語彙が乏しくなったのは事実かもしれない

筆者の悲鳴を聞きながら、私は敢えて他のことを考えてみた。
「日本語は消滅するのだろうか?」と。
結論から申し上げれば、筆者が述べられる通り「日本語は消滅の危機に瀕している」と言わざるを得ない。

ただ、僥倖(ぎょうこう)も見え隠れしている。
そう「短歌、俳句コンテスト」等がカクヨムでも開催されたという事実である。

短歌や俳句は、規定された文字数の中に「思い」や「風景」を詠み上げるという「言葉遊び」の局地みたいなもの。
そこには、誰にでも親しみやすい言葉の他に、思い描いた風景を文字に起こす語彙力も問われてくる。
当然のように、読み手側にも相応の語彙力が求められ、場合によっては字引きを強いられる場面がある。
しかし、この一手間を惜しんでも短歌・俳句を読みたい、あるいは詠みたいという人々がいる限りは、まだまだ日本語は生き残れるのでは?とも思えてくる。

全ては「言葉遊び」の果てにあるものですが、読みて(詠み手?)が増えれば、アルファベットも巻き込んで、新たな日本語が創造されていくのかも知れません。

取り敢えずは、自己の不勉強に恥じ入りながらも、日本語と向き合って前進出来れば幸いですかねぇ…私の場合は。

ステキな作品に感謝と賛辞を

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