あっ、という危機感を覚えた

日本語を知らない自分に気づかされた。
私は、小説やら読まないので、情緒が育っていないとは、私のことではないか、とすら思っている。
どうやら、私は、滅びゆく後押しをしてしまっているようだ。ちょっとショックだ。

とりあえず、拝読して、思い付いた言葉を並べる。まるっきり関係ないことはないと思う。
記号論、現象学、構造主義、モノ化、プラトン化、タイパ、コスパ、同調圧力、承認欲求。
つまり、仲間や共同体の認識を単純にしてきた文化の反映なんじゃないか、とか思った。
一方で、「ヤバい」を共有できる人を選ぶ感性は鋭いんじゃないかとか、「ヤバい」の多様な意味合いに寛容さがあるんじゃないかとか、考えたりもした。

ただ、やはり、共感せざるを得ないところは、記号としての日本語は残るかもしれないが、文化としての日本語は消えてしまうのかもしれないということだ。

ある高校生が、「日本人なら和歌と囲碁くらいやれ」などと言っていたが、なるほど、歴史を踏まえた日本語が失われていることを言っていたのだなあ、と、そんなことを思いました。

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