

キャラクター文芸書きの俺と、純文学書きのカノジョ。史上最低の痴話喧嘩。 KAC20215　お題「スマホ」

　会議中に見知らぬ番号から電話がかかってきた。 　大事な商談かもしれないと電話に出てみたら、チャラ男と半裸のギャルがスマホに表示された。 「もしもしオタクくーん？　今から君の大…

◆◆KAC20215参加作品◆◆ 　タイトルの通りです。

死んだ犬が喋った。 しかも「私が殺したんだ」と言うんだからたまらない。 一体誰をどう殺したのか。 私は犬の言葉にある可能性を見出す。

ある日、姫宮飛鳥（元ミステリー研究会）がAI研究会の部室（理科準備室）にやってくると、机の上には惣流アスカラングレーの死体が転がっていた。 ☆KAC2021 4回目お題「ホラー…

※KAC後も読んでいただいてるので注意書きですが、これはKAC2021のテーマが「ホラー&ミステリー」だった時になんかイラッとして2時間くらいでぽーんと書いたやつなので、その点だ…

この悪い癖があるからこそ、出会ったんだ。

パンツの話をしていたら、国家の話になりました。 ――君のパンツの色は何色だい？ ☆KAC2021 3回目お題 「直観」

【KAC2021　２回目のお題「走る」の応募作品です】 人気のない道路に現れるという、走る女のウワサ。 夕方現れるソイツとは、絶対に競争してはいけない。 負けたら最後、どこかへ…

今一度、祖父の話をしよう ※祖父の常日頃から話していた武勇伝的な何かから着想を得て書きました。だいたい本当で、ちょっとしたところは嘘です。

気づけば銀河鉄道に乗っていた水瀬秋人は、高校時代の恋人――香月絵里奈を見つける。 ☆KAC2021 2回目お題「走る」 ☆『夢か現か、それとも恋の物語。』スピンオフ 　htt…

おうち時間の間に考えていたこと。コロナ禍の自粛期間中に抱いた確かな真実。

小学六年生になる咲は、少し前に両親が再婚し、同時に中学生のお兄ちゃんができました。 家族になったのだし、せっかくだから仲良くしたい。だけどなんて話をすればいいのかもわからず、かわ…

今日も会社に泊まってしまった僕（社畜）の元に一つのニュースが飛び込んできた。 城戸常務が役員会でリモートワーク関連の議案を提案するらしいと。 すごいぞウィズコロナ！　すごいぞニュ…

「お兄ちゃん、Ｄｉｓｃｏｒｄの使い方って分かる？」 　可愛い妹が言うものだから、使ったことないけど「できるよ」と返事をした俺。 　したら、妹の彼氏が設定中に凸ってきたのよ。 …

「私がやりました」「私もやりました！」「いや実は僕が」「ふざけるな！ やったのは俺だ！」 神聖なる推理の場で、犯人が次々と名乗りを上げる。 「探偵さんも現場にいたでしょう？」「ま…

二人の子供とお父さん。三人を起こして送り出す。それだけの普通の朝。そんな日常は、実は特別なもので、二日間の幸福だった。 女神ウルド様シリーズ第五弾。 ※ monogatary…

――天才少年の頭脳は神（AI）を超えることができるのか？―― 西暦2026年、「VRホログラフィ」と「脳波コミュニケーション」の技術を軸に生み出された「仮想空間」は、それまでの…

高校一年生の志津本翠（しづもとみどり）は、変なクラスメイトにつきまとわれている。 彼の名前は市井公介（いちいこうすけ）。「泣ける」小説好きで思い込みの激しい彼は、なにかと翠を「…

図書館通いが習慣だった楠瀬みのりと森大樹。見知らぬ者同士がひょんなことで知り合い、微妙に変化していく日常。 続編;『未来へのセレンディピティ』 https://kakuyomu…

　小学五年生の佳奈、優美、絵理三人は学校から帰るときに、悲鳴を上げて大人たちを翻弄するという遊びをしていた。 　ある日、優美が通学路で怪我をしてしまう。絵理が言うには何ものかに足…

中学二年生の西沢夏芽は昼休みに思い切って吹奏楽部の三嶋先輩に告白する。そして玉砕した。放課後、河原でいじけていると、思いも寄らない友人がやってきて…… 恋の終わりと始まりと。青…

卒業式の日、去りゆく先輩を屋上に呼び出した私。 決死の思いで気持ちを伝えたその瞬間、世界は５分前に戻ってしまっていた。 果たして、先輩に想いを伝えることができるのか。 これは…

秋の夜に待ち合わせてご飯を食べに行くだけの話。 ☆エブリスタ妄想コン「隠しごと」参加作品→優秀作品選出

藤村瑠花にフラれた沢木博信が講義室で呆けていると、篠宮芽衣子が話かけてきた。この恋はバッドエンドだったのか、ハッピーエンドだったのか。それは誰にとって、どのタイミングで？ ☆第…

高校の友人の服部は、進路希望調査に「サル山のボス」と書くようなとんでもないバカだった。しかも高校を卒業して十年、奴は未だに失踪し続けている。 僕たち旧友一同は、服部の行く末を探し…

おばさんの家がある「ハーブの島」に住むことになったあんず。そこには不思議なハーブ帳と祖母が隠した秘宝があった。あんずはハーブ妖精だと名乗る猫のローズマリーに頼まれ、おばあちゃんの…

★女性の、女性による、女性のための新しいヒーロー像を世に示す、スタイリッシュアクションＳＦヒューマンドラマ！ 　——“オペレーション”！ 　カンザキ・シュカ、３３歳、シング…

そして今、水島慎二は月面に居る。 「十回目の命日に、墓前にシロツメクサの花を飾って欲しい」 それが紺野みはるが死ぬ前に、病室で水島慎二に告げた「たったひとつの望み」だった。 そし…

二人の心電図はまったく一緒だった。そんな偶然から始まった二人は同じようなバイオリズムで、それでも交わらないまま生きていく。やがて二人は大人になって―― ☆monogataryコ…

一年前に夫をなくした萩原美月は心機一転、新しい街での生活を始める。 子供を一旦両親に預けて、一足先に新座駅へ。 そこで待っていたのは子育て支援をしている武蔵野子育てネットワークの…