たんぜべ　なた。

主人公が出会ったおばあちゃんは誰だったのでしょう？ 遠い未来の本人？ パラレルワールドから訪れた本人？ それとも、刹那の夢に現れたもう一人の自分？ しかし、主人公は一歩を踏…続きを読む

未来からの旅人を仮初（かりそめ）と評する作者 近年の異世界モノを読む時に感じてしまう違和感を見事に言い当てている作品にも見えてきます。 もとより、我々自身はこの世を旅する仮初めの…続きを読む

恋をするって、不思議な事ですね 何気ない日々が愛おしくなったり 何気ない風景が 美術館の絵画に変わってみたり 身の回りの物事が とんでもない変化に溢れます 作者は、 それらの…続きを読む

作者は我々を籠の中の鳥と言っています。 さて、『籠』とは一体何なのだろうか？ それは、我々を拘束するだけではなく、 『羽根』という我々に与えられたナニモノかをも変質させている。…続きを読む

いやはや、この話しのセンスとツボをくすぐる小噺の数々。 楽しいですよー。 そして、勘所を的確に押さえてくるシナリオの展開。 自分の作品の参考にもなりますが、何より読んでいて楽しい…続きを読む

皆さん、ウィンドウショッピングはお好きですか？ お好きな方なら解ってもらえる…かも知れません。 ここに取り揃えましたる散文たちは、さながらショーケースを賑わせるマネキンのようなも…続きを読む

短編なのか長編になるのか？ 先は見えませんが… 平滑な文体に見え隠れする葛藤 強くは無い言葉の裏に潜む慟哭 きっと、諸々の感情で構成されるであろう作品に興味深々ですね。 これ…続きを読む

主人公の年齢設定が実に小気味よく、書き連ねるエピソードとの落差に戦慄を覚えます。 最近の成人向け文庫（非エロ）を持ってしても、ここまで上品なものはそうそう無いように思います。 た…続きを読む

何でしょう、この納得感と親近感。 小説の世界では絶対タブーのお話しが溢れる、ここは現実という名の桃源郷。 この現実を理解するためには、相応の『酸い甘い』を経験しないといけないの…続きを読む

穏やかなエンディングを迎えるお話しなのですが… これは、かなり思考を深めさせられる事案が含まれています。 さらっとした文体で見落としそうになりますが、この中には人間の持つ狂喜と愚行…続きを読む

澄み渡る秋を思わせる、素敵な詩です。
ゆっくりと恋が実り、冬が訪れると、寄り添って愛を温めて…
そして、春になり
夏になり

素敵な作品に感謝と賛辞を

人の感情…恋というのは、なかなか大変です。しかも、成就し辛いから、悩ましさも一入ですね。 おまけに今回は、恋愛手前の淡い気持ちのまま。 独りよがりでいいんです、恋が芽生えた途端、…続きを読む

作者さんが懸命に戦っている、うつという病。 ほぼ国民的な疾病の一つと認識されて、どのくらいになるでしょうか？ でも、実体は本人にしか分からず、今も多くの方が苦しんでいます。 この作…続きを読む

短い詩です。 飾り気のない諸々を吐露した言葉たち そして、広がる余白 さあ、あなたは、この余白に何を見るでしょうか？ そして、余白の中に紡がれたであろう言葉たちに想いを馳せてみま…続きを読む

私し、熊本の片田舎に生息しておりまして、千葉の事はあまり詳しく無いはずなのですが…。 この作品から、にわか千葉県民になってしまいそうです。 首都圏と一括りにされがちですが、水没をキ…続きを読む

夏、活動的な言葉に満ち溢れ、身も心も解放される日々。 作者は、それを魔法だと断言する。 しかして、その言葉は何を紡ぎ出しているのか？ 是非ご一緒に読んでみませんか？ そして、あなた…続きを読む

感想を述べるべきところですが すいません、話しの途中から涙腺崩壊して、文字が滲んで読めません。 日本では、今は昔の事なれど、広い世界では今なお繰り返される現実。 私達も、この詩…続きを読む

日頃見慣れた恋愛小説とは、一線を画する作品に、思わず食い入ってしまいました。 最期の演出に初めこそ疑問符が付きましたが、読み返してみると、その深淵が見えてきます。　 いやはや、…続きを読む

平安の歌会が現代の恋愛と遜色ないことを実感できる作品です。 別に言葉や表現が古臭いわけではないのです。 表現技工が素晴らしすぎるのです。 美しい言葉で織りなされるお互いの恋心。 …続きを読む

人としてあるべき姿を探究した、至高の哲学書 でもね、真理ってそんなに難しい事ではないんです。 若い言葉に溢れる思い きっと、誰の心にも響く、紡がれた言葉の数々 さあ、久しぶりに…続きを読む

作者の綴る夏はとても涼しく、ついつい読み耽ってしまいそうです。 詩篇と共に語られるよしなしごとが、ふと心の琴線に触れると、爽やかな風が頬をかすったような、独特の心地良さが広がります…続きを読む

片田舎に住んでいると、普通に見かける光景であり、気に留める事も無く、ただ流れる日常。 しかし、作者はその刹那的な時間の中に埋もれてしまった沢山の時間について語りかけて来ます。 私た…続きを読む

いやはや、日頃思っている事、感じている事、悩んでいる事を、ここまで理路整然と書かれてしまうと、笑うしかありません。 また、日頃からの自分の文章の至らなさ、陳腐さに泣けてきます。 …続きを読む

詩の内容を見て、ヤキモキしてしまう人もいるかも知れません。 言葉から情景が見えてこない事もあるかも知れません。 でも、心配ありません。 多かれ少なかれ、誰もが一度は通る道なのです…続きを読む

狂おしい、ただひたすらに、狂おしい 主人公に意識が無ければ 主人公が神の懐に抱かれてしまえば きっと、この狂おしい日々は去るのでしょう。 しかし、何かがそれを妨げます。 絶望の海…続きを読む

やるぞーっ！って、気持ちはひしひしと伝わって来るんですけど、肝心なところで空回りしている、そんな子たちの元気な夏休みが伝わってきます。 あんまりにも、恋が多過ぎて、変になちゃいそう…続きを読む

確かに心惹かれる本に出会ってしまうと、時間を忘れてしまうんですが… そうですか、あれは、本屋にかかった、おまじないだったんですね。 効率重視で、消えてしまう本屋。 一つくらいは残っ…続きを読む

いやぁ、ただただ楽しい作品です。 AIがネコから学び、進化するくだりなどは、もう、発想の素晴らしさに脱帽です。 こんな夢有りまくりのAIが世界を席巻すれば、長閑な生活を送る事が出…続きを読む

衝撃です。 ただただ衝撃です。 他のどんな言葉も見つかりません。 でも、わかった事が一つだけあります。 頑張れって言ってくれている事。 人生半分来ましたが、まだまだ覚悟が足りて…続きを読む

短歌の世界というと、言葉を聞くだけで平安時代のお公家さんなどが歌ったモノを連想し、嫌煙してしまう私ですが。 ここに集められた一首たち、なかなか良きですぞ。 今を読む時は、都々逸…続きを読む

作品を読んでいて、ずーっとニヤニヤしてしまいました。 ヤキモキするのは、恋の常。 実り始めた恋のゆくえを優しく見守る紫陽花たち。 梅雨の季節は、なにかと『鬱陶しく』なりがちで…続きを読む

手紙という体裁と、話の内容に鏤められたアイデアにただただ脱帽です。 SNSやメールが普及した結果、随分と "言葉の重み" というものが廃れてきた今日このごろですが、本作品を読み、…続きを読む

本文全般は、他愛のない親子の会話なのかもしれません。 若かりし日々には響かない言葉たち。 歳を重ね、父親と向き合うことで、ようやく見えてくる言葉の重み。 しかし、この作品は穏や…続きを読む

くるをさんワールド全開かな？ 終活を思わせる作品。 その最終章を、誰かの手に委ねる女性。 きっと、いつかは追体験するかもしれない情景。 そして、最後に問いかける”永遠”への探求…続きを読む

男であっても、女であっても恋焦がれるのは、人の道。 でもね、恋ってなかなか叶わない。 だから、焦がれてしまう。 女性らしい、繊細で儚く、実らぬ恋を語る姿が印象的な作品です。 最…続きを読む

はい、仰せの通りにございます。 ただ今、絶賛スランプ中の身としては、心に刺さりまくる言葉の数々。 そうですよねぇ。 返礼云々もありますが、偏屈になったら、終わりですよね。 良い…続きを読む

いやぁ、哲学してますねぇ。 作中でも語られますが、我々の生活には、常に貨幣が付き纏います。 それが、何を意味し、我々とどのように関わっているのか、その答えの一つがココにあります。 …続きを読む

気を衒わない王道の詩に、これまた、言葉という道具の本質を追い求める求道者のような語り。 良いですね♪ 味わい深い♪ なんだか、歌詞にもってこいな作品であると、勝手に確信してしま…続きを読む