右中桂示

「貴女の住む世界は厄災に見舞われ10年後に滅亡します」 伝承管理機構と称する怪しげな組織、 その構成員らしき者、コデックスと名乗る本（？）から告げられた不吉な言葉。 そんな滅…

架空小説レビュー杯参加作品です。下記レビュー（架空）をもとにこのお話を書きました。 うまく架空を本物にできていたらいいなと思います。レイティングは念のため。 ◇◇◇ 元ツイー…

砂漠の国。その国にかつて在った“水の蜂”と呼ばれた種族。 水を生み出し、人々に水を与えていたというその存在は、およそ数百年前に滅びたとされていた。 そんな水の蜂の痕跡を追う三人…

「好きだ！　俺と夫婦（めおと）になってくれ！」 時は平安。訳あって鬼も住んでいる山奥で暮らす更科姫。ある日そこへやってきた鬼討伐の若武者。物の怪たちの力を借りてその若武者を投げ飛…

千年の栄華を誇る帝国で『餌』狩りの神官ルーシがたびたび足を運ぶ場所があった。 そこは禁書を専門に扱う異端の店で……。 ※小説家になろうにも掲載しています。

二年三組異世界委員会　〜紅と瑠璃とアルタテリカの異世界箱庭プロムナード〜 主人公は中学二年生の女子生徒二人組。 学校で一番の異世界小説、アニメ好きなオタク少女、神林紅。 学校で…

　ローバの充日をご存知？ 　このオシャレな題名。 　作者は、だあれ？ 　あの美しいオードリーヘップバーン？ 　それとも……。 　楽しいお話の数々は、とってもオススメ。 　最新話…

一つの出会いがなにかを変える、ちょっとした出会いのお話。 MACKさんのオリジナルイラストから、イメージが膨らんできたのでこっそり書かせていただきました。

前世の、それも異なる世界で生きた記憶を持つホッキョクセイの魔女。彼女は自身の使い魔となった黒猫に「ヒシャク」という名を授けた。 人々を幸せへと導き困難の海から掬っていく。 そんな…

　自動車教習所で知り会った自慢の彼。 　ふたりで今日は、初めてのドライブ。 　楽しいデートの帰り道。 　煽ってくるお下品なクルマのお兄様。 　失礼な発言許せません。 　私は、下品…

　多田ユウは高校一年の平凡な少年。目立つ事もなくほどよく周囲に馴染んでいて、これこそが幸福だと思っていたのだが、ある日現れた謎の生物ポイラッテとの契約により、魔法少女ならぬ魔法少…

【あらすじ】 　春の昼下がり。行くあての無い旅の途中でふと、ビルの奥へと続く通路に目が留まった僕は、誘われるよう足を踏み入れた。 　裏路地に抜ける道だろうかと思った先は、時から忘…

　子どもの頃からピアノを弾いてきた、それしかなかった北村怜は、いつからか自分の声を失くしていた。そんな彼が出会った入院中の少女は底抜けに明るく、怜はその出会いに救いを見出す。 　…

　彼氏が勝手に悪魔と契約してきた。 　最初に嗅覚が。嗅覚の次に視力が。視力の次に聴力。その次には声帯が。最後に触覚がなくなるのだという。そんな彼との静かな日々。 かなしさ……☆…

　恋の終着駅の見習い駅長の僕。 　皆さんの人生をより良いものにするため、３番出口に誘導する事が、お仕事。 　でも、なかなか上手くお仕事が、出来ません。 　ついに、指導員の先輩を…

文化も容姿も違う四民族が住まう多民族国家、エリストリア連合国。 二百年前に統合されたその国では、異民族同士の仲が悪く、政界は荒れていた。 何よりも力が物を言う赤髪赤瞳の民族、東…

　種としての寿命が近づきつつある人類。代わって出現したハイブリッドには、恋する気持ちを告白出来ないという欠点がありました。 　少子化問題が、解決するまでの物語。 　 　

漁に出たまま不在がちの父と病がちな母を持つジョバンニは、暮らしを支えるため、学校が終わると働きに出ていた。そんな彼にカムパネルラだけが優しかった。ある夜二人は、銀河鉄道に乗り幻想…

　寒がりの僕。 　新しく緑色のダウンジャケットを購入しました。 　とても軽いのですが、あまり暖かくありません。 　ダウンジャケットを暖かくするために、懐かしいスキー場へ出かけま…

　世界平和のために、人々を平等にするために作った才能分割機。 　しかし、平等になった世界は、困った事になりました。 　結局、僕が手に入れたものは……。

「賢いヒロイン」中編コンテスト参加作品 　ヴァルバレッタは長い耳がてろんと垂れた古代エルフ種であり、王室付きの召喚術師である。 　今宵も月齢の良い魔術施行日和、異界異国より救世…

春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のよ…

角川文庫『注文の多い料理店』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）

紛争。魔女の手引き。薬。紋章。 その手記に書かれた真実は――

　データ調査会社を単独経営する「私」の自慢の部下は、情報収集・分析に特化した非対話型ＡＩ――通称「ハニービー」。業務をこなしながら自己学習を繰り返すうちに、計八台のＡＩたちはそれ…

『今昔物語』を典拠に、真実の不確かさを巧みな構成で鮮やかに提示した傑作。角川文庫『藪の中・将軍』所収。※角川ソフィア文庫『芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編』に則り、歴史的仮…

楽団のお荷物のセロ弾き、ゴーシュ。彼のもとに夜ごと動物たちが訪れ、楽器を弾くように促す。鼠たちはゴーシュのセロで病気が治るという。角川文庫『セロひきのゴーシュ』所収。

魔女になりたい女の子と、魔女を書きたい男の子の、五年間の夏を巡る物語。 ◇◇◇ 別サイトにて、夏にまつわる五つのお題をもとに書いたお話です。 １：秘密基地 ２：打ち上げ花火…

二人で食べるごはんはもっと美味しかったな。 君と話しながら飲むワインは、あっという間になくなったのにね。

遥か遠い未来、緩やかな滅びの都市で造られた労働力としてのクローンに、アンデット病と呼ばれる異常行動が発生していた。 一度暴走したクローンは、機能を停止させ廃棄処分にするしかない。…

匿名短編コンテストシリーズのスピンオフ企画です。 皆さんから募集した最大20個のお題から、好きなものを好きな数選んで短編を執筆。使用したお題の数に応じて得点が優遇されます。 ター…

https://kakuyomu.jp/works/16817330654465109085 BANされた直後にKAC第七回お題「いいわけ」を見て「BANされたいいわけ」としてパ…

「何かあったら、いつでも連絡くださいね」 「何もないわよ、心配しないで」 「何か」が起きたのは、それから一年後のことだった。 他人になれないからこそ、生まれるひずみ。わけもなく…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 本日、飛空艇エキンは学園船の子供たちを迎えている。 やっぱり子供はうるさい……いや、賑やかだよな。お相手は相棒のタネルに任せた…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 飛空艇エキンに積んだ本の整理をしていた僕は、通路の片隅に落ちていた硬貨を見つけた。 お客さんの落し物だろうか？　それとも猫のア…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 飛空艇に積んだ本で食糧を買うため、僕らはあらゆる品が揃う巨大飛空艇トゥトクのグランドバザールを訪れた。 その逞しく働く人たちの…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 飛空艇エキンは膨大に書物を載せ、果てなき空の世界を旅し続ける。 そして今夜も船長たるオレは、ひとり静かに船を行く。招かざるモノ…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 遠い過去から受け継がれ、一方で日々生成される膨大な書物を積んだ飛空艇エキンの書棚整理は、副船長である僕の仕事。猫のアスランは、…

意味を重ねながら、わたしたちは無意味に戯れた。

中学三年生の手塚勇太は、小さいころ身体が弱かったせいで、幼稚園でいじめを受ける。 そんな勇太を不憫に思った母親が、気分転換にと、ある日勇太を猫カフェに連れて行き、そこで彼はレオ…

魔術学園に通うミリィは、成績不良で呼び出されては申開きもできず、涙するばかり。 そんなミリィだが、特別な使い魔と契約をして……。 ※こちらの作品KAC「ぬいぐるみ」で書いた『フ…

是非こちらと合わせてどうぞ。 https://kakuyomu.jp/works/16817330654376200502

冷蔵庫の中にあった、くみ子のプリンをたべてしまったジョイは言い訳を考える。

　若手の敏腕男子サラリーマン、藤木。彼の趣味はいわくつきの廃屋を探索し、化け物がいないということを『証明』する動画の制作と公表だった。 　仕事から帰り、藤木は次の動画に備えた準…

なんとなく吉原っぽい777字です。 KAC2023参加作品です。第7回お題「いいわけ」

青い彼と、青いわたし。

KAC2023への短編、お読みいただきありがとうございました！！ お読みいただきハートやお星さまを押してくださったり、コメントをいただけたり、とてもとても励みになりました！ …

世の中は、いいわけのシーンに溢れている。 谷口舞は、部下のココアに悩まされる毎日。 ココアはココアで、思うところがあるようだが？ お題の「いいわけ」がたくさんのショートストーリ…

人は過ちを犯しながらも生きていくものです。 たとえそれが、起こしてしまった相手が気づかないことだったとしても。

恋って自覚してからがつらいのかもね。