世界を見るレンズはひとつではない

タイトルから想像したのは、図書館での年上の司書の女性、あるいは学生同士の恋愛小話。

だったのですが、SF?

ということで、最初のお父さんの描写から微妙な違和感があり、後々なるほどと納得する展開。

世界の終わりを淡々が描かれ、無機質とさえいえるその描写がかえって切なさを感じさせます。


静かな、しかしどこか心に残るSFでした。