言葉には霊が宿り、言魂として拡がり往く

手紙という体裁と、話の内容に鏤められたアイデアにただただ脱帽です。

SNSやメールが普及した結果、随分と "言葉の重み" というものが廃れてきた今日このごろですが、本作品を読み、改めて "言葉の重み" は残っているんだと嬉しくなりました。

表面的で平滑な言葉の羅列ではなく、自分の内面を映し出し、伝えたい思いの丈をどうにか文章にする。
たぶん、そういった事は、手紙でしか実現しないと思っています。

まぁ、今回のお手紙たちは普通のお手紙と事情が違いますが…。

良作に感謝と、今後とものご活躍を祈念して。