緒賀けゐす

自覚なき天才の平民と、高貴な身分でありながらその立場から慎ましく生きていこうとしていた王子。 人生のすべてをかけてやろうと思える相手に出会える確率なんて、いったいどんな確率であろう…続きを読む

力士を目指す少女と、少女に連れ添う主人公。彼らは人生という土俵の上で相撲を取る。その取組は、きっと一筋縄ではいかないものだろう。それでも相撲は、倒れないかぎり、土俵の外に出ないかぎ…続きを読む

「お、いい物件じゃないか」そう思った瞬間に爆破されていく、夢を孕んだマンションの数々。それはさながら、神によって崩されたバベルの塔のようだった。

押し寄せる妹たち。満吉の決断は！？　物理的な爆発の前に個性が爆発してて笑いました！

爆発オチと告げたうえで読者の予想を裏切ってきました！焦土には、哀愁だけが残された。

なんかもう一種の皮肉のようにすら感じましたよもう。認めろ！諦めろ！爆発しろ！

まず、舞台設定に唸りました。舞台は四国である必要性であり、だからこそもう一つの舞台背景に、ある種の祈りを感じずにはいられませんでした。 ゲームは一日一時間。 子供だろうが大人だろう…続きを読む

『カクヨム地底7000m』よろしく、やはりカクヨムでのみ機能する小説を書かせて右に出る者はいないのだろう。“5行”という縛りの中でいかにして物語に深みを出すのかと思えば……確かに、…続きを読む

酒に酔った帰路に出会った黒猫、猫嫌いな英靖はそれを追い払うが……。
突飛で魅力的な展開、軽快で読み心地のいい文章。短い尺に技量の高さが詰め込まれた素晴らしい一作です。

華やかな筆致や硬派な作品群に心打たれ、落ち着く間もなく横っ腹をキリトに刺される……そんな体験がしたい人にとって、この作品よりうってつけの作品は存在しないだろう。存在していなさでいえ…続きを読む

日本一有名な物語といっても過言ではない昔話、「桃太郎」。 桃から生まれてくるというその異様にもほどがある出生だが、江戸時代の頃は桃を食べたおじいさんおばあさんの若返りハッスルが主流…続きを読む

すごい軽いノリでリセマラされる地球。「引いた地球をガチャ石に分解できる」というセリフに「地球を、ガチャ石に……」と頭の中で反芻してしまった。海に落とされたバラバラの時計パーツが勝手…続きを読む

いや、まったくもって悪役令嬢モノ読んだことないのでステレオタイプを知らないのですが……それは置いといて。 フラグを操作し、思いのままに人を動かす力を手に入れたアリア。そりゃもう好き…続きを読む

カワイイ細胞より生まれる無限大のパワー……それを使いこなす「カワイイカラテ」。この設定の時点でもはや面白いこと間違い無しなのだが、その期待はどちらかというとコメディ方向でのものだっ…続きを読む

断鬼乙女《シャッターヴァルキリー》←好き 普通にカップリングの好みの話をしますけど、ワタクシこういう二人組に滅法弱いんですの。冷静沈着な女と、勢いで突っ走る強い女。あれ、これクー…続きを読む

美波のような人間は、自分も含めてこの世界にたくさんいると感じる。物語を考えて書かずにはいられなくなって、けれど自分の中にあるものが上手く表現できなくて、分からなくなって、止めてしま…続きを読む

魔女というギミックに、電波系を中心としたオカルトの胡散臭さの見事な融合。非日常としての魔女活動の描き方が、なずなの語り口調と相まって絶妙なバランスで描かれています。登場人物の間の感…続きを読む

胸が大きくなるという導入の突飛さに惹かれて読めば、そこにあるのは一人の少女ともう一人の、確かにそこにあった優しくも儚い繋がりの物語でした。 星の運命に関わってくる問題がたった一人の…続きを読む

「ヒーローってのはな、強さじゃないんだ」 「強い弱いじゃないんだ、誰がなにを守るかなんだ」 「どの状況にいて、なにをするかが大事なんだ」 「お前もヒーローになれよ」 というのはウ…続きを読む

タイトルだけでもう面白い。
とち狂った偏差値から繰り出される、変人（人外も含む）達のキャンパスライフ。嫉妬するほどの想像力により綴られるこの話、読価値滅茶苦茶有。

MTGとなるとMomaくらいしか知りませんが、ところどころ垣間見えるTCGらしい言い回しが良いアクセントとなっているのが分かりますね。 魔法使い、もとい時空のおっさんことイフネ・ミ…続きを読む

異世界転生直後に死んで体を紛失してしまった阿柄コウが、異世界を案内人たるリータと共に体を探しに異世界を転々とする旅行記（？）。 はい違う！次！と潔い判断でどんどんと進んでいくストー…続きを読む

今回、私も「藍樹先生といえば厚揚げやな」と第４次厚揚げ大戦をお題で投げさせてもらいました。 そして色々お題が集まる中（お題出す人もスゴい人が結構混じっていてびっくり）、それらを見て…続きを読む