レアメタリック・マミィ!

作者 陽澄すずめ

212

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★★★ Excellent!!!

まず最初に思ったのは、「これって書籍化されてるんじゃないの?」

それを思わせてしまう圧倒的な筆力。そして熱中せざるを得ないエピソードの数々に私は作者様はプロ作家だと思いました。


作品は勿論面白いですが、執筆している身として、この領域に辿り着きたい思いで勉強させてもらっています。


本作品の主人公である『カンザキ・シュカ』はシングルマザーなのですが、男性陣に交じってレアメタル・ハンターをしております。
スクラップ・クリーチャーと呼ばれる怪物と戦闘を繰り広げられますが、戦闘の描写が本当に素晴らしいです。


魅力的なキャラクターも多く登場し、その中でも私はアンジー推しですね。

まだ全話読んでないですが、毎日ちょっとづつ読むのが最近の楽しみになっています。

さあ、皆さんも一緒に作品を応援しましょう。

このほどのレベルの作品をタダで読めるなんて幸せですよ。
(*´▽`*)

★★★ Excellent!!!

母として、妻として、女性として、そして、職業人として。瞬間瞬間を大切に生きるヒロイン、シュカ。
その生き様と背負った過去に、この状況で自分はシュカのように選択できるのか、と自問する。答えはきっと否だ。

シュカの大きな愛、それを自らの手で守ろうとする強い意思は、美しい。それを実現する行動力もまた。

母として、職業人として、どう生きるべきか悩むシュカの姿は、すべての働くママたちが抱えて揺れる悩みでもある。
働くママに限らず、大切な人を抱えて世の中の前線に立つ誰もが、同じ思いを抱えているはずだ。

シュカが手を伸ばして選びとる未来を、ぜひ一緒に、体験してほしい。

★★★ Excellent!!!

スクラップ資源から希少な資源「レアメタル」を回収するハンター。
そのチームのエース格である紅一点、シングルマザーのカンザキ・シュカをとりまく物語。

序盤こそシングルマザーのドタバタほのぼの物語だが、彼女の悲痛な過去が明らかになるとともに、国全体を巻き込む謎と陰謀に包まれていく。そのダイナミックな構成、その中で出てくるチーム内の人間ドラマ、武器とスカイスーツで戦う鮮やかなアクション! それはまさにハリウッド映画のようなエンターテインメントになっている。

そして何より、本作ではいつも、誰かが誰かのヒーローになっている。シュカが子供のイチや部下のエータのヒーローになっているときもあれば、同僚のアンジがシュカにとってのヒーローとなって助けるときもあり、上司のトバリがチームのヒーローになっていることも。

万人のためのヒーローではないけど、守りたい何かの、助けたい誰かのために、人はいつでもヒーローになれる。そんなことに気付かされ、心が潤う。これもまた、ハリウッドのようなメッセージだ。

書籍化もすっ飛ばして映像化してほしい作品。誰が読んでも楽しめること間違いなし!

★★★ Excellent!!!

SFファンタジーでありながら、母の葛藤や、子の無邪気さなどが、身近に感じられる作品です。

すずめ様の長編作品らしく、大勢の登場人物がいますが、今回は珍しく1人の視点だけで物語が進行します。
その効果でしょうか、とてもストーリーが分かりやすい。
そして周囲の魅力的なキャラクターがどんな人間か、何を考えているか、読んでいて想像力をかきたてられました。

文章だけでこれだけ多くのキャラクターを書き分け、かつ魅力的に見せるのは、さすがのすずめ様です。

彼ら彼女らが、作中で何を思っていたのか、スピンオフも読みたくなっちゃいました。

★★★ Excellent!!!

SF小説って、ほっんと女性に読まれないんですよね。
小難しい設定や、難解な言い回し、人間関係の希薄さ、そして、女性キャラクターの記号感。

女性主人公のSF作品は多々ありますが、果たしてその主人公が女性である必要性があったのだろうかと疑問に思います。かわいい顔をした男の子におっぱいを付けただけではと。

そういったSF文脈の中で、この『レアメタリック・マミィ!』は産声を上げました。

この作品の主人公シュカは、女性でなければなりません。

シングルマザー生活の苦労、男性社会での生きづらさ、愛するパートナーとの別れ。機械生命体を蹂躙するSFアクション小説を、「女性目線で捉えた世界風景」がサブプロットとして作品を強固に支えています。

とにかく爽快なアクションを、キレのある文体が彩るメインプロットも読みどころ。この部分では女性だなんだ関係なく、迫り来る敵をバッサバッサと斬り捨てるアクションが楽しめます。

《SF小説なのに》読みやすいのは作者様の力量によるものですね。情報の取捨選択、圧縮、拡散が的確になされており、とにかくリーダビリティが高いです。

「SFは苦手だな。でも、最近普通の恋愛小説や人間ドラマにも飽きてきちゃったし、たまには何かスカッとするアクション小説でも読んでみたいなー」という女性読者の方に《特に》おすすめします。

もちろん、完成度の高いSFアクション小説が読みたい男性の方にもおすすめできる小説ですよ。

★★★ Excellent!!!


 そんなに遠くない未来。

 スクラップ資源からレアメタルを回収することを生業とするレアメタル・ハンターという奴らがいた。
 これはその、ハンター・チームの紅一点。凄腕女性ハンター、カンザキ・シュカの物語である。

 ただしこの時代のレアメタル回収は困難を極める。スクラップ・クリーチャーなる謎の怪物が出現し、鉄材をマテリアルとして巨大な図体を形成し、人間を襲うからだ。
 シュカは、スカイスーツで空を自在に飛び回り、近接武器のソードを手に、この巨大な怪物に挑み、そのコアを破壊するハンターチームのエース。
 だが、彼女は一方で、一児の母でもあるのだ!

 昼間は荒野で巨大なモンスターを相手に剣を振るい、終わったら息子を迎えに行って家では五歳児という怪獣を相手に奮闘する。
 激しくも幸せな生活をおくるシングル・マザー、それがカンザキ・シュカだ。

 ところが、スクラップ・クリーチャーどもに、なにか今までと違うおかしな動きをする奴らが現れ……。



 作者さんは、実生活でも母親で、息子さんにつきあって朝の特撮をみているうちに自分もドハマリした経験のあるSFスキーな書き手さんです。

 そのため、ちょっと終末的な未来社会を描きつつも、主人公の活躍はもう「行くぜ行くぜ行くぜ!」の「最初からクライマックス」。スクラップ・クリーチャーなんか「倒しちゃうけど良いよね? 答えは聞いてない!」みたいなノリです。
 女性であるのに、ハンターチームのエース、シュカの強さはほんと、「泣けるでー」。

 また、彼女とチームを組む野郎どもも、かっこいいです。
 隊長のトバリは、「男の仕事は八割が決断だ」的な感じの頼りになるリーダーだし、同僚のアンジは、それを言うなら「俺たちは、だろ」と背中を任せられる男。後輩のエータはちょっと頼りなくて……まあ、「エータをよろしく!」とでもしておきましょう。

 先… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 はいよー、やってまいりましたよ。お楽しみの日曜すずめ劇場。

 今回の物語の主役は、戦うシングルマザー!
 荒廃した近未来世界に現れる謎の怪物、スクラップ・クリーチャーをバッタバタと華麗になぎ倒す、スーパー強くて美人で、おまけにおppもすごい、ハイスペックおかあさんです!
 
 もうですね、あらすじ読んだ時点で物語のクオリティの高さは概ね予想しておったわけですが、見事その予想をどぴゅーんっと上回ってくれましたね。

 本格アクション映画顔負けの戦闘シーン、推敲を重ねたであろう世界情勢設定、各種武装や電脳チップなどのテクニカル設定、見事にキャラが立った愛おしい登場人物たち。紡がれる壮絶な過去と、時々ほんわかエピソード。
 そして一転二転でハラハラドキドキが止まらない、ときめきどこまでもエスカレートなドラマ展開。 

 今回も、爽快な洋画を一本観終わったような満足感を得ることができました。

 これもう、ハリウッド映画ですやん。
 ハリウッドならぬ、スズメッド映画ですやん。
 荒廃した大地を、空を、スカイスーツで縦横無尽に飛び回って戦うシュカさんの姿が、一話の時点で眼前に浮かんできますやん。
 畜生、また俺の目を盗まれた……素子おおおお!

 物語の舞台自体は、近未来SFのテンプレ的要素もおさえつつ、そこまでエポックメーキング……というわけでもないのですが、凄いのは、このゴリッゴリSF洋画ワールドの主役を、「子持ちのおかあさん」にしちゃったところですね。

 シュカさんが某少佐的な、ただの凄腕パワフルウーマンだったら、それこそこの作品に真新しさを感じたりはしなかったでしょう。
 しかし、これが五歳児の母となれば……もう、キャラ付けは完璧。

 子持ちの読者さんなら、ある意味スクラップ・クリーチャーよりも厄介な生き物相手に悪戦苦闘するシュカさんの育児エピソードを見て、思わず「… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

とにかく完成度の高い一作。
伏線とその回収が見事。
満載のアクションシーンに加え、「働くお母さん」としての主人公がいい。

派手なアクションをこれでもかと見事に描写する一方で、「戦うヒロイン」と「シングルマザー」の二面性を持つ主人公の内面をごく自然に描いているのが、本作の最大の特徴だと思います。保育園のお迎え事情とか書いてあるんですよ。

ヒロインのシュカは、強いのはもちろん、大人の女性としてもかっこいい。
だからヒーロー的役割を担うアンジとのバディ感が生きてくる。
このアンジ、すごくいい男なんですよ~。でも二人の間にはべたべたした感じはなく、ちょっとした会話のやりとりがいいんだなあ。

アンジだけでなく、他の脇役もキャラが立ってます。
私が好きなのはトバリさん。素敵すぎます……。

そして、出番は少ないながらもジェニーさんが強烈な印象を残しました。素晴らしいキャラ。包容力と飯テロです。

最後に、なんといってもヒロイン・シュカの息子であるイチ君! 彼の存在によって、自分の子どもが小さかった頃のことを思い出したりして、個人的には、物語の外の世界への広がりもありました。

まとまりのないレビューになってしまいましたが、完成度の高い良作です。
文字数に怖気づかずに是非、読んでみて欲しいです! おすすめ!

★★★ Excellent!!!

シングルマザーを主人公にする小説、殊に戦闘場面を擁する小説は少ないと思われますが、本作はシングルマザーがゆえにのぞかせる美しさ、気高さ、悲しさ、そして母性が魅力を最大限に引き出しています!

なぜ、シングルマザーになったのか。
その経緯はとても悲しく、読者に共感を与えますが、読み進むに連れて、怒りと無情さを味わわせます。
その無情さの中で、レアメタルをスクラップから回収するハンターたちは、どう立ち向かっていくのか。
最後は、涙腺を刺激されること間違いなしです。

文章もとても読みやすく、長さをまるで感じさせないテンポで、気づけば一気呵成にエンディングまで突き進むでしょう!

これだけたくさんの★が付いていることは、納得です!
本当にヒューマンドラマとして素晴らしい作品で、小説の書き手にとって嫉妬すら感じるほどではないでしょうか!? オススメです!!

★★★ Excellent!!!

スパイダー・リリィ。日本語では彼岸花の異名を持つ、カンザキ・シュカ。
職業は特殊環境下での希少金属の採取。俗に言う、レアメタルハンター。
夫を亡くした、一児の母でもある。

スカイスーツによって自在に宙を翔け、マルチレールガンをぶっ放す。敵は廃棄物に巣食うスクラップクリーチャー。
戦う姿を書き並べて既に、ドキドキしてくるのは私だけだろうか。
この時点で既に、彼女はカッコイイのだ。

彼女の住む街は、平和で穏やかとは言えない。そこで女だてらにハンターとして、子を抱えて働くのは楽でない。
そんなシュカを、偶像(アイドル)のように見る者も居る。
普通の周りに居る女性たちと、同じようにしていればいいのにと思う者も居る。
そうありたいと願ったわけでもないのに。

どうするのが正しいのか。どうするのが息子に良いのか。分からないまま懸命に生きる彼女に、事件が起きる。
陰謀の臭い。
広がっていく被害。
それはやがて、愛息子にも。

手に汗握るアクションシーン。息を呑むような緊迫感。これを小説で味わったのは久しぶりだ。
その中にシュカの苦悩がありありと伝わってくる。彼女が問うのは、ずっと一つ。
最後に示された答えは、もちろん納得だ。
けれども私が思うのは、どうやってその答えを得たのか。
シュカが自分の心に問うたび、私も頷いた。そうだね、その通りだねと。

主人公シュカと、シンクロして突破した困難。
私はずっと、忘れない。

★★★ Excellent!!!

「さあ、さよならの時間だよ。」

近未来—―資源を巡る大戦争から、今ある世界が塗り替わってしまった世界。

そこでは、旧世界の残骸によって形作られた「スクラップ・クリーチャー」と呼ばれる怪物たちがいた。そんな怪物たちを狩り、かつ、その中にある貴重な資源を回収するための戦闘公務員—―それが「レアメタル・ハンター」である。

この作品で面白いのが、主人公の設定がシングルマザーという点です。

主人公のシュカは、戦闘公務員「レアメタル・ハンター」であると同時に、五歳の息子を一人で育てる母親でもあります。

スカイスーツと呼ばれる装備で空を駆け、マルチレールガン(複合電磁銃)やブレード・ウェポンで敵を粉砕してゆく姿は、読んでいて爽快であり、戦うヒロインとしての格好良さ満載です。しかし同時に、彼女は育児や家事に忙しない一人の母親でもあります。相反ような二つの顔、そのギャップがこの作品をよりクォリティの高いものへと成功させています。

私生活の描写は、子供を持つ女性であれば恐らくは誰もが共感しうるものでしょう。随所に挟まれる育児の描写、シングルマザーとしての苦労、息子に向けられる眼差しや愛情—―。それらの描写には、時として冷や冷やしたり、時として心が温かくなったりして、主人公を応援する気持ちへとつながってゆきます。

そうして訪れた物語の暗転――。

国の中枢から職場にかけて動いている黒い影、疑惑、スクラップ・クリーチャーや世界の成り立ちに潜む謎。そして街を襲う新たな敵の姿――。

この物語の要は、「相反する」と思われがちな主人公の二つの顔(戦うヒロインとしての顔・シングルマザーとしての顔)が、ストーリーの中で完全に交差している点です。守りたい大切な人――息子――がいるからこそ、彼女の戦いはより熱い意志に彩られたものとなり、読者としても手に汗を握り、かつ彼女を応援しながら読み進めるこ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

スクラップ・クリーチャーと呼ばれる、その名の通りスクラップから構成されるモンスターのようなものが出没する世界。それと戦うのは、奴らの中ある希少なレアメタルの回収を目的とした、レアメタルハンターと呼ばれる者達。
これだけでも、手に汗握るSFアクションの予感がしますが、本作最大の魅力は、主人公であるレアメタルハンター、シュカが、一児の母親であること。
シングルマザーである彼女は、スクラップ・クリーチャーとの激しい戦闘の後、愛する我が子イチを迎えに保育園へと向かいます。腕利きの戦士と母親。なかなかイメージの合いそうにないこの二つが見事に混ざり合った見事な設定。激しい戦闘をこなすほど、時に可愛く時にワガママにもなるイチに振り回されるほど、彼女の魅力も増していきます。

母親とレアメタルハンター。二足のわらじをはく彼女は、最高にカッコいいヒロインでありヒーローです(≧▽≦)

★★★ Excellent!!!

どれほどカンザキ・シュカ(33)が照れようとも、まさにこの在り方こそが、ヒーローだ!

完結してからレビュー書きたい、そう思っていましたが!
遂に時は来ました!
読み終えたばかりで興奮気味ですが、ご寛恕くださいね。


自らをその原因の一端とする出来事で夫を失った、忌まわしい過去を抱えて。
まだ幼い最愛のひとり息子、イチと過ごす大切な時間をも遠慮なく奪ってゆく激務に命を懸けて。
厭が応にも戦わざるを得ない立場にありながら、自らの犠牲への不服を漏らすこともなく。
損得勘定も、大した対価も恩恵もなく。
個人的なあれもこれも二の次にして、摩耗しながら戦い続ける。
ただ身近な誰かのために、過去も、今も、未来も、守護者で在り続ける、純粋に強い意思。
本当に、強い、強い、弱くても強い、母親の物語です。
(以上のことは置き換えてみれば、世の母親が日々向き合い頑張ってるあれこれだとも言えますね)
母親とは、ヒーローなのです!

母親の責務には直接関わりのないはずの敵や面倒ごとを、男が束になっても敵わぬ戦闘力で斬り伏せる立ち回り。
メカニカルな装備と機動力で繰り広げられる、空中戦を始めとしたアクションシーンの数々。
個人的には何より、ぼくたち、わたしたちが幼い頃から憧れる、音声認識による「変身」シーン!
これは異論無く、男女どちらの感性から見ても、グッとくるでしょ!
イチの言葉を借りて。
「ママ凄い!強い!格好いい!」

大人の娯楽として、だけでなく。
誰よりも、子供たちの胸にこそ強く深く刻まれるであろう「憧れ」のカタチを織り成してみせる。
いま、ヒーローを描くということは、その一点に尽きる。
そしてこの物語は、それを体現していると、心から思うのです。

改めてもう一度。
「ママ凄い!強い!格好いい!」

★★★ Excellent!!!

スカイスーツに身を包み、クリーチャーと戦う日々を送るシュカ。
彼女には大切な一人息子がいて、保育園への送り迎えは欠かせない。
だけどスクラップを狩る彼女の仕事は、そんな容易いものでもなく、人手不足は否めない。
様々な葛藤を抱える中、理解ある上司や仲間がいることに救われている。

特別任務で巻き込まれた爆発事件で、彼女を取り巻く環境が少しずつ見えてくる……

何よりも魅力的なのは戦闘シーンだろう。
クリーチャーたちとの戦いは手に汗握る展開だ。
そして戦いはクリーチャーだけでなく、自身の中、組織の中とざまざまな形で展開するのだが、そのどこをとっても破綻のない物語設計で、本当に見事だ。
真実が見えたときには思わず大興奮してしまった。
主人公を取り巻く人々も彩り豊かで、ここもまた魅力の一つだ。
近未来的なSFに興味のある方なら、間違いなくハマる。
おススメです。

★★★ Excellent!!!

最後まで読んで圧倒されました。
物語冒頭から息もつかせぬアクションシーン。
主人公のカンザキ・シュカがシングルマザーというのも奇をてらったわけではなく、ちゃんとその設定が生きています。
そしてシュカを支える人たちのあたたかさと勇気。
家族愛。
ハンターたちを襲うクリーチャーの秘密。
うごめく陰謀。
一難去ってまた一難。
それでも苦難に対して怯まずに立ち向かっていく姿には感動します。
アクション描写の上手さはもとより、感情や動機や背景が丁寧に表現されています。
誰に対しても自信を持ってオススメできる最高のエンタメ小説です。

★★★ Excellent!!!

近未来を彷彿させる、SFチックな世界観の作品。

特殊な装備を駆使して、スクラップから生まれた怪物と戦っているのは、三十三歳のハンターの女性、シュカでした。



シングルマザーである彼女は最愛の息子、イチに深い愛情を注ぎながらハンターとあう仕事をこなしていますけど、そこがこの物語の大きな見所なのです。

激しい戦闘を繰り広げた後で疲れて帰宅した後でも、構ってほしいと言わんばかりに元気で寄ってくるイチ。

子育てとお仕事の両立って、本当に難しい。だけどこの子がいるから、シュカは頑張ることができるのです。



濃厚なSFとしての魅力はもちろん、我が子の事を想う母の強さ。そして家族の大切さが、大きなテーマとなった作品。

強くて格好良い女性が好きと言う方必見。危険な仕事と子育てに全力で挑む、シュカの生き様を目に焼き付けましょう。

★★★ Excellent!!!

旧時代のスクラップがビーストと呼ばれる集合体となって人々を襲う世界。
レアメタル・ハンターと呼ばれる特殊任務につく人たちは、スクラップ・ビーストを撃ち、希少なレアメタルを日々回収している。

主人公のシュカは、ノースリサイクルセンターで働くハンターチームの紅一点。
空を素早く飛び回り、鮮やかにビーストを狩るその姿は美しさと勇ましさを兼ね備えた、まさにヒーロー。

『さぁ、さよならの時間だよ』
そんな決め台詞で敵を片付ける彼女ですが、サクッと任務を終えた後に彼女が慌てて向かうのは、愛息イチの待つ保育園。
そう、彼女は働くママ。しかも、同じ職業であった夫を二年前に亡くして一人仕事と子育てに奮闘するシングルマザーだったのです。

男の子の子育てはとにかく大変。しかも、彼女は危険と隣り合わせの特殊任務についており、人々の命を守るのが仕事。
ママ大好きなイチともっと沢山の時間を一緒に過ごしてあげたいのに、仕事と子育ての両立に悩む姿は現代のママそのものです。

とっても強いけれど、いつも悩んで苦しんでる。
そんなシュカさんですが、ハンターチームの仲間にとっても、そして最愛のイチにのっても、やっぱり彼女は(ヒロインではなく)カッコいいヒーローなのです。

そんな中、スクラップ・ビーストの進化と暴走が新たな真実をさらけ出し、シュカ達をピンチに巻き込んでいきます。
ハンターチームが最後に挑むのは、一体何者なのか。
まもなく完結ですので、ぜひこの機会にお楽しみください!

★★★ Excellent!!!

feat.シングルマザー!
的なヒーローSF物語ですよ!

主人公は、かつて美人すぎるレアメタルハンターとしてグラビアを飾り、世の男たちの体温を1℃ほど上げた、ホットなシングルマザー「カンザキ・シュカ」さんですよ。
彼女はスクラップ・クリーチャーなる廃材モンスターと戦うリサイクルセンターの公務員。苛酷な労働環境でそれだけでも大変なのに、最愛の夫を亡くして、一人息子のイチくんのワンオペ育児に追われて毎日きりきり舞い……。
シングルマザーて大変やね……。

そんな折、まぁあれやこれやで大変な事件が起こるわけですよ。
保育園で待つイチくんのことも心配やし、仕事は剣呑やし。シュカさん無理しないでね!?
お母さんは大変なんだから、イチくんはあんまりワガママを言うたらいかんよ。
でも、いいよね。何がいいって、ピタピタのボディスーツを着たシュカさんですよ。ピタピタのボディスーツって、ステキやん?
さぁ! ワンオペ育児で日ごろの鬱憤溜まりまくってんやろ!?
思う存分スクラップ・クリーチャーしばいてええんやで!?
二度と復活できんように原子レベルにまで破壊したれやぁぁぁっ!

ちなみに僕のフェイバリット登場人物はジェニーちゃんです。
こんだけシュカさんのこと言っておきながら!? ウソでしょ!?
いや、でも、ほんとジェニーちゃんがめちゃいいやつなんすよ……。

★★★ Excellent!!!

スクラップ・クリーチャーと呼ばれる金属製のクリーチャーを倒し、貴重な鉱物資源を回収するレアメタル・ハンターであるカンザキ・シュカ。
けれども、ひとたび仕事が終われば、彼女はバイクを飛ばして保育園へ愛する一人息子・イチを迎えに行くシングルマザーでもあります。

仕事に疲れて帰宅した後、、まだまだ甘えたい盛りのイチくんのワガママに悩む姿は等身大で、思わず読み手の共感を誘います。

けれども、ひとたび仕事になれば、空を飛び、スクラップ・クリーチャーを狩る姿は惚れ惚れするほど格好良くて。

時折、挟まれる不穏な描写にも好奇心が刺激され、読者を放さない構成は見事の一言。

悩み、傷つき。それでも愛する息子のために、今日も頑張るシュカさんの姿は、しびれるほど格好良いです!

シュカさんだけでなく、周りの人物も素敵な方がたくさんで、読んでいて胸が熱くなることもしばしばです。

物語は、現在、まさにクライマックス!
この熱を、どうぞリアルタイムで味わってくださいっ!

★★★ Excellent!!!

シュカは、5歳の息子イチを持つシングル・マザーだ。朝は朝食を作るのと子どもを起こすのと身支度を同時進行で終わらせ、息子を保育園に預け、出勤しては新人の指導を行う。人手不足を察し、同僚にかかる負担も意識しながら、勤務時間が終わるとダッシュで保育園へ迎えに行く。そんな彼女の勤務先は、「リサイクル・センター」……。

こう書くと、まるで現代日本の一風景のようですが、違います。シュカは白く輝くスカイ・スーツに身を包み、旧時代の廃棄物から生まれた謎の化け物と戦う、空飛ぶ「超カッコイイ」お母さんです。

イチ君の仕草や言葉遣い(可愛い)、シュカの母親としての葛藤、戦闘中に亡くなった愛する人のこと。同僚と後輩との遣り取り、そして見えて来た敵の正体、など――。スピーディな展開と煌めくようなヒューマニティに魅了されます。

そろそろクライマックス、一気読み推奨です。

★★★ Excellent!!!

大陸戦争によって荒廃した世界と、枯渇する資源、
スクラップから構成された体を持つ謎の生物たち。
どこか終末的な雰囲気の漂うアクションSFだが、
主人公が33歳のシングルマザーだから魅力が増す。

女手一つで息子を育て、職場では部下の面倒を見、
危険と常に隣り合わせの仕事をめぐって悩んだり、
愛する人を喪った出来事のトラウマに苦しんだり。
鮮烈なバトルと等身大の家族像が同時に描かれる。

彼女たちは、任務中の不可解な爆発事故を契機に、
スクラップ・クリーチャーの異変に気付き始める。
戦争の機運の高まり、軍部の思惑、サイバーテロ、
それらのピースが嵌る時、導き出される真相とは。

強くてかっこいいスーパーウーマンではあっても、
強くてかっこいいだけじゃない、働くママのお話。

★★★ Excellent!!!

スカイスーツと呼ばれるものを装備し、空を飛び回ってスクラップクリーチャーと戦うレアメタルハンター。シュカは現役のレアメタルハンターであり一児の母でもある。
息子イチとの関わり方はきっと、子育てママの共感を得るに違いない。リアリティのある描写だからこそ、二人の関係とそのもどかしさが心にグサリとくる。

シュカの夫は二年前のとある任務で無くなった。二年前の任務と現在進行形で起きているクリーチャーによる襲撃が、少しずつ繋がっていく……。
シュカが死の危険を伴うレアメタルハンターを続ける理由。クリーチャー達の怪しい動き。シュカと関わりのある人達。様々なものが繋がり真相に近づく時、彼女は何を思うのだろう。

★★★ Excellent!!!

何を隠そう、私もひとり息子を抱えるシングルマザーです。
職場結婚したバイク乗りってところまで、主人公・シュカさんと一緒だったりします(私の場合、元夫は健在ですが)。

SF的なおもしろさだったり、作者さまの巧みな文章力や言葉選びのセンスだったりは他のレビュワーさまが語り尽くしておられるので、私はこの物語がより多くの子育てママさんたちに届いてほしいとの願いを込めて、完結前ですが、レビューを書かせていただきます。

とにかくね、ママとしてのシュカさんが素敵なんですね。
命の危険を伴う仕事をがんばりながら、いつだって息子・イチくんのことを一番に思っている。
……のだけど、そのあたりがイチくんには伝わりきらないところもあり、同じ母親としてもどかしさを覚えつつ、彼女とイチくんを応援してあげたくなるんですよね。そして、自分もがんばらなきゃって思わせてもらえます。

うちの子もちょうど作中のイチくんより少し下くらいなので、より一層共感してしまって時に涙がこぼれそうになります。

「お母さんは、いつだってあんたの味方だよ」

忙しかったり、なにかとうまくいかなかったり、怒れてしまったりする普段の生活の中ではなかなかかけてあげられない言葉ですが、この物語を読んでいると、今以上に息子との時間を大切にしたくなります。

シュカさんみたいなカッコよく生きられたらなぁと思うのですが、私にゃああは生きられない。だけど、目標にしたいなとは思います。

世の中の多くのお母さんたちに響くエピソードが満載です。イチくんの挙動・言動なんかはめちゃくちゃリアルですし。
私自身、SFはあまり得意ではありませんが、そんな私でも気張らず読み進められるのでオススメです。

子育てに悩んだ時には、背中を押してもらえそうでもあるこの物語。
多くのお母さん・お父さんに届きますように。

★★★ Excellent!!!

連載は現在5-4までなので、そこまでのレビューです。

まず……あらすじ部分に「女性の、女性による、女性のための新しいヒーロー像を世に示す、スタイリッシュアクションSFヒューマンドラマ!」と書いてあるのです。

ですが。いやいやちょっと待って……?

女性による、女性にとってのかっこいい女性って……最高過ぎじゃね? と、カッコイイ女性スキーな私は思ったんですね。だから読み始めたわけなんですが。

女性にとってカッコイイ(魅力的な)女性ってのは、(私のような)男からみてもどえらいカッコイイってことでした……というのがよく分かりました。とにかく無茶苦茶かっこいいんですよ、シュカさん(=主人公)。

シュカが、5歳の子どもをつれたシングルマザーという設定も実に見事に使われています。うちにも似たような年の子どもがいますが「わかるわかる」と大いに頷きつつ。子どもの描写も、それを思う親の心理描写も超リアル。

また、子どもや交友関係、職場での人間関係で描かれるシュカの「弱い部分」も大いに人間性の描写に貢献しているように感じました。ただ「強い」だけじゃない、そこに男性目線としては「守ってあげたい」と思わせる何かを覚えました。実際の所、こんな女性がいたら逆に守られるばっかりだと思いますけど。登場人物に無駄が一切ないところも良いです。それぞれ意味役割をきっちり持っているので、覚えようとする必要がない。これは筆力でしょう。

最初の数話で「あ、これ間違いなくレビュー書くわ」って確定したくらいに導入がすごい。ガツガツ読まされるパワーを持った作品です。この作品にアクセスしないのはもったいない。SFというジャンルですし、確かにSFなのですが、ヒューマンドラマとしてもかなり熱いです。

そして私(5-4足止めされたマン)、続きがものすごい気になります。
早く結末を知りたい!!!

すごく楽しみです。

★★★ Excellent!!!

そんな遠くない未来、資源を廻る戦争が終わったとある星を舞台に、シングルマザーのシュカが空を舞い、機械生命体と戦いつつ、さまざまな謎と子育てに奮闘する物語———と、この内容だけでも正直ワクワクできる。
 
 さらに、この著者・陽澄すずめ さんのすごい所は登場人物に『側面』を持たせられる所だと私は思っています。この物語の主人公シュカは、前述にあるように『働く女性』であり『戦う女性』であり、そして『母』でもあるのです。その女性がもっている様々な側面での『苦悩』をすずめさんは書き分け、登場人物に血肉を与えています。なにより『妻であった』過去の苦悩は必読です。

読み応えのある本格的な物語です。

★★★ Excellent!!!

 主人公はレアメタルを「敵」から回収する女性ハンター。「敵」は謎の隕石により命を得た鉄くずによって構成される、スクラップワームやスクラップビーストであり、その核となっているのが、レアメタルだ。主人公は華麗に荒野を飛び、駆け、自分よりもはるかに大きい敵を粉砕する。しかし、主人公は新たな敵の出現地域を、上司に告げたことで孤立していた。新人を教育しながら日々、戦う主人公。そんな折に、急務が入る。しかしその任務中、他のスクラップビーストを従えたようなスクラップビーストが現れ、現場で謎の爆発が起こり、死者が出る。後日その爆発は自爆テロだったことが判明するが、主人公は釈然としない。何か裏がある?「戦争に勝てばスクラップ狩りなんてしなくても、レアメタルが手に入る」という言葉が、主人公の脳裏をかすめる。そして、もしも日常的に誰もが利用する脳内チップに、他人を洗脳したり、秘密裏に動かしたりすることができる機能があったら? と考えて戦慄する。それは息子に主人公が脳内チップを入れようとしていた矢先の出来事だった。
 主人公にはどうしても守りたい存在があった。今は亡き夫が残した一人息子だ。主人公はハンターとして活躍しながらも、息子の保育園の送迎や生活を成り立たせていた。息子はいつも元気いっぱい。ちょっとやんちゃだが、憎めない。
 同僚との対立で、いつも荒野で強くある主人公が弱いところを見せ、息子の存在に助けられるなど、SF要素と現代ドラマ要素が、両輪となって力強く作品を前進させていくのが分かります。そこに、誰もが――、特に女性は共感するのだと思いました。シングルマザーでありながら、カッコいいという女性像と独特の世界観は、他の追随を許さないものであり、今までになかった作品だと思います。

 是非、是非、御一読下さい!

★★★ Excellent!!!

——“オペレーション”!
それが始まりの合図。高性能スカイスーツが駆動する。
しなやかな体をひるがえし、鮮やかな一輪の彼岸花が荒れ果てた戦場を駆け抜ける。

主人公・働くママさんことシュカさんの仕事ぶりは、あまりにカッコよく、女性も男性も間違いなく憧れてしまうことでしょう。
既に『無神論者たちの唄』で華麗なるSFアクションの世界を書ききった作者が、またしても魅力的な女性戦闘員を主人公に、映画化してもおかしくないレベルのダイナミックな世界を描き始めました。

誰もが唸る迫力ある戦闘シーン。
それとは裏腹に、人には見せぬ脆い心を抱える女性主人公。
珠玉のアクションも、繊細な心理描写も、作者が大得意とするところ。
読者の心をとらえて放さないエモーショナルな人間ドラマと、レベルの高い文章表現力は、間違いなく群を抜いていると言えます。

過酷な戦闘任務の直後に、わが子の保育園へのお迎えに慌てて駆けつけたり。やんちゃなわが子の奇行に音を上げたりと、思わず顔がほころぶ微笑ましい育児ネタも。

数多くの魅力にあふれた本作品。皆さんで応援しましょう!

★★★ Excellent!!!

さあ、さよならの時間だよ
この二つは将来、流行語大賞となることでしょう。はよ、映画化!

作者様のSFアクション小説で、『無神論者たちの唄』というのがあります。これを読んだとき、これを超せる作品は同ジャンルでは今後でないだろうと思いました。
だが、違いました。陽澄すずめさんを超せるのは陽澄すずめさんでした。

迫力満点なアクションは作者様のお手のものですが、それだけではないです。
シングルマザーのヒロインは、かっこよく、強く、完璧に見えます。ですが、影があるのです。それがより人間味を出してます。

考え抜かれた未来SFの独自な世界観。アクションに絡むSF要素。しびれます。

魅力的なキャラたち。
文章、表現方法なども凝ってます。ヒロインに潜む闇の描写もうまいです。

SFジャンルの大賞はこれになってほしいですっ!

シングルママ主人公ならではの葛藤、テーマいいです。最高のエンディング!

ヒロインのシュカさんは永遠のヒーローです!

★★★ Excellent!!!

シュカは女手一つで子供を育てつつ颯爽と仕事をこなす凄腕レアメタル・ハンター。
あるとき、警備として参加した特殊任務で不可解な爆発事故が起こり……。

連載中のレビューとなります。(3−3まで読了時点)

旧世代の廃棄物から生まれた怪物と戦い、人々や街を守りつつ、希少金属得る女性ハンターの物語です。
とにかくシュカがカッコイイ。スマートな戦いとテキパキとした子育てを両立するスーパーヒロイン。
けれど、内面は弱さも抱えた女性で、ジェニーに心が救われるシーンではぐっと心を惹きつけられます。

レイとの過去では、師弟的な間柄で培っていく愛情が深く優しく……それ故にその後に起こるであろう事件を思うと辛くて、この先も読まずにはいられません。

心から更新を楽しみにしております。
どうか執筆がんばってくださいー!(わたしのために)