概要
地の文による懇切丁寧なナビガイド付き!日本一易しい鬼退治を目指します!
このお話は、
桃から生まれた『桃太郎』が、
おじいさんとおばあさんから貰ったきび団子で
イヌ、サル、キジを仲間にして、
鬼ヶ島まで鬼を退治しにいく行程を描いた物語です。
桃から生まれた『桃太郎』が、
おじいさんとおばあさんから貰ったきび団子で
イヌ、サル、キジを仲間にして、
鬼ヶ島まで鬼を退治しにいく行程を描いた物語です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!桃香ちゃんによる『桃太郎』の結末は?
小三の女の子、桃香ちゃんが、なぜか桃太郎の世界に転生。導いてくれるのは、地の文。地の文?そう、地の文!
地の文さんは、桃太郎のお話を知らない桃香ちゃんに質問されたり鋭くツッコまれたりするのに答えたり答えなかったりしつつ、クライマックスである鬼ヶ島での鬼退治へと向かわせます。
地の文さんもなかなかの地の文さんなので桃香ちゃんの要望にいくらかは対応できるのです。どんな犬、猿、雉を用意したかは作品を読んで確認してください。いろいろすごい仲間です。絵面が強い……
鬼とは何か、なぜ桃香ちゃんは鬼退治に向かわなければいけなかったのか。桃太郎のお話とはまた違った「桃香ちゃんの結末」が書かれています。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!桃太郎を桃太郎たらしめるものとは。
日本一有名な物語といっても過言ではない昔話、「桃太郎」。
桃から生まれてくるというその異様にもほどがある出生だが、江戸時代の頃は桃を食べたおじいさんおばあさんの若返りハッスルが主流であったらしい。そこがブレるということは、この物語においてその生まれ方は大して重要ではないということだ。なら桃太郎で大事なのは何か。
それはきっと「桃太郎」という人物が、鬼退治をして財宝を奪い返すことなのではないだろうか。
鬼は人間の敵だ。けれどそれは角が生えてるからとか、虎の毛皮の腰巻をしているからではない。記号化された恐怖や邪悪としての存在――それこそが鬼の、人類の敵たりえる本質だと思っている。
前置きが…続きを読む