連野純也

三毛猫のタマのしっぽが割れたそうなので見に行った。いつもあのへんでイワシの頭をかじっている。 ●限定近況ノートのネタを半年経過したので公開しました。↓（2022.11.28） …

名もなき花に囲まれた廃家。 家には少女と、『博士』と呼ばれる男がいた。 少女と博士の間には殆どの会話がない。寡黙な二人は、静かに暮らしていた。 そんな生活を送る、とある春の…

なぜか、いま食べ終えたサンドイッチに、いったい何の具がはさまっていたのかを覚えていない。そこで彼女たちは調査をはじめた。

田舎侍である松兵衛は、懸想している道場主のご息女をかけて、殿様の息子と勝負をすることになる。 はやる気持ちを抑えるために素振りに精を出していたならば、一羽の面妖な鳥と対峙した。 …

　人類が宇宙に進出して、数十年。 　新しいフロンティアを得てもなお、人類は闘争を求めていた。 　その戦乱に巻き込まれてしまった少年は、同級生の少女に導かれ、ある機動兵器と運…

私は我が友の忠告を常に聞く。 「彼女に閂を掛け、拘束せよ！」 しかし、誰が死者を殺すのか？ 妻は手筈を整えて、彼らと事を始める

好奇心旺盛な姫は王の秘密に触れてしまう――。ちょっぴりシャルル・ペローの「青ひげ」を意識したショートショートです。

とある大学の研究室。そこには三人の男がいた。変わり者の教授、白澤函。その助手、久保ひかる。普通の学生、沿島創。哲学科の片隅の埃っぽい研究室で、今日も彼らは哲学的議論を交わす——の…

音楽と現実。想いと諦め。その狭間で揺れるあたしに、ゲバラは気づかせてくれた。衝動に身を委ねる事が、時に人を解放するエナジーになるんだってこと。

「うちのパーティー、全員ヒーラー」 https://kakuyomu.jp/works/16816452220642464625 の外伝的な話になりますが、単品でも読めます。 第…

不思議な友達、自由過ぎる親、おバカな出来事…私の周りの人たちが引き起こす、もう笑っちゃうしかないお話を恥も外聞も無く紹介します！

絵も描けない、喋りも駄目、人前に出るなんてもってのほか。 だけど一目惚れしたあの人に少しでも近づきたくて。 何をやってもダメダメだった。 底辺から努力で這い上がる成長譚をご覧じ…

幸太郎は走った。今日も彼女に「おかえりなさい」と言うために。※小説家になろうにも掲載しています

吾輩は転々と住処を変える長命の白猫。今は菫という名のばあさまと仲よく暮らしている。彼女も十五年前から年を取らなくなったらしいが……。さて、彼女は長年の懸案事項を解決できるのか。人…

傑作と呼ぶに相応しいそれは、ほんの瞬きの間に完成し、一瞬を待たずして消え失せる

旅人が異国で観たものは幻か、或いは真実か。 21才の時に書き、大学の文芸サークルに出したサイケ小説です。

居場所のなさに苦しむ女子高生の話です。残酷描写が頻出します。苦手な方はお控え下さい。

「シナリオをまず書いてから小説を書くと、いろいろメリットがあるよ」と唱えたのが４年前。ご好評をたまわりましたが、一方で「視点」については深く言及せず、ぶっちゃけ逃げたままで随分と…

死神と呼ばれ、忌み嫌われた少女は、盲目の男と二人に出会う。生きていていい。そう言われることが、何より温かい。何が二人を引き裂こうと、何処までも二人は……

昭和の夏の光景をイメージしました。

古希を迎えるわたしは、孫が落とした消しゴムで遠い日の記憶が蘇った。 木造校舎と、卵焼きのにおい。

なにこれ

姉御系パイロット×弟系技術者の別れと再生を、高速機動×大量砲火と共に描くロボット・アクション。 八本の脚を自在に操り、常識はずれの機動と射撃を可能とする蜘蛛型の多脚戦闘ロボット…

トラツグミ（虎鶫）＝スズメ目ツグミ科の鳥類。鳴き声の不気味さから妖怪の鵺（ぬえ）と同一視されるようになったとか。ある晩、異変を察した姉妹の話。

「梅」にまつわる友愛の物語。自主企画【画題で書き初めしてみませんか】がヒントになって生まれたショートショート。まず「梅」をモチーフにしようと決めて、タイトルを「玉骨（ぎょっこつ）…

　語り手である男の友人Ｆが主人公。Ｆは一人の女と恋に落ちるが、その女は蟷螂だった。

　モールに逃げ込んだ俺は、すっかり取り囲まれてしまった。どうしよう。誰か助けて。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」「Prologu…

廃屋写真家の友人を手伝う「俺」は、ある日友人の後から廃団地に入り、何者かに刺された友人を見つける。その時、背後で扉が閉まる。一体自分たち以外に誰が……？　しかしそれは恐怖の始まり…

街を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。遊んでいた。死んでいた。夜を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。逃げていた。死んでいた。 ずいぶん前に書いた作品です。消すかもしれません。

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』KAC8参加用です。 高校に行く道の途中、いつもその片方だけの靴を見か…

差別的表現あり。

躍動感溢れる戦闘場面を描きたい、血沸き肉躍る熱い攻防を描きたい。だけども武術の心得が無い――そんなあなたへ贈る「小説家のための武術秘伝」です。 使えそうな部分があれば遠慮なく参…

AI搭載スーパーカー「ビル」に乗る俺を、ひとはビショップライダーと呼ぶ♪♪ 今日も俺は、ビルとともに悪と戦う♪♪ 擬人化 ✕ BL ✕ アクション ✕ ラブコメ。いろいろ盛り込…

19,000PV達成ありがとうございます! 今も伸びていることに自分自身がびっくりしています。 作家を目指す上でのモチベに繋がっています。 私の近況ノートには関連トピックス(「テ…

非エロのBLです。 カップリングは進学校の秀才イケメン眼鏡と非進学校の野球部ピッチャー。 連作短編で、1話ずつ区切りのよい所で切れています。それぞれ読了時間は5〜10分ほどだと思…

友達もいない 頼れる人もいない 母もいない 園子はつらい毎日をじっと耐え、ただ日々が過ぎ去るのを待っていた。 だが彼女の日常は一人の転校生と会うことで一変する。 夜の街に蠢く物の…

　カレーライスを食べている最中に死亡したと思われる、男の死体が発見された。男は特定の食品に対するアレルギー体質で、カレーの中にその食品が含まれていたことによる、アナフィラキシーシ…

　終えたはずのご飯を求める義父、もしかして認知症か？ 　一人の主婦を襲った疑問はやがて多世界の真実を浮き彫りにする。 　Twitterで適当に呟いた冗談から生まれた変なホラ話。…

隣村まで使いに行った助六は、雨の中最近不穏な噂のある峠を暗くなる前に越えようと急いでいた。下りに入り、調子よく足を運ぶ彼の耳に女の悲鳴が届く。駆けつけてみるとそれは怪しい美しさを…

私はピアノを弾く。それが無意味だと知りながら。 覆面作家企画8（https://hkmn8.tumblr.com/）提出作。お題は「手」でした。

　懐かしい商店街で買い物を終えて、マンションに向かって帰宅途中のことです。 　交差点の道端に、小さな花束が供えられていることに気がつきました―― この作品はDISCORD文芸部…

二人のクレイジーサイコレズが世界を破壊していく物語です。

「編集者ツッツー添削OK」作品です！ 鴨川ミツルは看護師３年目、彼女いない歴もうすぐ１年、頼りなさげだけどアタマは冴えてる？ 産科分娩室に謎の臓物が置かれていた。事件は続いた。…

『魔女と少女の愛した世界』書籍化！ 電撃の新文芸にて発売中です！ 自由気ままな魔女のエリシアは、他人に興味がなく面倒な事が大嫌い。町から離れた森の中で孤独な生活を送っていた…

タイトルはＳＦ系となっていますが、現代を舞台にしたちょっと不思議な話等も含みます。

結末だけが私を越えていくとか、何だよ、それ。

　七人の人間が、それぞれ自分の症状を語っていく。 『自殺恐怖』の患者は、ひきこもりの元女子大生で、自分がいつか自殺するのではないかという恐怖にとらわれている。 『カワイイ恐怖症』…

やけに静かな朝だった。 目を開けると、隣にいるはずのあいつがいなくて、やっぱり外は白かった。 BLです。切ないです。ご注意ください！！ pixiv、なろうにも投稿しております。