私の大好きだった人が、言ってくれました。ちゃんと考えて、決断しよう?悩んだりぶつかったりしたときに、ちゃんと、あっち考え…こっち考えして…そうして、ちゃんと考えた後での決断じゃないとあとになって後悔したときに、救われないよと。その人は、後悔することさえも否定せずにいてくれました。ちゃんと考えよう、その上で決断を。この物語の主人公は、そんな苦悩と葛藤の大切さを教えに来てくれたのかも✨
主人公が出会ったおばあちゃんは誰だったのでしょう?遠い未来の本人?パラレルワールドから訪れた本人?それとも、刹那の夢に現れたもう一人の自分?しかし、主人公は一歩を踏み出します。全てがいきなり解決するわけでもなくわだかまりが解れるわけでもなくそれでも一歩を踏み出します。「今しなければ後悔する」と。その勇気ある一歩に拍手を送りたい。踏み出すからこそ切り開かれる未来。行く末は誰にも分からない。それでも踏み出す力強さに、深く感銘を覚えます。良作に感謝と賛辞を
この小説は、前を向くこと、人と繋がることの大切さを教えてくれます。何より、ヒロインの心が満たされたことが良かったです。
誰かの辛さに気付く難しさと、気持ちを言葉にして正面から伝える勇気。結局のところ、そういうものが一番大切なんじゃないかなって。普段は避けて通ろうとしてしまうものは実は手放してはいけないものですね。