本名さえ知らない2人は、
創作関係のコミュニティサイトで知り合った年の離れた友人関係。
ほんとに? 雰囲気のいい高瀬川沿いを歩いてても??
主人公の男性、八雲さんのほうは、妻に
「趣味のあう、年の離れた友人」などと説明しようとか、
自分に言い訳していて、どこか微笑ましい。
そして、それを知ってか知らずか、挑発的なしぐさの明日那。
何とも言えない2人の間を流れる空気感が、ギューッと圧縮され、
それが、そのままエンドまで続きます。
ある意味、息つく暇が、ありません。
この手のは、ほんとは、ある時、堰を切ったように進展するものですが、
そこをあえて書いてない。
なので、好みは分かれそうですが、
私はこういう、結論なし、進展なし、裏切りなし、の展開、好きです。アハハ。