2人の住む世界は交わらないけど、自分の描く物語の中の、お互いの存在をもって自分の存在証明としている、そんな2人のお話です。巡り会うはずのない2人が銀河鉄道を通してひとときの邂逅を果たす…夢の中のような不思議な現実味を帯びた描写が幻想的です。短編なのにずん、と心に染みて、しばらくは動けませんでした。織姫の彦星の物語のように、なんとも切ないけど、愛に溢れた作品です。ぜひ。元作品を読みに行きます!!
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