主人公の目覚めがよかった。

天使というからには、これは、マウント祭りか、と思ったらそんなことなく、主人公が自分を知り、目覚めていく、そんなドラマがありました。喪失した自己を獲得していくという流れには、主人公自身の戸惑いと、決断があり、物語を支えている主人公だと思いました。
主人公は魂をなくした姫ということで、家族のつながりを意識させるシーンが中盤から後半にかけて、印象に残りました。溺愛パパはインパクトありました。
主人公が魂を失うきっかけとなった人物も登場しますが、平和を守るという信念のもとに行動したというところで、ストーリーに味がでていたんじゃないかな、と。ドラマという表現をしたくなったポイントでもあります。
それぞれのキャラクターの持つ思いを想像しながら、楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。

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