虚ろな心を捕らえるものとは

ゾンビという存在に立って話を展開していく。
多分、初めての挑戦ではないでしょうか?

五感が失われつつある状況において、わずかに残された感覚が、何者かを追い求めていく。

そもそも、自分の存在自体に意味を見言い出せず、追い求めるものだけにフォーカスが向けられていく。

なるほど、だからゾンビの行動が我々の理解するものになっていくのかと、私は改めて知覚しました。

この目線、世界観、そして感覚の妙。

新鮮であり、現実になって欲しくない複雑な心理的嫌悪感。

この怪奇で奇異な作品に感謝と賛辞を