ファンタジー的な要素もありながら、ハードボイルド要素が強い。また、主人公も作風にマッチしていて好感が持てました
派手で精緻なアクションバトルが見物の本作。その辺りは既に他の方がご紹介されているので割愛しますが、サブタイトル通りの「女もつらいよ」の理由も、読めば頷く内容です。意外に?組織人としての意識も高い(のかなあ)シスターは、アルコールに任せて色々と愚痴ってしまうという、アクションものとしては珍しいキャラクター。是非彼女の、切ない側面も見てあげてください。
東京の上野近辺を舞台にした現代ファンタジーです。リアルな日本なので事件が起きても表立って活動するわけにはいきません。人の目に触れないように怪事件に挑みます。敵は秘密結社ユグドラシル。人間は地球にとっての癌であるという思想でゆるくつながる巨大な組織です。あの手この手で人間を滅ぼそうとする敵に3人はどのように立ち向かうのか。
割れる窓ガラス、放たれる銃、そして人外たちの圧倒的なパワー…。そこに足される、意外な性格。バチカン市国の怪異調査員であるシスター・ユリア。ブルーバード探偵社社員である、礼(人狼)とマロウ(吸血鬼)。食いちぎられた凄惨な遺体がでる事件。犯人は山口という男。この男は『世界樹』を意味する「ユグドラシル同盟」と関係があった。出会った三人は、調査を進めるが…。生き生きとしたキャラクターたちと、ハードな戦闘シーン。彼女たちは無事、事件を解決することが出来るのでしょうか?
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