顔のいい男のクソデカ感情……………

自覚なき天才の平民と、高貴な身分でありながらその立場から慎ましく生きていこうとしていた王子。
人生のすべてをかけてやろうと思える相手に出会える確率なんて、いったいどんな確率であろう。否――二人はきっと、最初から出会うことを運命づけられていたのだ。そうでなければこんなクソデカ感情を、互いに向け合うことなんてないはずなのだ。

と、真面目モードをこのへんまで置いておいて……文章から見える立ち振舞だけで分かる顔のいい男、フォルト。平民特有のフッ軽っぷりがありながら肝の据わった男、ワイズ。最高のコンビでしたわ……爺や、この者に別荘を差し上げて!