青村司

空に魅入られた少年と、少年が踏み出す切っ掛けを与えた少女。

二人の切ないストーリーが胸を撃ちます。

思い出と交錯する空の情景が美しい物語。

是非、ご一読ください。

天衣無縫な海賊頭目の少女が織りなす冒険活劇と思いきや、その背景にあるのは長い歴史の影に隠された昏い秘密。 その秘密を巡り人々を、国々を巻き込んだ大いなる海の戦争が始まります。 …続きを読む

突然の、そして衝撃的な少女の登場と、それに対して意外に冷静な主人公。 そこからの二転三転する話。 淡々と状況を受け入れていた主人公が実は一番熱い。 青春とは、人生の春にたと…続きを読む

重い過去を背負いながらも日々を一生懸命生きようとする少女と、自らの意義を問い始めた機械が出会い、謎を追う物語。 登場人物の多くが、優しく穏やかで、躍動感があり、色鮮やかな世界が目…続きを読む

曹操と陳宮の決裂については、三国志演義や他の小説にもありますが、そこに更にもうひとつ、決定的な、かつ魂の決別となるような会話を加えた短編。 その言葉が、陳宮にとって絶対に譲れない…続きを読む

豊臣家最後の姫君という大河ドラマのような壮大な雰囲気から幕を開け、転じて始まる人情劇。 縁切り寺にまつわる様々なドラマは、戦国が終わり平和な時代ならでこその物語でもありますが、決…続きを読む

筋金入りのタフなビジネスマンが怪異の土地へ挑むという一風変わったホラー小説。 軽妙な語り調子は、どこか詩的であり好き嫌いはあるかもしれませんが、実にこの物語の雰囲気にはまっていま…続きを読む

王を崇拝する一方だった、歌詠みの娘が人々の関わりを通じて、成長していく物語。 人々との対話を通じて、世の中を知り、それを素直に受け止めていく主人公や、主人公を取り巻く妖たちの不思…続きを読む

主人公からして変人。 そこに畳みかける様に登場する変人。 三行毎にツッコミをいれたくなるような、そんな勢い。 勢いでねじ伏せられている感じですが、そこがイイ。 つい読み進めて…続きを読む

魔女狩りの時代の悲惨な、だけど少しばかりの救いがある物語。 ヨハンという貴族の視点で話が進みますが、そのヨハンという男は本質的には善良で、ただ想像力が欠如していたことが悲惨であ…続きを読む

歴史的な事件の裏で行った男女の愛憎を描いた作品。 歴史的な場面を簡潔に描きながら、その裏にあった男女の心の動きが印象的。 それぞれの愚かしさ、したたかさがフランス革命下にあって…続きを読む

どうしようもなかっと言い訳しつつ結果を都合よく受け入れる、人の業。
最後それが、思わぬ形で返ってくる。

反感と共感が相反する物語でした。

格言のチョイスが響きます。
ですよねえ、とか、ハッとしたり。

更新される度につい覗きたくなりそうです。

光武帝劉秀の、その興隆の切っ掛けを簡潔に切り出し、ひとつの物語として完成させている素晴らしい短編です。 光武帝の前身やその後といった、前後の話も読みたくなりますが、これは野暮か蛇…続きを読む

異能者たちの戦いを描いた物語。

それぞれに特異な力と、なにより異常な精神性をもった者たちの戦いが熱い。

徐々に明かされる敵味方の秘密。
Part2からの展開に期待が募ります。

ちょっとだけお話が読みたい。
そんな時にさらりと読める感じが素敵でした。

そして謎。言葉にするだけでワクワクする要素が詰まっています。

話の展開も軽快で読みやすいです。

気持ちよく読めるのでオススメです。

読み進めるたびに面白くなる作品。

戦いのシーンが一々熱い。
主人公はじめ、その周りのハンターたちも、実にハンターらしいハンターで魅力的。

日々頑張っているケンサク君のつぶやき。 頑張ってるんだけど、ちょっと空回り。 ごめんなさい、ちょっとじゃないですね。 でも、それでもメゲないで頑張るケンサク君。 つい応…続きを読む

続きがありそうで、1話完結。
このちょっと不思議な余韻が残る感じが心地良いです。

次回作（続きではない）が気になります。

ポストアポカリプスな世界で旅するというシチュエーションが大好きで、読ませて頂きました。 主人公自身も秘密を抱えているようで、それが徐々に分かってくるような、分らないような感覚もた…続きを読む

支援BISさんの作品ですと辺境の老騎士、が有名ですがこちらも素晴らしい。

自然の描き方が、いかにも日本という雰囲気が伝わります。

鮮やかな水彩画のような物語でした。

最初の頃の、X風味な抽象度の高い短い話から、徐々の具体化した微に入り細を穿つ話になる短編集。 話それ自体が成長しているような、ひたひたと迫るような恐怖を感じる短編集です。 是非…続きを読む

主人公たち、一人一人が格好良い。
それぞれの価値観に殉じて生きる様は爽快の一言。
お勧めです。